ケプラー『宇宙の調和』 | 宇宙とブラックホールのQ&A

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2019年6月6日にYahoo!ブログから引っ越してきました。よろしくお願いします。

本の紹介です。

ヨハネス・ケプラー著、岸本 良彦 訳 『宇宙の調和』 工作舎 624頁 2009年4月発行 本体価格¥10,000(税込¥10,500)
http://www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN978-4-87502-418-7.html

いつもの書評みたいな体裁にしましたけど、永遠に書評を書くことはないと思うので(^^;
何しろ1万円。
さらに、中身が目次をご覧いただければ分かるとおり、数学(幾何学)と音楽論がごちゃ混ぜになったようなもので、この中にあの不滅の第3法則が混ざっているわけです(^^;

一応本屋で手にとってめくりましたが、古本屋で数百円の値札が付くまでは買わないでしょう・・・

この出版社はケプラーの『宇宙の神秘』の訳も出しています。
http://www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN978-4-87502-417-0
1982年の出版で、長らく絶版となっていたものを今回復刊したもの。

『宇宙の神秘』は縦書きでしたが、今度の『宇宙の調和』は横書きです。
これは五線譜が多数入っているためと思われます。ブルーバックスが横書きなのとは訳が違います(^_^

「調和」という日本語だと音楽が連想されないのですが、要するにハーモニーなので、ピタゴラス以来の数学=音楽なんですよね。


毎日新聞に村上陽一郎さんが書評を書いているので、リンクしておきます。
http://mainichi.jp/enta/book/news/20090503ddm015070004000c.html

こういう誰も買わないような本の書評こそ本当に価値があるといえるでしょう(^^;

なお、これまでケプラーの伝記も村上さんのこの関係のご著書も書評で取り上げています。
http://blogs.yahoo.co.jp/karaokegurui/43972429.html
http://blogs.yahoo.co.jp/karaokegurui/46026128.html

ただ一点だけ気になるのは、
>ケプラーは、決して「近代的」天文学者ではなく、彼が生きたルネサンス時代を代表する、最も傑出した自然哲学者だ、と考えるのが妥当ではないか。
とありますが、評価はいいとして、時期は「ルネサンス時代」より後だと思うのですけど。


ま、世界天文年に合わせて、こんな本も出ているということです。

 

 

★ その後、上の宣言に反して書評を書きました。未完ですが。

ケプラー『宇宙の調和』1 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)

ケプラー『宇宙の調和』2 | 宇宙とブラックホールのQ&A (ameblo.jp)

過去にこんな文章を書いたことはご愛敬ということで(^^;