フルコンタクト空手は、その名称の通り、直接打撃を当て、倒す事を競う空手のルールです。

また、顔面への突きが反則な為、他の格闘技以上に胴体に打撃を受ける頻度が高まります。

その為、胴体への強い打撃に耐えられる

 

打たれ強さ

 

が必要になります。

打たれ強くなる為には、筋力トレーニングや実際に打たれる経験を重ねる事が必須です。

加えて、

 

打たれ強くなる技術

 

があります。

打たれ強さは筋力と根性が全てなイメージがありますが、多くの人が思っている以上に技術の要素があるのです。

 

・腹部への打撃

腹部への打撃に耐える際、腹筋を固める必要があります。

しかし腹筋を固める際、腹筋の収縮によって体幹が丸まりがちです。

この時の体幹の形は、下突きが内蔵に浸透しやすい角度になってしまいます。

さらに、視界が狭くなり、上段蹴りを受けやすい状態になってしまいます。

 

腹部への打撃に備えつつ、視界を確保するには、腹筋を固めた状態を維持したまま、体幹を垂直にします。

そうする事で、内蔵に浸透しづらい角度と視界の広さを確保できます。

 

また、筋肉が収縮した状態から伸ばす動作の事を

 

伸張性収縮

 

と言います。

伸張性収縮の際、筋線維は2倍もの力を発揮できると言われています。

よって、腹筋を固めたまま、体幹を垂直にする動きは、打たれ強さの養成に繋がる事に加え、筋力養成の効果も期待できます。

 

・胸部への打撃

胸部にまともに打撃を受けると、肋骨が折れる事があります。

その為、ベンチプレスや腕立て伏せ等で胸筋を付ける事が必要です。

その胸筋を固める際、筋力トレーニングによる外的刺激によって固めるのではなく、任意で固められる技術が必要です。

 

先ず腕を内側に寄せます。

すると胸筋が固まりますが、手が動かせず、突きや受けができない状態になります。

さらに首がすぼみ、視界が狭くなります。

 

その為、胸筋を固めた状態を維持したまま、体幹を垂直にし、頭部を後ろに引きます。

この動きによって、伸張性収縮が働き、より胸筋が強くなります。

 

その形を覚えたら、胸筋を固めた状態を維持したまま、腕は自由に動かせるようになります。

 

・鳩尾や膻中への打撃

鳩尾や膻中の前は筋肉が付きづらく、筋力トレーニングだけでは打たれ強くなる事は困難です。

そこで鳩尾や膻中の周りにある筋肉を寄せる事でカバーします。

これまで解説した腹筋や胸筋への打撃に耐える身体の使い方を行う事で、必然的に筋肉を寄せて急所をカバーする動きになります。

 

・脇腹への打撃

いくら打たれ強くても、脇腹に直接打撃を受けてしまうと大きなダメージを受けてしまいます。

その為、脇腹前には肘を置き、当たりづらい形を作る必要があります。

その前提で、敢えて脇腹にまともに打撃を受けてしまった事を想定し、耐える練習をする場合、

 

体幹を垂直にしつつ、打たれる脇腹側の肘を下に落とします。

 

そうする事で、脇腹付近の筋肉が寄せられつつ、伸張性収縮が働き、打たれ強くなります。

 

・三戦立ちで打たれ強さアップ!

胴体への打撃に耐える為の身体の使い方を統括した動きを行うと、必然的に三戦立ちになります。

フルコンタクト空手ルールでは、相手を倒せる強い打撃の習得が必要ですが、それと同じぐらい、その強い打撃に耐えられる身体が必要です。

三戦立ちに伴う身体の使い方を知り、練習する事で、打たれ強さが増し、ひいては自身が放つ強い打撃にも繋がってゆきます。

是非、参考にしてください。

 

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