ベランダ菜園 2012 キュウリ編~はにはんてん! | 家庭菜園を応援する農業おやじのブログ~家庭菜園・園芸用野菜の種のことなら市川種苗店

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キュウリの 「葉」に「斑点」!

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ピーマンに続き失敗談?全てが順調ではないのです。
定植直後から気にはなっていたのですが、そのときは針の先ほどの白い点々でしたから、それほど気にしていませんでした。
また、タキイの接木キュウリ苗を取扱っているのですが、本葉三枚ぐらいの苗でこのような斑点をよく見かけます。

その時のタキイの話によると、
①「夏すずみ」より「シャキットが品種的に発生しやすいとのこと。 
②多分、低温?による生理障害のであろうこと。
③成長すれば発生は止まる。もしくは収穫に全く影響ないとのこと。 でした。
実際、販売し、栽培していく上で全く問題はありませんでした。しかし、この斑点がそのときの症状にたいへんよく似ているのです。

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最も程度のひどい葉 葉裏からみるとよく分かります。
点々の所の葉の細胞の葉緑素が抜けたみたいに半分透き通ります。
斑点は大きくなっても破れません。また、胞子などの異物は全く認められません。

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葉表から見た様子 ウドンコ病ではありません。
もちろん、ベト病や斑点細菌や褐班病でもありません。

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この葉の先端部にウドンコ病の兆候が見られたので、この葉だけストロビーFをかつて散布しました。
こちらの白い斑点はこの薬の乾いた後です。先端部の緑がまだらにやや薄くなっていますが、この部分がウドンコ病の病斑が見つかった部分でしたが、完全に治癒しています。




私なりの消去法の診断をしてみたいと思います。

①斑点がどんなに大きくなっても破れない。 
→斑点細菌や褐班病の可能性少ない。
→ベト病の病斑は破けないが、葉脈に沿って角張った特徴的な病斑で、時間がたつとすすが出るがその兆候は全くないのでベト病では無い。

②下葉から順番に発生するわけではなく、発生部位はランダム。あえて言えば古葉に新規に発生するのでは無く、幼葉にできた針先のような斑点が葉の生長と共に大きくなる感じで、ある程度大きさ以上の斑点にはならない。
→糸状菌などによる下葉からの感染では全くない。
→ウドンコ病のように、広範囲に「じわー」と出る感じでは無い。カビ胞子が出ないので100%あり得ない!

③N P K Ca Zn Fe B Mn Ni などの要素過剰または欠乏症を疑ったが、斑点の形状、色、発生の方向が上からとか下からという方向性がないことなどから 可能性は低い。黄化したり、果実や果実の収量に全く影響を与えていないようなのでまず間違いない。現在は頂点の生長点も元気である。(まだ摘芯していない!)

④高温障害? これはベランダハウスの端のミニトマトに明らかに発生していますが(後日レポートします)、可能性は20%位?あるかもしれませんが、発生部位がランダムだし、壁側(日当たりが良く高温)でも北側でも関係ないのでやっぱり可能性は低いかも。

で、
ふと思いついたのが葉面散布の濃度障害? 可能性は30%位はあるかもしれませんが、同時に散布したピーマンやトマトや花の苗に全く影響が出ていないため??です。
今の所、やはり、原因が分かりません!

お分かりの方ぜひご連絡を!勉強になりますのでぜひ!!


過去の記事
7/2 葉に斑点?  
6/27 疲れに対処→葉面散布
6/26 誘引 ウドンコ病予防
6/15 子ずるの整枝
6/14 夏みずき上物収穫
6/12 でんぐり返し実験
6/10 キュウリの房なり
6/5 キュウリのツルの巻き方
6/4 キュウリの初収穫
5/31 途中経過
5/25 定植
5/14 仮植え
2010 過去のベランダ菜園の記録


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