私は大阪市生まれで大阪府北部に住んでいます。1970大阪万博のメインテーマは「人類の進歩と調和」でしたが、米国館の「月の石」を見るための行列は「辛抱と長蛇」でした。

 

さて、大屋根の再利用についていくつか書きました。タイトルの「輪離れる 」と「輪枯れる」は大屋根の再利用の提案が「分かれる」ことからもじりました。最初はブログのタイトルを「大屋根の活用は「輪枯れる」でしたが、タイトルを代えました。

(関連ブログ)

大屋根の再利用は未定(3月11日

大屋根の活用は「輪離れる(わかれる)」② (3月14日)

 

私は昨年9月と12月に、夢洲の対岸にあるCOSMOTOWER展望台から会場を撮影しました。大屋根を設計した藤本壮介氏は才能ある建築家として評価しています。

(参考ブログ)

藤本壮介氏と大屋根(リング)① (11/21)  

失われた20年:(藤本壮介氏… ⑩の改題)(3/11)

 

大屋根の長さが伸びて天井も貼られています。

 

(11:30、追記)

上のブログでも紹介している森林ジャーナリストの田中淳夫氏の記事では、当初は104億円でした。柱はフィンランド産、梁は国産の集成材で、柱と梁の間には金属部品が使われています。

 

清水寺の舞台の「貫工法には金具は使いません。東大寺や薬師寺の柱は玉石の上です。伝統建築は建築基準法では「不適格」です。したがって、仮設建築物でも金具の使用は適切です。大屋根の3つの工区を担当した大林組、清水建設、竹中工務店の建築士、建設作業者は「令和の名工」だと考えています。私は東京ディズニーランドの入った場所にある大きな地球儀が好きです。建設費は当初の1.9倍の2,350億円、大屋根は約350億円、1°、5.6 mで1億円です。普通、建築士は設計に当たって、施主が捻出できる建設費総額を尋ねるものでしょう。空が見えるからといって「青天井」ではダメです。

 

(2023/12/5(火) 11:18)

そこに大阪府木材連合会(府木連)が、リングを木造にする案を陳情した。私が目にした当初の案は、直径0.8~1メートル、長さ12メートルの国産丸太を2200本立ててリングを支えるというものだった。木材は再利用できるからSDGsの精神に合致する、建築費は試算で約104億円と安くなる、国産材を使うことで林業振興に役立つ……などのメリットを挙げていた。