原理講論和訳研究96
「堕落論」の「第二節 堕落の動機と経路、(二)霊的堕落と肉的堕落」において、
「神は霊的部分と肉的部分をもって、人間を創造されたがゆえに、堕落においても霊肉両面の堕落が成立した。天使とエバとの血縁関係による堕落が霊的堕落であり、エバとアダムとの血縁関係による堕落が肉的堕落である。
では、天使と人間との間に、いかにして性的関係が成立するのであろうか。人間と霊的存在との間における感性は、いかなる点においても、実体的な存在の間における感性と、少しも異なるところがない。従って、人間と天使との性的堕落は事実上可能なのである。
なお我々は、次のような事実を通しても、前に述べた内容をより確実に理解することができる。すなわち、人間社会において、地上人間たちが、霊人たちとしばしば結婚生活をする例があるということ、そして、天使がヤコブと角力をして、そのもものつがいを外したという例と共に(創三二・25)、また、天使がアブラハムの家庭に現れて肉を食べたという事実(創一八・8)、また、ロトの家に訪ねてきた二人の天使が、彼の準備した「種いれぬパン」を食べただけでなく、その町の民たちが、天使たちを見て色情を起こし、ロトの家を取り囲んで、「今夜おまえの所に来た人々はどこにいるか。それをここに出しなさい。われわれは彼らを知るであろう」(創一九・1~5)と叫んだ事実などは、みなこれに属する例である。」
という訳文がある。この中の
「人間社会において、地上人間たちが、霊人たちとしばしば結婚生活をする例がある」
という文章を問題にする。
「しばしば」という副詞の位置がいけないと思う。原文を直訳すれば、
「人間社会において、地上人間たちが、霊人たちと結婚生活をする例がしばしばある」
となるからである。
「堕落論」の「第二節 堕落の動機と経路、(二)霊的堕落と肉的堕落」において、
「神は霊的部分と肉的部分をもって、人間を創造されたがゆえに、堕落においても霊肉両面の堕落が成立した。天使とエバとの血縁関係による堕落が霊的堕落であり、エバとアダムとの血縁関係による堕落が肉的堕落である。
では、天使と人間との間に、いかにして性的関係が成立するのであろうか。人間と霊的存在との間における感性は、いかなる点においても、実体的な存在の間における感性と、少しも異なるところがない。従って、人間と天使との性的堕落は事実上可能なのである。
なお我々は、次のような事実を通しても、前に述べた内容をより確実に理解することができる。すなわち、人間社会において、地上人間たちが、霊人たちとしばしば結婚生活をする例があるということ、そして、天使がヤコブと角力をして、そのもものつがいを外したという例と共に(創三二・25)、また、天使がアブラハムの家庭に現れて肉を食べたという事実(創一八・8)、また、ロトの家に訪ねてきた二人の天使が、彼の準備した「種いれぬパン」を食べただけでなく、その町の民たちが、天使たちを見て色情を起こし、ロトの家を取り囲んで、「今夜おまえの所に来た人々はどこにいるか。それをここに出しなさい。われわれは彼らを知るであろう」(創一九・1~5)と叫んだ事実などは、みなこれに属する例である。」
という訳文がある。この中の
「人間社会において、地上人間たちが、霊人たちとしばしば結婚生活をする例がある」
という文章を問題にする。
「しばしば」という副詞の位置がいけないと思う。原文を直訳すれば、
「人間社会において、地上人間たちが、霊人たちと結婚生活をする例がしばしばある」
となるからである。