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☗息子と将棋☖

将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

昨夜、我が家では次男の発案で、「こども竜王戦」なるものが開催されました。

 

平たく言ってしまえば、ただの兄弟対局なのですが。

 

 

 

昨日私が帰宅すると、次男が段ボールの切れ端でせっせと何やら作っていました。

 

見てみると、「こども竜王戦」と書かれた看板です。

 

その他に、折り紙の裏側に「うすかわまんじゅう」と書かれた「おやつのメニュー表」も。

 

次男「今日は竜王戦やるんだあにっこり

 

とウキウキしてました。

 

 

将棋部屋も対局仕様に模様替えされていて、五寸盤や、振り駒を行う座布団もセットされていました。

 

次男「お父さんさ。対局が始まって30分経ったら一回中断してね。おやつの時間にするから」

 

「え、でも君たち早指しだから一局30分もかからないじゃん」

 

次男「ゆっくり指すから大丈夫」

 

本当かな。

 

 

 

で、次男作の看板やメニュー表などをセットして、いよいよ竜王戦を始めることとなりました。

 

まずは入場から。

(入場はJT杯を真似ました(笑))

 

部屋を暗くして、入場する本人たちが「デデンデンデン」と勇ましい曲を口ずさみ、厳かな雰囲気で部屋に入ってきました。

 

ウケる。

 

盤を挟み着席して、部屋の電気を点けた後、振り駒係を任された私は、座布団の上に駒を放りました。

 

振り駒の結果、長男の先手。

 

私からの「対局を始めてください」の合図で対局開始。

 

対局時計係も私。

 

 

 

そして、「やっぱり」というか何というか、序盤は案の定の早指し。

 

それぞれ持ち時間を1分程度使ったところで早くも中盤戦に差し掛かったので、対局開始から2分程度しか経っていないのにおやつタイムとなりました。

 

メニュー表から薄皮饅頭を選ぶ息子たち。(と言うか、薄皮饅頭一択)

 

忙しそうにお饅頭を食べ終えると、私から「ちゃんと手とお口拭きなさいよ」とウェットティッシュを渡され、手と口を拭きます。

 

「ゴミもちゃんと捨てなさい」

 

対局者自らゴミも捨てます(笑)

 

 

 

そして対局再開。

 

中盤戦に差し掛かり、一手一手はいくらかゆっくりになりました。

 

そして長男の手番になった時に、すかさず私から「はい、ここで中断。封じ手やります」と宣言。

 

静かに封じ手を記入する長男。

 

そこから5分間の休憩に入りました。

 

 

 

で、5分後。封じ手開封。

 

「封じ手は、▲3九金です」

 

対局再開。

 

程なくして、次男の猛攻に押しつぶされるように長男が投了しました。

長男君、ちょっと受けに回り過ぎかな。

 

 

 

続いて表彰式。

 

これまた次男自作の表彰状です。

 

枠の絵柄の鳥がアヒルみたいな顔をしていてかわいい(笑)

 

そして、私から授与したのですが、「頭書の成績」「しょうしょうのせいせき」になっていました。

なんて控えめな賞状なんだろう(笑)

 

 

ほんの十数分程度の対局の中で、おやつ食べたり封じ手したり、とても忙しい対局でしたが、次男は満足気でした。

 

竜王戦なので七番勝負までやるとのこと。

 

 

 

対局後、妻が「あの子たち。薄皮饅頭、私の分まで食べたむかっと怒っていました笑い泣き

昨日は久しぶりに長男と指しました。

 

「おう長男、いっちょ鍛えてやるから一局指そうぜ」

 

長男「は?鍛えてやる?逆だろ?お?」

 

「あ?」

 

長男「あ?」

 

とガラ悪く対局を始めたものの、私負けましたわ(回文)。

 

 

とは言え、長男玉を結構なところまで追い詰めて惜しかったんですよ。

 

・・・でも、長男、本気出してなかったのかな。玉を囲っていなかったし。

 

 

 

ところで最近、「将棋強くなりたいな」と、ホントに一瞬だけですが頭をよぎることがあります。

 

クラブ運営していると、私自身が指導できる立場にないことをもどかしく感じることもあり、「将棋勉強してみようかな」と思うこともあるんですね。

 

けれど、四十超えてから始めるとなるとやはり厳しい。

 

将棋指導員ってアマ三段からですよね。

初段だって無茶苦茶ハードル高いと感じるのに。

 

本腰入れて勉強してみようか、と考えたこともありますが、時間の確保が難しい。

 

日頃の生活の中で、自分だけの時間というのは結構貴重で、体感的には月に1回あるかどうかです。

 

それに、たまーに突発的に発生した自分だけの時間は、どうしてもボーっと過ごしたくなってしまうタイプなんですね(笑)

 

私自身が強くなるための将棋勉強時間は、たぶん作ろうと思えば作れるのですが、がんばって時間作って、勉強もがんばろう、という気迫があるわけでもなく。

 

端的に言ってしまうと、将棋に限らず、どこかで「今更自分自身のスキルアップなんて」と思っているところがあるんですよね。

 

林先生の「今でしょ」が聞こえてきそうですが、息子たちが私を相手にしてくれなくなって時間が出来たら将棋の勉強をしてみようかとも思っています。

 

もはやそれは老後の楽しみですね(笑)

金曜の夜から日曜日まで、家族で私の実家に帰省しました。

 

息子たちは、従兄のお兄ちゃんに遊んでいただき大喜び。

 

お兄ちゃんは高校1年生。

すごく優しくて面倒見がよく、素直でめちゃくちゃ良い子で、帰りは別れたくない息子たちが悲しんでしまい大変でした。

 

 

そして、お兄ちゃんは小学生の頃将棋を指していたので、息子たちの将棋のお相手もしてくれました。

 

「将棋、すごい久しぶり」と言いながら駒を並べ、まずは次男と対局。

 

そして次男を難なく退けました。さすが👏

 

 

次に長男と対局。

 

こちらはかなりの熱戦で、終盤に差し掛かったあたりで次男に形勢を聞きましたが、「これどっちだろ?わからない」と、形勢判断が難しいくらいの局面だったようです。

 

それにしても、長男はしっかりと長考するようになりましたね。

すごく真剣な表情です。

 

そして最終盤。お兄ちゃんは猛攻を仕掛けましたが長男は攻めを辛うじて凌ぎ切り、反撃が決まってなんとか僅差で勝つことが出来ました。

 

ホッと胸をなでおろす長男。

 

お兄ちゃんは「ありがとうございました」の挨拶の後、「うわあ!負けたあ!えーん」と傍で見ていた私に泣きついてきたので、「おうおう。〇〇君はよくがんばったよおえーん」と肩を寄せ合い励ましてあげました(笑)

 

いや、でも、何年もブランクがあるのに、本当に見事な将棋でしたよ。

 

 

その他には、イワシの群れを見たり・・・


 

 

ミニトマト狩りをしたり・・・

長男はミニトマトが大好きなのです。

 

 

サスペンスドラマに出てきそうな海岸に行ったり・・・



たっぷり楽しんできました!

昨日、息子たちは翔風館ジュニア将棋大会に出場しました。

 

長男はA級(3級~6級)に。

次男はB級(7級~10級)に。

 

結果は二人とも2勝2敗。

 

今の棋力だったら「ひょっとしたら入賞も」と期待はしましたが、可もなく不可もなくな結果に終わりました。

 

 

それから、私的にすごく嬉しかったのは、やはりクラブメンバーさん達のご活躍です!

 

みんな、テーブルマークこども大会等での経験を通して次第に頼もしくなってきていると感じます。

 

私の顔を見ると、いつもしっかりご挨拶してくれるメンバーさんや、他の教室の子とも仲良くしているメンバーさんも。

 

それぞれ将棋に馴染みつつありますね。とても嬉しいです。

 

そして、感動してしまったのがC級(11級以下の部)でクラブメンバーさんが入賞されたこと🏆

 

無敗同士の優勝決定戦で惜しくも敗れてしまいましたが、将棋大会で初めての入賞を果たすことができました!

 

おめでとう🎉

 

その子はクラブ発足した頃に将棋を覚え、まだ将棋歴半年足らずですが、ぐんぐん上手になっています。

おっとりした性格ですが、攻撃的なかっこいい将棋を指します。

 

しかも息子たちと同じ学校で長男と同じ学年。

長男とクラスは違うので普段はあまりお話をしないようですが、これから将棋を通して益々仲良くなってくれることでしょう。

 

 

それから、中々思うように勝てなくて、大会後に沈んだ様子の子も。

 

本当にそうなんですけど、「まだまだこれから」なんです。

序盤の駒組だけでもしっかりしてくれば、急に将棋が変わると思うから、私なりにエールを送りながら見守りたいと思います。

 

 

ところで、10級以下でも勝負できる大会ってけっこう限られるので、幅広いカテゴリの大会を開催してくださる翔風館さんにはいつも感謝です。

 

また、大会に参加された皆様、ご引率の保護者様も大変お疲れ様でした。

 

 

 

そういえば、いま、クラブはすごい勢いでメンバーが増えているんですよ。

次回見学者さんが入会された場合、総会員数が30人を超える目算となっています。

 

最近、地元の新聞にクラブ活動の記事が掲載されたことと、それからやはり藤井聡太八冠のご活躍の影響でしょうか。

 

普及にブレーキはかけたくないので、「メンバー募集を一旦締切」は最終手段にしたいと思っています。

 

午前午後の2部制とか、何か方法を考えないといけませんね。

昨日の将棋時間で、長男はうんうん考えながら詰将棋を作っていました。


自作詰将棋の1問目はこちら。


7手詰めです。
これは易しめで、私も解くことができました。


自作詰将棋の2問目はこちら。

これも7手詰め。

長男「実戦詰将棋だから、駒あまりもあるよ。3手目がミソ。それに4四の歩がポイントでもあるんだにっこり

とのこと。

こちらは、私も次男も解けませんでした💦

あとでこっそりぴよ将棋で並べてみたら、確かにしっかり7手詰めでしたね。

思ったよりちゃんとした詰将棋で驚きました。