まぁ今日の試合は何といっても大瀬良大地クンですわな。前回の神宮での完投勝利の勢いそのままにというか、自信たっぷりにというか、虎打線の元気の無さも手伝って、初回から安心感たっぷりの７回５安打１失点の無四球ピッチング。特に３番糸井、４番福留、５番ロサリオの皆様にはおよそ「打撃」をさせてませんでしたもんね。手玉にとるとはこのことよ、という感じ。
ま、そのくせ板山クンに一発食らったり、糸山クンにはパカスカ打たれてましたが、ま、それも含めて、なんというか余裕のピッチングのように見えました。ま、外スライダー投げときゃバットに掠りもしないロサリオ殿に最後に敢えてストレートを投げて、十何打席ぶりにヒット打たせてあげたのだけは、さすがにアレでしたけど・・・ね（笑）。
投球のクライマックスは６回表、１点差の１死２塁で糸井、福留の場面でしたかね。まずは糸井クンをフルカウントから１４７キロストレートで押しこんでレフトフライで２死２塁。続く４番福留クン。１塁空いてたので、次のロサリオ様と勝負すればまぁ空振り三振で逃げられそうじゃな、鯉ファンの誰もが思ってたところ、なんと福留クンと真っ向勝負。
２ストライク２ボールに追い込んで勝負球、ま、さすがに外勝負かと思いきや、会澤クンが内側に構えてますよ、おいおい、間違っても逆転２ランなんかやめてくれや・・・と思いきや。
渾身の内角ストレート。
福留を見事に空振り三振！
いやぁ満員御礼快晴のズムスタ全体が、どっと沸いておりましたな。そういえば今年のキャッチフレーズは℃℃℃でしたかね（苦笑）。ま、でもここの福留クンとの勝負は、ベンチとアツの今の大瀬良クンに対する信頼度がモロに出てたところ、そして、その通りにやってのけたぜ、大地クン！って感じでしたかね。あっぱれでした。
ま、そもそも、先制点も大瀬良クンのバットでしたし（笑）。満塁からライトフェンス直撃のタイムリーツーベースを打った大瀬良クンですが、その小野クンのボールは
１５１キロのストレート。
・・・・でしたからね（笑）。ま、目を瞑ってイチニノサンで思い切りスイングしたところの真っ芯に当たったのでしょうけど（笑）、あわやライトスタンドに飛び込むグランドスラム弾になるところでした。ま、野球って、ほんとなんというか、不思議な、よくできたスポーツですよね、怪力外人が爪楊枝みたいなバットをパワーで振りまわしても内野フライにしかならないこともあれば、非力な投手でも、バットの真っ芯にあたっていい角度でスピンがかかった打球になると、それがスタンドまで飛んでいくんですわ・・・不思議な、よくできたスポーツです（笑）。
で、試合的には７回裏に大きく動いた訳なんですが。というか、ま、詰まるところはマテオさんのひとり相撲、
３者連続押し出し四球。
で、ジ・エンドとなった訳なんですけどね。ま、外見上は、ダメダメな虎投手陣がブチ壊したクソ試合、マテオさん何しよんですか・・・のように思えますし、鯉からしてみればタナボタ的に儲かった、勝ちを拾った試合のように映りますし、ま、実際にそういう要素も多々あるのですが、お花畑在住ファンの小生的には、鯉諸君の集中力の高さ、勝ちへの執着心が、まさに「呼び込んだ」連続押し出し四球のように見えたんですよね。
昨日もこのブログで書きましたが、昨日１４対１の大爆勝試合の８回裏、ほんとなら雑な攻撃になりがちな中、安部・野間・坂倉・コースケといった皆が皆、ファールで粘りに粘りまくり、石崎クンに１イニング４５球投げさせましたよね。高い集中力を見せてくれましたが、まさに今日の３連続押し出し四球は、あの集中力の延長線上にあった攻撃だったんじゃないかと思うんですよね。
マテオのボール、まぁ荒れてたのは事実なんですが、それでも低目へのスライダー、ワンバンになりそうでもベース板の上を通過したボールが多々あったんですわ。これを、悉くバットを止めて見送って、ボールにしたんですよ、安部も野間もアツも。言っちゃアレですが、例えば下水流クンや堂林あたりだったら（失礼、でも２人とも大好きなんですよ、小生）、確実に手を出して空振りしてたと思いますわ。押し出しなんかならずに簡単に終了してたかもしれません。そういう意味でも、この３つの押し出しは、タナボタじゃ慢心するなよ！という側面があるとともに、その「四球をもぎ取る集中力」は、自信を持って、これからも確り維持していって欲しいと思うのですわ。ま、お花畑的意見ですけどね（笑）。
で、ジャイさんも負けてくれまして、ジャイ虎ハマさんたちが星のつぶし合いもしてくれてる感じになってきましたので、一気に差を広げていきたいところですな。とはいえ、明日は雨模様、次週は鬼門のナゴドなので、まぁ確りと気を引き締めて参りましょうかね。
で、改めて、
新井復活の効果、恐るべし（笑）。
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