ついに配信開始。


全世界待望のゲームオブスローンズ・スピンオフ


世界同時配信だなんて、ありがたすぎてHBOとU-NEXTに永遠に課金したい。


配信初日の全米視聴者数が1000万人というニュースに、笑いと震えが止まりません。怖い。そんなドラマ他にあります?もちろんHBO史上最多記録。何もかもが狂ってるぜ…。


私はGOT本編のほうは、登場人物と家系が多すぎて二回挫折したあと、相関図と原作小説片手に三度目の正直でもう一度トライ。結果、見事にドはまりし、推しキャラが無惨に死ぬ度に「何で娯楽のはずのドラマで、こんなしんどい思いをしなきゃいけないんだよ!」と内心キレながらも、再生ボタンを押す手が止まらず、無事最後まで完走しました。


最終シーズンの後半は、世界中のファンと同様に???となりましたが、血みどろの戦争のあとに最後に玉座を手にした人物については納得でした。ああしないと終わらないよね、戦争。


「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はそのGOTの時代から遡ること200年前。


王の世継ぎが失われ、後継者争いが勃発。横暴な王弟か、前例のない女王となる王女か。ドラゴンを操る、ターガリエン家の凄絶な戦いが幕を開けます。


一話から惜しみなく、エロ&グロ&ドロドロ(人間関係)のオンパレードで、これぞGOTという感じ。首や性器が切り落とされ、もはや義務のように度々挿入される露骨な性描写は、懐かしささえ覚えます。


同じくファンタジーの「ホイールオブタイム」を観ていてずっとひっかかっていたのが、衣装の質感が妙に真新しくて、現代的な匂いがすることでした。


何というか、大自然の中で俳優がコスプレして演技してる感がすごくて、なかなかファンタジーの世界に浸れなかったんですね。衣装一つから、現代が透けて見えてしまう難しさ。


このハウドラやGOTシリーズの衣装の使い込まれた質感、色使い、デザインがいかに優れた技術によるものか、視聴中、画面から現代が見え隠れしないことで伝わってきます。脚本や美術も見事の一言で、そりゃ世界中が熱狂するのも当然です。


世界同時配信で観ることができた一話は、期待を裏切らない出来で、本編の興奮が蘇りました。やっぱりGOTは面白い。


九月からは、ロードオブザリングのドラマシリーズも控えていますし、大作ファンタジーが大渋滞。もちろん観る。公開時期からして比較されるでしょうし、この二作のデッドヒートから目が離せません。