本日、口座をチェックしたら、含み損益が急激に下落、ほとんど暴落状態です。心当たりは....、大いにあります。来週になると思っていたのですが、予定よりちょっと早かったでしょうか。株式の含み損益は、本日の相場の状況もあって、ゼロを通り越してマイナス、今までのプラスが溶けてなくなりました。でも、別に売り買いしたわけではありません。暴落したわけでもありません。何もしていないのに(いや、何かしたといえば何かしたのですが....)急落です。
順を追って言うと、野村の手数料がべらぼうに高い、のがそもそもの原因です。野村の場合、支店口座とオンライン口座で手数料が違っています。オンラインの方が安いのですが、相続手続きの時、「野村の口座から野村の口座でないと相続できません」....、銀行とかは、振り込み費用がかかるとはいえ別の銀行に移せたのですけどね。あと、三菱モルガンは、口座を作らず手数料なしで銀行に移せました(もっとも、残骸のごとく1ドル(正確には1ドル未満)だけ残っていたので、例外かもしれないのですけど....。口座をゼロにしないと口座の廃止もできないそうです)。で、野村は当然のごとく支店口座の申込書だけ送ってきて、オンライン口座については何も言いませんでした。こういう場合、「オンライン口座だと、手数料がこれだけ安くなりますよ」とかそういう説明は一切なしです。
その野村の支店口座の手数料はというと、株式の場合20万円までで3000円をちょっと切る程度、消費税が加われば3000円を超えます。つまり1回の売買で最低3000円ほどかかるわけです。オンラインだと10万円までで152円、30万円までで330円なので、支店口座の10分の1程度です。価格表をざっと見た感じ、オンライン口座で売買代金の0.1%程度というところでしょうか(それでも、他のオンライン証券より高いですが)。それを元に計算すると、支店口座で1回3000円だと、買って売っての往復で最低6000円の計算、売買金額によってはそれ以上ということになります。10回の売買の往復で最低でも6万円、株価500円ほどの銘柄が1回買える額が手数料でとられてしまう計算になります。そこまでして手数料の高い口座を使う意味がどこにあるのか????
で、野村の担当者曰く
「手数料はオンライン証券より高いかもしれませんが、その分十分な情報を提供できます」
だそうです。どんな情報なんでしょうね。相手が成功しようが失敗しようが情報料は取れるので、適当な情報でも儲かるわけです。昔、とあるまじめなコンサルが「日本では情報はただだと思われているから、コンサルが育たない」といっていましたが、いい加減な情報でも儲かるようなことをしている企業の存在もその一因かもしれません。そのまじめなコンサルさんも成功報酬型コンサルはできないものかと言っていましたが、確かにある程度の成功報酬のようなファクターを入れないと、いつまでたっても信用されないのでは....。
そんなわけで、含み損たっぷりの株式(相続分)を野村から移管、結果としてこれまでの含み益が溶けたわけです。まぁ、野村の口座を含めた開設中の全口座を合算すれば、あまり大きく変わっていないわけで、他の口座に隠れていたマイナスが目に見えるようになっただけともいえます。うん、あまり見えてほしくないですね。
それにしても、いったいどれだけ高値つかみしていたのか。この間の株高でまだマシな状況だともいえるのですが、数ヶ月前だったら、卒倒するレベルです。ちなみに、この移管した銘柄の配当利率ですが、数ヶ月前の含み損てんこ盛り状態でも3%程度、株高の影響で値が上がった現段階で2%台と、そこまで高くないんですよね。
今後はすこし時間をかけて、複数の別銘柄に分散させて置き換えていく予定です。ただ、売りと買いのタイミングがズレそうなので、どうしたものか???
どうでもよいことですが、今回の移管を帳簿につけるときに計算が合わないと思ったら、日曜日に口座利子が70円ほどついていました。