涙の分だけ墜ちてゆく -7ページ目

バットトリップ

途中でシュンヤがトイレに立って、なかなか戻って来なくて美里が心配そうにしていた。

どれくらい時間が過ぎたのかわからないけどシュンヤが青い顔して戻って来た。

「シュンヤてめ!トイレこもってズリセンかよ~キャハハハハ!」

サトシが、茶化したけどシュンヤは、

「…ちげーよ」

と、かなりツラそう。

「…ちげーよ」

ギャハハハハハハハ

大輔が、シュンヤのマネして言うもんだから爆笑…

「もぉ~やめてよ~キャハハハハハハ~お腹が痛~い」

あたしや恵美もつられて大爆笑しちゃった。

美里はシュンヤに水を飲ませたり、おしぼりで顔を拭いたりしていたけど他の4は人は誰も気にしない。

空気が悪くなったけど、クサでブリブリになってるあたし達はお構いなしで騒いでる。

気づいた時にシュンヤと美里はいなくなっていた。

ジョイントでブリブリ~

大輔が最初に、ス~っと深く吸い込み、息を止めながらサトシにジョイントを渡した。
サトシも大輔と同じように慣れた手つきで深く吸い込む。

大輔が、

「もったいないからなるべく煙は肺でキープだよ」

って、あたし達に教えてくれた。

ゲホッゴホッ!!

その瞬間にシュンヤがむせた。

「あっ!バカむせてんぢゃね~よ!」

大輔とサトシが言った。

サトシから美里、あたし、恵美とジョイントは周り、再び大輔の手に戻った。

「このクサはエレファントっつ~種類のクサだから普通のよか強烈なんだよ。二周目からは自分の身体と相談しながら吸いな」

「くれぐれもバット入んないように~」

とサトシ。

…で、カラオケ再開

得点バトルで負けた方は罰ゲーム

創作ダンスや一発ギャグを披露しては、みんなでバカ笑いしていた。

カラオケBOXで…

集まった同級生は12人、私服だと制服とはまた違ったイメージ

あたしと恵美はみんなより少し遅れてしまったからドリンクだけ頼んだ。

…けど、結局マックでも話しが弾んで長居してしまい、お腹の空いていたあたしはポテトを追加注文して恵美とつまんだ。

「そろそろ行こうぜ~!」

大輔が言うと、

「イェ~イ!カラオケ~!」
とか言ってみんな叫んでいる。

テンション高ッ!!

物まねや、定番の卒業ソング、メドレーリレーで盛り上がった。

途中で何人か先に帰って6人になった。

残ったのは、大輔、サトシ、シュンヤ、恵美、美里、あたし。

「んじゃ!マジメ君達が帰った事だしコイツでブリブリになりますかぁ~」

大輔がタバコの箱の中からジョイントをつまみ出した。

残った6人は全員シンナー経験者だったけど大輔とサトシ以外、マリファナは未経験だった。

あたしや恵美は先輩達から話しは聞いていたので、マリファナの事を隠語でジョイント、グラス、ガンジャなんて呼ぶ事は知っていた。

未経験とはいえ、そこは好奇心の塊のような年齢だし、大輔達の、

「シンナーなんかよりずっと身体に悪くないんだぜ!」

って言葉で、完全に受け入れ体制は出来上がった。

すでに紙に巻いてジョイントにしてあったので、すぐに回し吸いを始めた。