フェアトレードのチョコレートとコーヒーを使った調理実習です。
 
チョコスコーンのレシピです。
授業で使ったプリントです。

 
裏には、イマージョン教育で伝えたかったことを凝縮して載せました。



イマージョン教育のEASの先生も、6クラス全部の実習に入ってくださりました音譜
 
フェアトレードのチョコレートは、KALDI(185円)ものを使いました。ここ数年、売り切れだったので、今年こそ!と年内に購入したら、全班分揃いました。購入できなかった年は、ピープルツリー(約500円)のものを使っています。値段は違いますが、どちらも美味しいチョコレートです。
 
他の材料は、身近な物ばかりです。↓
 
実習台の準備です。
 

板書です。

チャイムの前に溶かしバターを作っておくと、時間に余裕ができます。

 
作り方は、電子レンジで溶かした無塩バター50g、牛乳50ccとホットケーキミックス200gを混ぜた生地に、割ったチョコレートを入れるだけ。
 チョコは、大きく割ってOK👌
溶かしバターが温かいうちにチョコレートを入れると、溶けてしまうので注意です!

生地を2つに分け、
 
それぞれスケッパーで6等分にします。
 
予熱した180℃のオーブンで12分焼いたら出来上がり♪
焼いている間に、コーヒーの淹れ方を説明しました。
 
フィルターの折り方や、コーヒー豆を蒸らすこと、お湯はフィルターにかけず豆に直接かけることなど、基本の淹れ方を紹介しました。 


コーヒーの良い香りが広がると、みんな「いい香りー」と幸せそうでした。味は嫌いでも、香りが嫌いな人はいないようです。

スコーンも焼けました音譜

 


1人2個ずつどうぞラブラブ
コーヒーはブラックで。
チョコスコーンと一緒に食べると、コーヒーの美味しさ、分かってくれるかな?
 
試食用のスコーンは、先生方にプレゼントラブラブ

今年は2個ずつラッピングして、


説明を付けてお配りしました。


職員室でもフェアトレードの普及活動ができました


このブログを見てくださっている先生が、授業で実践してくださったものを参考にさせてもらいました。

素敵なタグ付き🏷💕

アイデア、ありがとうございました。


今回の1人分の材料費は、フェアトレードのチョコレートやコーヒーを使っても、150円でおさまります。
スター◯ックスなどのコーヒーショップでこのセットを頼むと、650円します。そう考えると、フェアトレードのチョコレートも高くない気がしませんか?
 
消費者が安さを追い求めると、そのしわ寄せはカカオ生産者にいってしまいます。1人1人の力は小さくても、まずは行動をおこすことから始めましょう。
 
この授業をきっかけに、贈るならフェアトレードのチョコレートを使って、手作りしてみませんか?

チョコスコーンは、バリエーション豊富です。


中身や形変えたら、アレンジ無限。色々と楽しんでみてくださいウインク


詳細はこの記事に書いています。


生徒たちの感想です。















 
生徒たちの関心が高い調理実習を通して、「消費者の責任」について考えさせる授業。生徒たちの感想からも、深い学びが得られた様に感じます。
 
英語イマージョン教育+実習で、消費者としての義務を意識した行動ができるようになるといいな。

フェアトレードのマークがなくても、地球環境や人に優しい商品を選ぶことはできます。


私もある本を読んで、調理実習で使う洗剤を「ヤシの実洗剤」にしました。原料生産者を大事にする社長さんの考えに共感したからです。

できることから1歩ずつ。


フェアトレードの授業は、どうしても、「そうは言っても高いから買わないよね…」「今は無理でも大人になってお金に余裕ができたら買いましょう」のような授業になりがちなのではないかと思います。

でも、今できないことは、大人になってもしないと思います。そこで、私が常に意識して行動しているこの言葉を紹介しています。

末吉里花さんの「はじめてのエシカル 」のあとがきの言葉です。

「自分の持っているお金の1%を社会のために使う。
自分が持っている時間の1%を社会のために使う。
もし両方とも持っていなければ、自分の心の1%を社会のために使う。」

月5000円のお小遣いのうち50円(1年分で600円=フェアトレードのチョコレートが1〜2枚買えます)を社会のために使う。
1日起きている時間のうち10分を社会のためにつかう。

これならできるかも⁈

今のうちからそう考えて生活していたら、ゆくゆくは、月20万円のお給料から2000円を社会のために使える大人になるのではないかと思います。

募金やクラウドファンディング、フェアトレードのものを買う。社会のため、誰かの応援をするためのお金の使い方に触れる機会はたくさんあります。
 
今日から始めてみませんか?
 
最後に…
調理実習最後のクラスには、後片付けの時に、使った調理器具を全て広げて、真ん中のテーブルに種類ごとにまとめてもらっています。
食器が欠けていないかチェックできるし、完全に乾かせるので、おススメです。
 
最後は、掃除の生徒たちに棚に戻してもらえば、一気に片付きますビックリマーク
 
家庭科教師1人で、調理実習を円滑に行う工夫です。

調理実習アルバム