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【菊花賞】栗東レポート~オルフェーヴル

23日(日)京都競馬場で行われる菊花賞(GI)に出走を予定するオルフェーヴル(牡3 栗東・池江泰寿)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●オルフェーヴルについて池江泰寿調教師

「追い切りは池添騎手が騎乗して、坂路で2頭併せ。動きは良かったです。前走も八分くらい仕上がっていましたが、それと比べても同様かそれ以上の仕上がりだと思います。ラスト1ハロンはいい切れを見せていました。

前走は成長分と少しの余裕で、プラス16キロの馬体重でした。こちらが思った以上に強い内容で、好位で折り合いをつけて流れに乗れたのは大きな収穫です。今回は京都の3000m、特にこの馬のような幼くて激しい気性の馬は特に乗り難しいコースだと思います。そのあたりが課題だと思いますね。デビュー戦に比べれば大人になったと思いますが、まだまだやんちゃで荒削り。それでも、そこがこの馬の魅力だと思っています。

父のステイゴールドは、菊花賞で残念な結果に終わりました。でも母の父のメジロマックイーンは菊花賞馬。(父の厩舎で育った)その血を受け継いでいますから、思い入れは余計に強くなりますよね。

なかなか(三冠挑戦という)経験はできませんから、本当に感謝しています。多くのファンが望むことは理解していますし、その期待に何とか応えたいです。菊花賞までしっかりと、天命を信じて人事を尽くすだけだと思っています」

●オルフェーヴルについて池添謙一騎手

「併せ馬はいつもと同じで、先週しっかり追っていますが、お釣りを残さないように今週もしっかりやるようにとの指示でした。折り合いもついていましたし、終いの反応も良かったです。前回は休み明けで多少余裕残しに感じましたが、一度使って今回は中身も良くなっているように思います。

前走は、本番が3000mということで折り合いやリズムを考えていました。何とか我慢してくれていましたし、直線も反応がよかったですからね。トライアルとしては良かったのではないでしょうか。春の時点はまだトモに緩さがありましたが、順調に夏を越して逞しくなってきました。

この馬はとにかく折り合いが一番。今回は3000mで、3コーナーの坂の下りも2回ありますし、正面スタンドも通過します。その辺がポイントになると思います。

春は2冠を取らせてもらって、三冠に挑めるのは騎手として嬉しく思います。その中に責任もプレッシャーも感じます。簡単には三冠は取れないでしょうが、この馬なら取れるし取らなければいけないと思います。ぜひ競馬場に足を運んでもらって、オルフェーヴルを応援していただきたいです」

【富士S】栗東レポート~エイシンアポロン

22日(土)東京競馬場で行われる富士ステークス(GIII)に出走を予定するエイシンアポロン(牡4 栗東・松永昌博)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●エイシンアポロンについて松永昌博調教師

「休み明けの前走は力のあるところを見せてくれました。あれだけの長期休養明けで接戦を演じましたからね。

叩いた上積みも当然あるかとは思いますが、何しろ長期の休養明けの2走目ですからポカがなければいいですね。今朝の追い切りの動きも良かったです。

今回はマイル戦となりますが、むしろこの距離の方がいいのではないかと思います。期待は大きいです」

【富士S】栗東レポート~ゴールスキー

22日(土)東京競馬場で行われる富士ステークス(GIII)に出走を予定するゴールスキー(牡4 栗東・池江泰寿)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●ゴールスキーについて池江泰寿調教師

「右回りで外に膨れる面がある馬ですが、前走は苦しかったのか内にモタれていました。なかなか内が開きませんでしたが、僅かな隙を突いて勝ってくれました。

一度叩いて苦しさはなくなっていると思いますし、左回りは右回りに比べて断然いいですから、そのあたりに期待したいです。追い切りはテンから飛ばしたぶん終いのラップはかかりましたが、一度使って状態は上向いています。

ここを勝たないとマイルCSに出走できないので、何とか勝ってマイルCSに行きたいですね」

【菊花賞】美浦レポート~フェイトフルウォー

 23日(日)に菊花賞で行われる第72回菊花賞(GI・芝3000m)に出走予定のフェイトフルウォー(牡3歳、美浦・伊藤伸一厩舎)について、追い切り後共同会見でのコメントは以下の通り。

●フェイトフルウォーについて伊藤伸一調教師
「最終追い切りまで思った通りに来られましたし、満足しています。

 セントライト記念は装鞍所で馬が凄く良く見えて、今日はやってくれるんじゃないかな、という感じは持っていたんです。柴田善臣騎手もテン乗りでしたが上手く乗ってくれました。

 夏から劇的に成長したというわけではないのですが、春先は皐月賞、ダービーと一番大事なところで、当時は大丈夫と思っていましたが、疲れもたまっていたのかもしれません。

 夏場は山元トレセンでリフレッシュさせました。正直もう少し、体重が増えて、一回り大きくなってくれたらな、という思いはありましたが、放牧に出したことで元に戻ったかな、という感じですね。

 (初めての輸送ですが)輸送があまり良くない馬なので、正直不安はありますが、避けては通れないですし、考えてもしょうがないですね。今年は三冠馬が出るか、ということで注目されていますけど、この馬も含めて3000mはみんな初めてなので、どこかにチャンスはあると思っています。

 オルフェーヴルと同じ血統(ステイゴールド産駒で母の父がメジロマックイーン)ですし、3000mでもこなしてくれるのではないでしょうか。同じGIでも、クラシックレースに出られるのは一生に一度だけですし、精一杯走ってきてもらいたいなと思います」

【富士S】美浦レポート~マイネルラクリマ

 22日(土)に東京競馬場で行われる第14回富士ステークス(GIII・芝1600m)に出走予定のマイネルラクリマ(牡3歳、美浦・上原博之厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●マイネルラクリマについて上原博之調教師
「オールカマー(6着)は初めての古馬との対決で、しかも休み明けでしたからね。ジョッキーもこの次は菊花賞に行くか、富士ステークスに行くかということで折り合いを重視したレース運びをしていましたし、そういう意味ではこの馬の全能力を発揮できたレースではなかったのですが、次につながるレースだったと思います。

 一度使って馬もかなり良くなっていますし、それを維持するような形で、今週までメニューを立ててやってきました。先週の段階でこの馬としては結構強い調教をやって、そこで馬の状態もいいと思えたので、今週は馬なりで直線気持ちよく走らせて、という指示でやりました。動きも良かったですね。

 東京の1600mは向いていますし、馬も一度使ったことで良くなっていますから、楽しみですね。ここでいい所を見せてもらって、さらに飛躍して欲しいと思っています」

【富士S】美浦レポート~アプリコットフィズ

 22日(土)に東京競馬場で行われる第14回富士ステークス(GIII・芝1600m)に出走予定のアプリコットフィズ(牝4歳、美浦・小島太厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●アプリコットフィズについて小島太調教師
「京成杯オータムハンデ(2着)は負けて悔しい思いをしましたが、春シーズンは惨敗ばかりでしたから、成長が伺えるレースでした。外枠の(大外14番枠)不利もあった中での2着ですから、内容としては何ら悲観していません。

 8月のクイーンステークスから始動しましたが、その時も馬体が素晴らしく立派になっていたので、これなら行けるかな、と思っていました。最後は止まってしまいましたが、内容がとても良かったですし、一度使った前走はかなり自信を持っていました。

 (京成杯がマイナス12キロでの出走でしたが)その前のクイーンステークスが太すぎたんですね。社台ファームでずっと調教していたのですが、間隔が開いていた分と、飼い葉もよく食べていたので、想像以上に大きくなっていました。ですから、12キロ減ったと言っても、前回ぐらいでこの馬にはベストな馬体重でした。

 前走の後はそんなに疲れもなく、飼い食いもすぐに良くなりました。いつもなら山元トレセンに一旦出すところですが、回復も早かったので、厩舎にずっと置いて調整してきました。今回は大事に大事に、ではなくて、あまり加減せずにビシッと調教をこなしてきました。

 今朝は気持ちが落ち着いていましたし、気負いも無かったのでスイッチが入らないように、仕掛けずに馬の気の向くままに走らせて、という指示でした。ゆったりと走れていましたし、今までの中では一番いい雰囲気だったと思います。

 条件的には揃っていますし、あとは気負わずにレースで走って、彼女の力を出し切ってくれればはいいですね。位置取りや展開がどうかよりも、落ち着いて走れるかどうかが一番大事だと思います。

 春先は人気を裏切ってばかりで、ファンの方々をがっかりさせてしまいましたが、今回は彼女のいい走りを見せられると思います。ぜひ応援してあげてください」

エーシンフォワード、シルポート香港マイルに追加登録

12月11日(日)にシャティン競馬場(香港)で施行されるキャセイパシフィック香港国際競走・香港マイル(GI)に、日本馬エーシンフォワードとシルポート2頭の予備登録が追加された。

JRAが2012年度の開催日割および重賞競走の日程を発表

 JRAは、2012年度の開催日割および重賞競走の日程を発表した。主な変更点は以下の通り。なお、2012年度開催日割については、今後、日本中央競馬会法に定める事業計画の農林水産大臣認可の手続きを経た後に確定する。

●開催日割について
(1)中京競馬場のリニューアルオープンについて
 中京競馬場は来年3月3日(土)にリニューアルオープンし、以下の期間において開催される。

第1回中京競馬(春季競馬)  3月 3日(土)~ 3月25日(日)(8日間)
第2回中京競馬(夏季競馬)  6月30日(土)~ 7月22日(日)(8日間)
第3回中京競馬(秋季競馬) 12月 1日(土)~12月16日(日)(6日間)

 なお、第2回中京競馬を、従来の5~6月から6~7月に移設することに伴い、関西地区の開催を以下のとおり変更する。
★従来の第3回京都競馬の第1~8日及び第2回中京競馬の第1~4日を第3回京都競馬(12日間)とする。
★従来の第2回中京競馬の第5~8日及び第3回阪神競馬の第1~4日を第3回阪神競馬(8日間)とする。
★従来の第3回阪神競馬の第5~8日及び第2回小倉競馬の第1~4日を第2回中京競馬(8日間)とする。
★従来の第2回小倉競馬の第5~8日及び第3回小倉競馬の第1~8日を第2回小倉競馬(12日間)とする。

(2)夏季競馬の開始時期の繰り上げについて
 夏季競馬を平年より2週繰り上げ、東京優駿(日本ダービー)施行週の翌週から2歳馬競走を編成する。夏季競馬は第3回東京競馬および第3回阪神競馬からとなる。また、北海道開催についても、従来から1週繰り上げる。

〈夏季競馬開始時期の変更に伴う関東地区の開催変更〉
★第2回東京競馬(8日間)及び第3回東京競馬(前4日)を第2回東京競馬(12日間)〈春季競馬〉とする。
★第3回東京競馬(後4日)を第3回東京競馬(4日間)〈夏季競馬〉とする。

(3)年初の開催および祝日の利用について
 年初は、1月5日(木)に中山・京都競馬を開催する。また、1月9日(祝・月)に中山・京都競馬を開催し、第1節は1月5日(木)の1日、第2節は1月8日(日)および1月9日(祝・月)の2日開催となる(※1月7日の土曜日の開催はなし)。このほか、9月17日(祝・月)、10月8日(祝・月)および12月24日(休・月)の祝日・振替休日を利用して開催する。

(4)開催日数について
 2012年度の競馬場毎の開催日数については、以下のとおり。

・札幌競馬2開催14日 ・中山競馬5開催41日
・函館競馬2開催12日 ・中京競馬3開催22日
・福島競馬3開催22日 ・京都競馬5開催44日
・新潟競馬4開催28日 ・阪神競馬5開催42日
・東京競馬5開催41日 ・小倉競馬2開催22日

●重賞競走について
○2歳牝馬重賞競走の新設について
 第5回東京競馬第1日に、阪神ジュベナイズフィリーズの関東地区での前哨戦となる競走としてアルテミスステークス(新設重賞)[1,600m芝]を新設する。これに伴い、KBS京都賞ファンタジーステークスの施行日を変更する。

○中京競馬場の重賞競走について
 夏季競馬におけるマイル路線を整備する観点から、従来春季競馬で施行していた中京記念を1600mの距離に変更し、夏季競馬として施行する。また、その他の重賞競走についても一部距離や施行日等を変更する。さらに、これに伴い阪神競馬の一部重賞競走についても施行日、施行距離および施行条件を変更する。

○開催日割の変更に伴う施行日・施行条件の変更について
 夏季競馬の開催時期の変更に伴うローテーション整備の観点から、一部重賞競走の施行日および施行条件を変更する。

○祝日利用の拡大に伴う施行日の変更について
 祝日利用拡大に伴い、以下の重賞競走を祝日・振替休日において施行する。

 9月17日(祝・月) セントライト記念(GII)
10月 8日(祝・月) 農林水産省賞典京都大賞典(GII)
12月24日(休・月) 阪神カップ(GII)
(※有馬記念は23日に行われ、翌日の24日が2012年の開催最終日となる)

○その他重賞競走の施行日・施行場の変更について
 読売マイラーズカップの施行日および施行場を変更するほか、一部重賞競走の施行日および施行場を変更する。

○競走距離の変更について
 東京競馬場の障害重賞競走の競走距離を変更する。
東京ジャンプステークス 3300m(芝) → 3110m(芝)
東京ハイジャンプ 3300m(芝) → 3110m(芝)

トランセンドの馬主が賞金の一部を寄附

 10日に東京競馬場で行われた第24回マイルチャンピオンシップ南部杯に優勝したトランセンドの馬主である前田幸治氏が、レースの優勝賞金の一部を寄附することをJRAが発表した。詳細は以下の通り。

●寄附金の届け先
(1)義援金(岩手県内の被災者へ) 250万円
(2)岩手県が行う東日本大震災からの復旧・復興事業へ 250万円
(3)津波・震災遺児への「いわて学び希望基金」 500万円

前田幸治氏のコメント
「岩手県競馬復興支援として東京競馬場で開催されました南部杯にて、トランセンドに温かなご声援を賜り誠に有難うございました。この度、岩手県の復興を願いまして、1000万円を寄附させていただく事といたしました。今もなお震災や津波の影響に、多くの方が苦しんでおられる事とは存じますが、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げております。」

岩手県競馬組合及び岩手県への支援金拠出について

 JRAは、10日(祝・月)の東京競馬開催による支援金の拠出先及び拠出金額を以下のように決定した。

●拠出先及び拠出額
(1) 岩手県競馬組合 3億5147万810円
(第24回マイルチャンピオンシップ南部杯の売上げの5%相当額)
(2) 岩手県 5億円