【富士S】美浦レポート~アプリコットフィズ | 勝てる競馬予想には情報とニュースが不可欠

【富士S】美浦レポート~アプリコットフィズ

 22日(土)に東京競馬場で行われる第14回富士ステークス(GIII・芝1600m)に出走予定のアプリコットフィズ(牝4歳、美浦・小島太厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●アプリコットフィズについて小島太調教師
「京成杯オータムハンデ(2着)は負けて悔しい思いをしましたが、春シーズンは惨敗ばかりでしたから、成長が伺えるレースでした。外枠の(大外14番枠)不利もあった中での2着ですから、内容としては何ら悲観していません。

 8月のクイーンステークスから始動しましたが、その時も馬体が素晴らしく立派になっていたので、これなら行けるかな、と思っていました。最後は止まってしまいましたが、内容がとても良かったですし、一度使った前走はかなり自信を持っていました。

 (京成杯がマイナス12キロでの出走でしたが)その前のクイーンステークスが太すぎたんですね。社台ファームでずっと調教していたのですが、間隔が開いていた分と、飼い葉もよく食べていたので、想像以上に大きくなっていました。ですから、12キロ減ったと言っても、前回ぐらいでこの馬にはベストな馬体重でした。

 前走の後はそんなに疲れもなく、飼い食いもすぐに良くなりました。いつもなら山元トレセンに一旦出すところですが、回復も早かったので、厩舎にずっと置いて調整してきました。今回は大事に大事に、ではなくて、あまり加減せずにビシッと調教をこなしてきました。

 今朝は気持ちが落ち着いていましたし、気負いも無かったのでスイッチが入らないように、仕掛けずに馬の気の向くままに走らせて、という指示でした。ゆったりと走れていましたし、今までの中では一番いい雰囲気だったと思います。

 条件的には揃っていますし、あとは気負わずにレースで走って、彼女の力を出し切ってくれればはいいですね。位置取りや展開がどうかよりも、落ち着いて走れるかどうかが一番大事だと思います。

 春先は人気を裏切ってばかりで、ファンの方々をがっかりさせてしまいましたが、今回は彼女のいい走りを見せられると思います。ぜひ応援してあげてください」