私は大阪市生まれで大阪府北部に住んでいます。1970大阪万博のメインテーマは「人類の進歩と調和」でしたが、米国館の「月の石」を見るための行列は「辛抱と長蛇」でした。
輪離れる」と「輪枯れる」と「分かれる」(3/15) から抜粋して引用
さて、大屋根の再利用についていくつか書きました。タイトルの「輪離れる 」と「輪枯れる」は大屋根の再利用の提案が「分かれる」ことからもじりました。最初はブログのタイトルを「大屋根の活用は「輪枯れる」でしたが、タイトルを代えました。
再利用の方針を決める際に有識者の意見を聞くべきだと考えています。3人の方の名前が浮かびました。
- 田中淳夫氏:森林ジャーナリスト、経歴は下記uRL
佐野真由子京都大学教授:「万博学」の提唱者
ウスビ サコ・万博協会副会長:京都精華大学前学長。建築学博士
元々は、大屋根は解体撤去の方針でした。再利用には「ヒト・モノ・カネ」がかかります。「構造材」としての再利用は強度測定が不可欠ですし、保管場所の確保にもカネが必要です。レガシーとして一部分を残すとしても、木造建築物の法定耐用年数は22年ですが、塩分を含んだ潮風に晒されています。また、長期間の保存では「耐火性能」も必要です。方針決定にあたっては、①理念、②コストと時間の見積もりが最低限、必要に思いました。
もちろん、大屋根の建設を請け負ったスーパーゼネコン3社にもヒアリングすることが必要です。
(関連ブログ)
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私は昨年9月と12月に、夢洲の対岸にあるCOSMOTOWER展望台から会場を撮影しました。大屋根を設計した藤本壮介氏は才能ある建築家として評価しています。
(関連ブログ)
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大屋根の長さが伸びて天井も貼られています。
(2023/12/5(火) 11:18)
そこに大阪府木材連合会(府木連)が、リングを木造にする案を陳情した。私が目にした当初の案は、直径0.8~1メートル、長さ12メートルの国産丸太を2200本立ててリングを支えるというものだった。木材は再利用できるからSDGsの精神に合致する、建築費は試算で約104億円と安くなる、国産材を使うことで林業振興に役立つ……などのメリットを挙げていた。