今週はこのまま最後まで「鉄壁仕事忍」の二人に任せておきましょう(笑)。(8/3竜15回戦4-1) | カープがやっぱり好きなんよ

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どんなにボロクソに負けても、次の試合もやっぱり見てしまう。
18才までに広島で刷り込まれたカープ魂は、50を超えても東京で生き続けるのです。

3回表の竜の攻撃は実はここんところの森下クンの炎上パターンそのものだったんですよね。先頭の8番木下クンにボール2つ先行した後の最初のカウント球の甘いストレートをレフト前に痛打されて無死1塁。9番大野クンの犠打失敗を挟みますが、続く明治の後輩1番村松クンには初球の甘いストレートを狙われセンター前ヒットで1死1.3塁。更に2番福永クンにも初球カットボールを打たれセンター前に先制タイムリー。マダックスだってやれちゃう制球力の高さを誇る森下クンですのでストライク取るのなんざ朝飯前のテンポ感なのですが、逆に球を揃え過ぎて相手打線につかまる時は、それまでの好投が嘘のように不思議なくらい「あっという間に炎上しちゃう」こともある森下きゅんでござる。

 

このイニングはまさにそんな危険性を孕んだ流れだったように思います。次打者は鯉キラーの3番カリステさん、続いてセリーグ最多安打を突っ走る4番細川クン、更にはかつての「マツダスタジアムの鬼」(笑)で1打席目に強烈な打球(結果的にはショート矢野クンの超美技ダイビングキャッチでアウト)を放っていた中田翔クンと竜のクリンナップに続いていく場面。この回の冒頭のチャンスメイクから1点先制までの「短時間での瞬殺劇」の開幕を見るに、あぁこれはズルズルとビッグイニングになっちまう森下きゅん炎上のパターンかもしれんなと覚悟を決めた次の瞬間、またもや吸い込まれるように投じたど真ん中のストレートを振り抜いたカリステさんの打球は、強烈なセンター返しのライナー。あぁやられちまったなと誰もが思った打球でしたわな。

 

先に「例のブツ」を貼っておきます(笑)。

 

 

今日も出ました「鉄壁仕事忍」たちのビッグプレーでございます。白球が糸を引いて美しくセンター前に抜けていく筈の低いライナー性の打球に、菊池先輩が横っ飛びのダイニングキャッチでございます。まさに身体がそのまま真横になった状態で宙に浮かぶという、みんな大好きな菊池先輩の「あのダイビングキャッチ」が炸裂ですわ。更には伸ばしたグラブの先で白球を掴み取り、そのまま落下して緑の芝生に強烈に叩きつけられた菊池先輩はボールを持ち替えることもなくなんとそのままグラブトス。地面に這いつくばったまま、左手首を「絶対ムリじゃろな方向(笑)」にスナップを効かせる、信じられないグラブトスでございます。天才かよ。で、これまたドンピシャのタイミングで2塁ベースに駆け込んでくる愛弟子パンチ矢野クンがこの「愛のグラブトス」を掴みながら2塁ベースに足でタッチ。懸命に戻ろうとする2塁ランラーの村松クンもアウト!のダブルプレーが完成です。

 

仮にこの打球が抜けて「あっという間の2点目」になっていたら、恐らく続く細川クンに3点目のタイムリーを打たれ、更には中田翔クンによる「地元広島に凱旋じゃけぇ3ラン」まで飛び出して一挙6失点だった可能性が高かったかと思いますわ(まぁそんな訳はないのですけどね、笑)。でもそれくらいに大事な大事な場面を救ったエリア33、ならぬエリア94(33+61)のスーパープレーでした。まぁかなり大袈裟に書いてますが、それでもここが「この試合の全て」だったように思えてなりません。今日もあっぱれ「鉄壁仕事忍」たち。

 

もとい。

 

攻撃の方は、なかなかしんどい試合序盤。竜のマウンドにはマツダスタジアムというかズムスタではかなり「お久しぶり先発登板」の大野雄大クン。数多くいる小生の「敵チームながら好きな投手」の一人なのですが(笑)、テレビの解説を聞いているとなんと2014年以来ですから10年くらいマツダスタジアムでの勝利がなかったらしいですよね、なんとなくそんなイメージもありましたが。そもそも彼の投球スタイルが好きな小生ですが、実は「いつも鯉が勝たせてもらっていたから大野クンが好きだった」のかもしれませんけどね(笑)。

 

そんな大野クンももう35歳。それこそ野村祐輔と同世代ですわな。年齢とともに度重なる怪我にも苦しみましたのでもう「かつての豪速球投手」の面影はありませんが、それでもこの試合では140キロ後半のストレートを投げ込んできてましたよ。リハビリ治療でも色々と苦しんできたのでしょうからね。なんだか感慨深いものがございましたわ。で、初回から鯉打線にいい打球を打たれながらもピンチを併殺打で凌ぎながら4回までゼロに抑えていく大野クン。竜打線が1点先制してくれてましたので、勝利投手の権利をもったまま迎えた5回裏の攻撃でした。すんませんな、大野クンや。

 

また「あの二人」が躍動です。

 

この回先頭の5番坂倉クンが綺麗な流し打ちのレフト前ヒットで出塁して無死1塁。続く6番菊池先輩。送りバントのサインでもなく、菊池先輩の「お得意のポップ内野フライ」でもありませんぞ(笑)。死んでも打ち上げてなるもんかといわんばかりの「大根切り打法」(かなりの昭和的表現、笑)で、高目ストレートにバットを上から被せて叩きつけた打球が三遊間への高いゴロ。これが内野安打になってどこにも投げられないオールセーフの無死1.2塁でございますよ。この打球で「勝負あった」感もありましたかね。

 

更には打席に7番パンチ矢野。まだスタジアムのザワザワ感が場内に残っている中で無死1.2塁から初球をセフティバントでございます。これが小フライで3塁線の内側にポトリと落ちる。大野クンが懸命のチャージで捕球し、身体を切り返してからの一塁送球。これが低投となってファーストの名手中田翔クンが捕球できずに後逸、白球がライト線を転々と転がっていく間に2塁ランナー坂倉がホームに生還して同点。盛り上がりまくりのマツダスタジアム。3塁ベース上に菊池先輩、2塁ベース上にはガッツポーズをかましてベンチを鼓舞する大谷翔平、いや違った矢野雅哉でございます(笑)。

 

こうなったら打っちゃいますぞ(笑)。打席には鯉のスラッガー、得点圏打率も3割超える「シン・得点圏の鬼」である森下暢仁(笑)の登場でございます。無死2.3塁から大野クンの投じた2ボール2ストライクから5球目の高目ストレート、これを森下が強振します。彼のスイングからは、見るからに「思い」が溢れ出てましたよね。

 

ここで絶対に三振しない。

ここで絶対に打ち上げない。

 

高目の速球にバットを上から被せて強振したそのスイングは、まさに「野球センスの塊」みたいな打球でした。野手の諸先輩の皆様に「無死でたくさんランナーが塁上にいる時はこうやるんです」と言わんばかりの打撃術。チャンスメイクに菊池先輩が見せてくれた「絶対にゴロ打つぜのスイング!」の思いをそのまんま体現したようなバッティング。大きく跳ねたゴロはピッチャー大野クンの頭上を超え、前進守備の竜の二遊間を嘲笑うかのようにセンターへゆっくり転がっていきましたわな。3塁から、そして2塁から「あの二人」が揃って次々にホームベースを駆け抜けていく2点タイムリー。もう何も申すことはございません。あっぱれ二刀流。そしてあっぱれ「鉄壁仕事忍」たちよ!

 

もとい。

 

試合的には7回の4点目の「秋山先輩のお仕事」も大きかったですよね。で、このタイムリーを引き出したのも、この回の先頭打者だったパンチ矢野クンの右中間真っ二つのスリーベースヒット。岩嵜翔クンの低目の豪速球を完璧に捉えた打球でしたわな。今季既に5本目となる矢野クンのスリーベースはいつもスタジアムの温度を一気に2℃くらいあげてくれます。いやこのクソ暑い中ですから温度は上げんでもいいんですけどね(笑)。あっぱれです。

 

更には9回アップアップの栗林クンを救ったサード二俣クンの「リカバリーショット」もお見事でした。無死1塁から中田翔クンの強烈なサードゴロを後ろに弾いてしまった二俣クン(記録は強襲ヒット)でしたが、ファールグラウンドを3塁側ネットの近くまで転々と転がるボールに猛然とダッシュをかけ、掴んでそのまま振り向きざまに3塁カバーに入った矢野クンにストライク送球!一気に3塁を狙った暴走気味の1塁走者の細川クンを見事に3塁ベース上でタッチアウト!これも大きなプレーでした。無死2.3塁になるところが1死1塁で食い止めましたからね。で、栗林クンもめでたく30セーブ目。おめでとうございます。

 

もとい。

 

さて本日の竜の先発はNEO君です。これまた楽しみですな。3度は訪れるであろう「この二人」の対決を堪能させて頂きましょう。

 

根尾昂vs 小園海斗(24歳たち)

大阪桐蔭 vs 報徳学園の関西頂上対決でございます。

 

そして「あの二人」にも引き続き(笑)。

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