フルコンタクト空手は、顔面への突きが反則な為、必然的に間合いが近くなり、胴体への打撃に加え、脚への打撃、つまりローキックを受ける頻度が高くなります。
その為、強いローキックを習得する事と両輪で
ローキックへの耐久力
が必要になります。
前提として、ローキックもなるべく耐えるのではなく、しっかりとディフェンスをした方が良いのです。
しかしフルコンタクト空手の競技の特性上、実力が伯仲した相手と戦う際は、どうしてもローキックを受けてしまう局面があります。
そこで、ローキックへの耐久力を付ける為に、筋力トレーニングや打たせ稽古を重ねる事が必須です。
加えて、
耐える技術
があります。
耐えるのには、筋力と根性以外の技術があります。
・間違った耐え方
ローキックの打たせ稽古では、蹴られる足に体重を掛けて耐える事があります。
この耐え方では、多少の衝撃であれば筋力や根性で耐える事ができます。
しかし、自分よりも体重が重い選手のローキックの衝撃に耐えるには、悪い形の耐え方と言えます。
ローキックの衝撃を100%受けてしまう形だからです。
・弾く脚
ローキックに対して耐える際は、
弾く脚
が必要です。
弾く脚が自然に発動するようになると、ただ耐える形よりも遥かに、ローキックへの耐久性がアップします。
・弾く脚の習得手順
弾く脚を習得するには、
前屈立ち
後屈立ち
騎馬立ち
を覚える必要があります。
各種の立ち方を覚えたら、次は足幅を狭くした組手用の立ち方にします。
先ず組手用の前屈立ちでローキックを耐えます。
この形は、多少は強いのですが、ローキックの衝撃を100%受けてしまう形です。
次に膝を前に出しつつ、組手用の後屈立ちになります。
前屈立ち×後屈立ち
というイメージです。
そうすると、脚がアーチ状になる事でより強固になります。
この動きを覚えたら、この動きと同時に膝を外に開くようにします。
前屈立ち×後屈立ち×騎馬立ち
というイメージです。
そうすると、アーチ状になる事で強固になった脚に、弾く動きが加わります。
・弾くカット
前屈立ち×後屈立ち×騎馬立ち
による弾く脚を習得したら、受け(カット)も強固で弾く性質になります。
弾く脚の動きをしつつ、脚を挙げればそのまま
弾くカット
になります。
弾くカットは、蹴ってきた相手の脚にダメージを与える強力な技です。
練習時では、相手に怪我をさせるリスクがある為、充分気を付けてください。
【フルコンタクト空手バカ一代】
↓ビジター参加をご希望の方はこちら↓
↓セミナー参加をご希望の方はこちら↓
LINE公式アカウント登録者募集中〈DVDの一部が無料視聴できます〉
https://lin.ee/vVzb6cz
川嶋塾ホームページ(上級者向け)
川嶋空手教室(初級者向け)
https://karate.kawashimayu.com/
動画チャンネル(空手や武術やコアな情報を発信中)
https://www.youtube.com/channel/UC1SKpkLky1mYmwFACEJb1sA
著作・DVD一覧(新作順)