今更聞けないエフェクターの使い方 オーバードライブ編 | ウクレレとマンドリンと三線の講師による楽器初心者の為のブログ

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初めまして、東京都内で音楽講師をしている克樹です。
ギターに始まり三線やウクレレやマンドリンや二胡や三味線など弦楽器を一通り教えています。僕が実際に使用したりしている機材の話しや弾き方についてのお話しを書いています。

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クラファンを終えて一息ついた克樹です。

僭越ながら僕がプロデュース&マネジメントをしているRUNAがベーシックインカム受給をかけたクラウドファンディングを成功させました。

 

率直に端的に単刀直入に言うとガチめに疲れました、そして僕は人にお願いをするのが極端に苦手なんだと痛感した瞬間でもあります。

 

ちなみに僕は次男坊なんですけど子供の頃は親に遠慮なくものを言っていたのが嘘みたいです。

子供の頃と言えば僕は16歳からギターを始めたわけなんですが、正直ギターにそれほど興味がなかったので20歳を超えるまで正直エフェクターの使い方なんて1ミリもわかっていませんでした。何なら20歳でギターの先生に出会って「道具よりも技術だ!!」っていうTHE脳筋みたいな思考に陥ったので、結局その後もよく分かってなかったけどな!

 

当時は高校卒業間近に組んだバンドでヘルプで入ってくれたエモさんというギタリストが高校生の年齢からするとかなりの超絶で、彼に音量だけは負けじとアンプとエフェクターのgainをマックスにして結果音埋れ過ぎ問題でギタリストとしての存在すら危ぶまれたり

 

そもそもエフェクターなんて持ってなかった時にはアンプの使い方がよくわからずDragon Ashの百合の咲く場所でという曲をペチペチ音で弾き通すといった

黒歴史は一通り経験しております。

 

これを文化祭の大舞台でクリーントーンで弾ききるんだぜ?

当時の僕の猛勇を讃えたい

 

 

そんな人間でも今ではギター講師として教鞭を振るう事が

出来るって考えると人生って不思議ですね。

 

そんな僕の半生を振り返りつつ僕と同じ過ちを起こしてモテ街道を断絶される罪なき孤児を救うべく今回から各種エフェクターの説明をしていきたいと思います。

 

 

記念すべき第1回目はやっぱり

オーバードライブから始めたいと思います!

 

そして僕が持っているオーバードライブはこちら

 

BOSS(ボス)のSD-1です!巷ではギタリストの人生はボスに始まりボスに終わると言われています。

つまりはボスを制するものはエフェクターを制すると言っても

過言ではないはず、では早速各部の説明をしていきましょう。

因みにコンパクトエフェクターで持ってるオーバードライブってこれだけしかないってのはここだけの秘密です。

 

一応細部も見てみましょう

inputにギター側から繋いだシールドを挿します

outputからアンプや別のエフェクターに挿します

この丸いやつはネジで、回すと電池を交換出来ます

DC9Vアダプターに繋げば電池要らず

9V電池で駆動しています、実はアダプターと電池では音色に差があるとかないとか。

 

 そうしたらいよいよ各つまみの役割や使い方に

入りたいと思います!

 

各種つまみの説明

 

左のつまみから順に

Level …エフェクトのかかる音量

Tone…音の張りや硬さ

Drive…歪みの強さ

 

因みに他のフェクターではLevel→volumeって表記だったり

Drive→Gainって表記だったりします、概ね意味は同じです。

 

話しを戻します、意味だけきくと「何だそれだけか」となりますが

エフェクターの面白いところはアンプ同様にそれぞれのつまみのパラメーターが相互作用を起こすところだと思います。

 

例えばToneを上げると歪みのかかり具合が深くなります

つまり絞った状態ではGainの効きが緩やかになるという事

volumeを上げた際にToneを上げていると音色が

明るくキレが良く聞こえる印象になります

 

 

という感じでそれぞれに影響を及ぼすので、セッティングが無限大にあるのです。更にアンプやピックアップとの相性も関係してくるので

憧れのギタリストと全く同じセッティングなはずなのに全然違って聞こえるなんて事もよくあります。

 

おすすめセッティング

Drive…10時

Tone…12時

Level…踏んでも音量が変わらない程度

 

これはアンプの音色が歪んでいる場合更にワイルドで深い歪みになります、特にハードロックなんかには最適

 

Drive…15時

Tone…10時

Level…好きな音量

 

これはエフェクターで歪ませる時の音、Toneをあげすぎるとパリパリと厚みのない音になりやすいので10時を目安に調整してみて下さい

 

Drive…12時

Tone…14時

Level…踏んだ時に少し音が大きくなる程度

 

こちらはソロの時にブースターといって音量を上げる目的で使う時のセッティング。音が繋がりやすくなるので弾いてても気持ちの良い音色です!

 

音作りのポイント

・エフェクターをonにした時に極端に音量の差が出ないようにする

・歪ませすぎると音が引っ込んで聞こえるのでDrive(Gain)は上げすぎ禁物

 

どちらも高校生で初めてエフェクターを使ったときの失敗

あるあるですよね

 

Drive(Gain)は上げれば上げるほど左手のタッチだけで音が気持ちよくつながるので上手くなった錯覚を起こすのでついあげがちですが、実際は歪みが適度な深さである時の方がバンドで合わせた際も音が埋もれにくくはっきり聞こえてきます。

風呂場で歌うとリバーブがかかって気持ちよくなる現象と同じね

 

でもDrive(Gain)を上げないとソロがまともに聞こえないんだよね…とお悩みのあなたその解決方法はたった1つです。

 

ズバリ練習しましょう!

 

ここにきて脳筋みたいなアドバイスいらねえよ!

って感じですが、結局練習に勝る改善方法は無いのです。

これは僕の体験談であるとともに失敗談でもあります

 

さらに突っ込んで言えば音色の大半がギターを操る左手と右手のタッチで変化するので、そこが改善されると実はエフェクターが要らなかったなんてこともしばしば。

 

ということでどうしてもエフェクターの操作で改善されない部分は技術を疑ってみてはいかがでしょうか?

 

最後に

今回Bossのオーバードライブを例に解説をしましたが、実際は様々なメーカーから無数に出ています。中には見た事もないような単語で書かれたつまみがあって思わず腰が引けそうですが、今回の内容のような基本的な部分さえ押さえてしまえばあとは実際に触って試せば大抵自己解決する事が出来ます。

 

って事でエフェクター操作の参考にしてみてね!