赤方偏移、宇宙年齢、距離の表 | 宇宙とブラックホールのQ&A

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2019年6月6日にYahoo!ブログから引っ越してきました。よろしくお願いします。

★ この記事は10年以上経過して数字が古くなっているので、2018年8月に最新データに改訂した記事をアップしました。
赤方偏移、宇宙年齢、距離の表(Plankパラメータ):

https://ameblo.jp/karaokegurui/entry-12471789936.html

今後は新しいものを参照していただき、以下の数値は歴史的史料としてのみご覧いただきたいと思います。
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参考までに天文学会編集シリーズに掲載されている表の一部を写しておきます。
元の表は数字の行だけでも78行あります。
https://ameblo.jp/karaokegurui/entry-12471777203.html

出典:谷口義明、岡村定矩、祖父江義明 編 『銀河 I 銀河と宇宙の階層構造』 日本評論社 シリーズ現代の天文学第4巻 2007年10月発行
p.150-151
表5.1 WMAP(3年データ)による標準ΛCDMモデルの赤方偏移と宇宙年齢、ルックバックタイム、角直径距離、光度距離の関係(Gy=10億年、Gly=10億光年=3.06×10^8pc)

赤方偏移   宇宙年齢   ルックバックタイム 角直径距離   光度距離
 z        (Gy)        (Gy)        (Gly)       (Gly)
0.000     13.724       0.000        0.000      0.000
0.010     13.591       0.133        0.132      0.135
0.100     12.471       1.253        1.195      1.446
0.200     11.372       2.352        2.148      3.093
0.300     10.404       3.320        2.912      4.921
0.400       9.550       4.174        3.527      6.913
0.500       8.793       4.931        4.023      9.052
0.700       7.522       6.202        4.744      13.709
1.000       6.075       7.649        5.364      21.456
1.500       4.463       9.261        5.729      35.808
1.700      4.001       9.723        5.750      41.915
2.000       3.438       10.286       5.708       51.373
3.000       2.256       11.468       5.2985      84.776
5.000       1.234       12.490       4.3560      156.82
7.000       0.802       12.922       3.6386      232.87
10.00       0.497       13.227       2.9040      351.39
20.00       0.188       13.536       1.7374      766.20
30.00       0.104       13.620       1.2448      1196.2
50.00   48.998×10^-3    13.675       0.7988      2077.6
100    17.264×10^-3    13.707       0.4250      4335.8
1000   0.445×10^-3     13.724       0.0464      46504
1100   0.379×10^-3     13.724       0.0423      51225

magicaldoorさんご紹介のサイトの表(柏井さんという方のページ)
http://www.lizard-tail.com/isana/lab/redshift/redshift-distance.php
と比べると、赤方偏移とルックバックタイムの関係以外は一致しないようですね。
また、「天体の見かけのサイズ」が極小になるのがz=1.1であるのに対して、対応すると思われる「角直径距離」が極大になるのがz=1.7となっており、結構大きい違いのように思います。
時間をかけて検討しますか。
元になる数式が理解できれば簡単なんでしょうけど、それはなかなか・・・


★ 2008年2月20日、z=1.700の行を追加しました。
このとき「角直径距離」が極大値をとるので、重要です。