ただ、どれを打ち込むかが大問題。使わないデータを打ち込んでも仕方がないし、混乱の元ですからね。あと、一応集計というか計算しやすいように、表計算のフォーマットを作るのも重要で、パターンが出来るまでにちょっと時間がかかりそうです。
当面の作業内容として
- データの大元の確認
- データ取得先の確定(基本的には大元だけど、英語だからなぁ)
- 収集データの特定(どの数字を打ち込むか)
- データシートの設計(どういう計算や加工をするか)
を考えていきます。1ヶ月くらいで仮確定したいところです。というか、雇用の後、物価とか別の項目が待っているので、そんな時間はかけられない....。
ということで、作業開始、雇用統計は、アメリカのいわゆる雇用統計、ADP雇用統計、失業保険の3つです。
ADP雇用統計
一応、英語の大元にも当たりましたが民間企業だからなのか、「ログインしろ」と出てきます(ログインしなくてもデータにアクセスする方法はあるかもしれませんが、面倒なのでとりあえず放置です)。二次データになりますが、日本語の「株式マーケットデータ(https://stock-marketdata.com/adp.html)」というサイトが使いやすそうです。他にもADPの結果を記載しているサイトはありますが、大抵は雇用の前年比しか掲載されていません。このサイトは
雇用(実数)
雇用(前月比)
賃金(前年同月比)
3つが入手可能で、データの解説も付いているので、データ源としてはよいかもしてません。いや、統計屋や調査屋と呼ばれる人種は、率だけ出されるとどうしても「実数はどうなっているんだ?」と思ってしまうんで、実数があるとなぜか安心してしまうんですよね。このサイトの運営スタッフには、エコノミストではなく統計屋が混じっているんでしょうか? ついでにいうと「転職者の賃金の伸び率」も出ていますが、いまいち使い方がわからないし、データが増えすぎても複雑になるだけなので、これは当面は利用しないことにします。
雇用統計
これが一番重要らしいです。これはアメリカ労働省のデータなのでアクセス可能ですが、英語である上にデータが膨大です。英語圏の人間でも使えるデータにたどり着くのが一苦労なのでは、と思います(まぁ、日本の統計でも慣れていないと使えるデータにたどり着くのが大変なので、それはどこの国も同じなのでしょうけど)。
アメリカ労働省統計局のページ(https://www.bls.gov/)に入って、上のプルダウンメニューのEconomic ReleasesからEMPLOYMENT & UNEMPLOYMENTを選ぶと、とりあえず入口まではたどり着きます。他に、なんかJOLTらしい統計もありました(そういえば、そういうのもありましたね。これも労働省の統計のようです)。
とにかくデータ量が多すぎです。しかも英語....。大元の数字を参照した方がよいので、とりあえずは日本語ページと照らし合わせながら、どの数字が何なのかを確認です。で、先ほど出てきた「株式マーケットデータ」のサイトや、他のデータソースでどのデータを見ているか確認すると
非農業部門雇用者数
失業率
平均時給
労働参加率
あたりでしょうか。日本語サイトでは、たとえば非農業部門雇用者数だと、実数、前月比、3ヶ月平均増減率、6ヶ月平均増減率あたりを見ていますが、労働省のデータを見ると、「どれがどれなんだ?」状態です。労働省の数字と日本語のサイトの数字を照らし合わせながら、労働省サイトにある資料のどの部分が何の数字なのかを調べていくことに。まぁ、実際には日本語サイトから数字を採ると思いますが、一応、大元を確認できるような態勢だけは整えておいた方がよいでしょう。何か週末で作業が終わらなさそう....。
失業保険
毎週発表される数字になります。これも、大元はアメリカ労働省ですが、部署が違うらしく上記のサイトではデータが見当たりません。同じ労働省でも、統計局ではなく雇用訓練局(略称がETA)が発表しているということで、統計局ではなく労働省本体のサイト(https://www.dol.gov/)からプルダウンメニューで雇用訓練局のページに入って、さらにそのページのプルダウンメニューのNEWSからETA News Releasesを選択すると、リリースされたニュースのPDFが新着順に出てきます。
UNEMPLOYMENT INSURANCE WEEKLY CLAIMS REPORT
というタイトルのニュースが多分それですが、毎週発表されるデータなので、このタイトルのリリースが山ほど出てきます。で、当然ながらPDFは全部英語で書かれています。これも日本語サイトの数字と照らし合わせながら訳して、データの特定です。新規と継続の伸び率(あと念のため実数)を収集すればよいでしょうか。
あとは、せっせと労働省の2つのサイトにあるデータを訳しながら、日本語サイトの数字と照らし合わせ作業です。