昨夜、我が家では次男の発案で、「こども竜王戦」なるものが開催されました。
平たく言ってしまえば、ただの兄弟対局なのですが。
昨日私が帰宅すると、次男が段ボールの切れ端でせっせと何やら作っていました。
見てみると、「こども竜王戦」と書かれた看板です。
その他に、折り紙の裏側に「うすかわまんじゅう」と書かれた「おやつのメニュー表」も。
次男「今日は竜王戦やるんだあ」
とウキウキしてました。
将棋部屋も対局仕様に模様替えされていて、五寸盤や、振り駒を行う座布団もセットされていました。
次男「お父さんさ。対局が始まって30分経ったら一回中断してね。おやつの時間にするから」
私「え、でも君たち早指しだから一局30分もかからないじゃん」
次男「ゆっくり指すから大丈夫」
本当かな。
で、次男作の看板やメニュー表などをセットして、いよいよ竜王戦を始めることとなりました。
まずは入場から。
(入場はJT杯を真似ました(笑))
部屋を暗くして、入場する本人たちが「デデンデンデン」と勇ましい曲を口ずさみ、厳かな雰囲気で部屋に入ってきました。
ウケる。
盤を挟み着席して、部屋の電気を点けた後、振り駒係を任された私は、座布団の上に駒を放りました。
振り駒の結果、長男の先手。
私からの「対局を始めてください」の合図で対局開始。
対局時計係も私。
そして、「やっぱり」というか何というか、序盤は案の定の早指し。
それぞれ持ち時間を1分程度使ったところで早くも中盤戦に差し掛かったので、対局開始から2分程度しか経っていないのにおやつタイムとなりました。
メニュー表から薄皮饅頭を選ぶ息子たち。(と言うか、薄皮饅頭一択)
忙しそうにお饅頭を食べ終えると、私から「ちゃんと手とお口拭きなさいよ」とウェットティッシュを渡され、手と口を拭きます。
私「ゴミもちゃんと捨てなさい」
対局者自らゴミも捨てます(笑)
そして対局再開。
中盤戦に差し掛かり、一手一手はいくらかゆっくりになりました。
そして長男の手番になった時に、すかさず私から「はい、ここで中断。封じ手やります」と宣言。
静かに封じ手を記入する長男。
そこから5分間の休憩に入りました。
で、5分後。封じ手開封。
私「封じ手は、▲3九金です」
対局再開。
程なくして、次男の猛攻に押しつぶされるように長男が投了しました。
長男君、ちょっと受けに回り過ぎかな。
続いて表彰式。
これまた次男自作の表彰状です。
枠の絵柄の鳥がアヒルみたいな顔をしていてかわいい(笑)
そして、私から授与したのですが、「頭書の成績」が「しょうしょうのせいせき」になっていました。
なんて控えめな賞状なんだろう(笑)
ほんの十数分程度の対局の中で、おやつ食べたり封じ手したり、とても忙しい対局でしたが、次男は満足気でした。
竜王戦なので七番勝負までやるとのこと。
対局後、妻が「あの子たち。薄皮饅頭、私の分まで食べた」と怒っていました