今日はこの続き。

 

 

鬼怒川公園駅に着いてからを書いてみる。

 

 

ウワサには聞いていたが、鬼怒川は観光客激減で、ホテル業があちこちピンチらしい。
 
このコロナ禍だから、という訳でもなさそう。
 
というのも、新型コロナがまだ日本に登場しない2年前にこの鬼怒川に来た時も、同じ様子を目撃していた。
 
今回はもっと、そのピンチ具合をよーく見てみようと。
 
 

 
 
鬼怒川公園駅正面の国道121号線を南下する。
鬼怒川温泉駅方面に歩く。
 
 
先に、どう歩いたかをマップを貼っておく。
 
 
まず行ってみたのは、鬼怒川にかかる吊り橋
 
鬼怒川の吊り橋と言えば有名なのは、鬼怒盾岩大吊橋
 
だが、今回行った吊り橋はこれ↑では無く。
滝見橋」。
いやー
この橋何回渡っても怖い。
 
手すりも、橋を吊るワイヤーもサビだらけ
足板もボロい。
当然ギシギシ音が凄い。
しかも、手すりはワイヤーではなく鉄板リベット留めだ。
絶対捻り耐性弱いだろ。引きちぎれそう。
 
橋幅が狭いので、簡単に揺れる。
 
 
こら長男坊!
揺らすな〜
パパオは高所恐怖症なの。
 
いつか近いうちに崩落すると思う。
2度と渡らない。
 
 
と、いきなりキ◯タマ冷やしたところで、次のキン◯マ冷やすスポットへ。
 
 
この辺り国道のくせに、途中から歩道が無くなる。
ガードレールも無い。
なのに交通量は観光客のおクルマでそこそこ多く。子ども連れて歩くのはかなり注意が要る。
それもある意味タマ冷やす。
 
 
滝見橋近くに、早速アレな建物登場。
「星のや」と看板に書いてある。
 
もちろん閉館済。
ガラスが割れたのか、所々板をあてがっていた。
 
調べたらこの宿、名湯だった、らしい。
 
開業は大正14年!
今の姿はどう見ても昭和時代の建築なので、建物はこれまで何度か改築しているだろうが。
 
100年近く続いた名物旅館(?)も、こうしてあっけなく放置され、そして忘れ去られる。
 
実に無情な世界。
 
 
今回ダントツで不気味さMAXだったのがコレ。
 
「きぬ川館 本店」
 
閉館済どころか朽ち果てまくり。
フェンスに囲まれ物々しい。
茂ったツタやコケが、バイオハザード感。
 
これこれ。
これぞ廃墟!
オラすっごいワクワクしてきたゾ。
 
Wikipediaで調べる。
 
1942年創業、1999年廃業。
所有者不明により未だに解体できず。
猿など動物の侵入多く、不法投棄も相次いだと。
 
おぉ。
キケンが危なすぎ。
近寄っちゃダメです。
 
 
次行く。
 
途中のバス停留所。
時刻表見ると、1時間1本どころか1日数本
まぁ、この辺り巡るなら、タクシー利用だろうな。
 
でも、数本の定期便運行にどれだけ需要あるのだろうか?
地元のお年寄りが利用?
なら、無理に定期路線便にせず、旅館や地区間の乗合バスにした方が効率的では?
 
と、要らぬ想像してしまう。
 
 
今回歩いてみて、改めて分かった。
この121号線沿いは廃墟だらけだ。
電車からも見えてしまうので、初めてここに来た人は驚くとともに不安になること確実。
 
 
次はこれ。
 
「鬼怒川第一ホテル」
 
閉館中なのに寂れておらず、綺麗な玄関だ。
ぱっと見、営業中に見える。
 
1980年開業、2008年廃業。
 
何か、ちょっと掃除して綺麗にしたら、すぐ再開できそう
 
ただ、近隣がな・・・
隣も隣も、廃墟ホテルだらけじゃ、ね。
たとえここが再開しても、泊まろうとする気は起きない。
 
 
 
これも悲しさ満点。
看板も壊れ、内装はゴミだらけ。
もはや元が何だったのか分からない状態。
 
ただ、看板にかろうじて「ホ ル」の文字が。
ホタル じゃないよな。
ホテル だよなたぶん。
 
2階まで吹き抜け。
客室は3階から、7階くらいまである。
結構な大箱だったなと想像できる。
 
どうやら
「鬼怒川観光ホテル東館」
らしい。
 
もう、見た感じ、真昼間でも心霊が出そう。
この画像にも映っているか?
 
 
きっとここ、昭和時代は家族連れや、団体旅行様で相当賑わったんだろう。
大きな建物だから、中には大浴場はもとより、お土産屋、ゲームと卓球コーナー、宴会場にカラオケスナック?
1つの建屋内で全部完結させる百貨店方式。
良きも悪きも、大きなお金が動いたな。
 
という勝手な妄想が楽しい
 
 
 
しかし、「鬼怒川観光ホテル」?
昔よくラジオCMを聞いた記憶が。
潰れたのか?
 
と思って、調べたら。
 
鬼怒川観光ホテル自体は、大江戸温泉に買収されて、現在も営業中

 

 

 

 
今回見た廃墟は、東館。
経営合理化とかで、東館は切り捨てたのだろう。
たしかにそちらから見たら東方角だ。
 
 
ここで、先程のマップを再掲。
つまり、鬼怒川を挟んで東側が廃墟だらけということが分かった。
マップのとおり、鬼怒川の西側は、営業中のホテルが点在している。
 
鬼怒川の西側に泊まった人は、ベランダを出てみて鬼怒川を眺めると、
川の向こうに廃墟が並ぶ
という、渋〜い光景を目撃することになる。
 
昼はまだいいが、夜の真っ暗な廃墟は。
そしてそこに白い人影・・・?
 
おぉおお〜。
寒いぃ〜。
 
温泉地に来たのにいきなり冷えた。
 
 
今回は廃墟ツアー日記になってしまった。
なんでこんな風になったかね?
あぁ。鬼怒川ピンチ度合いを確かめようとしたからか。そりゃ、自分が悪い。
 
 
とても子育て日記には見えん。
次回は、鬼怒川での、楽しかった話とか、あったかい話を書こう。
 
 
マル