★ この記事は10年以上経過して数字が古くなっているので、2018年8月に最新データに改訂した記事をアップしました。
赤方偏移、宇宙年齢、距離の表(Plankパラメータ):
https://ameblo.jp/karaokegurui/entry-12471789936.html
今後は新しいものを参照していただき、以下の数値は歴史的史料としてのみご覧いただきたいと思います。
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参考までに天文学会編集シリーズに掲載されている表の一部を写しておきます。
元の表は数字の行だけでも78行あります。
https://ameblo.jp/karaokegurui/entry-12471777203.html
出典:谷口義明、岡村定矩、祖父江義明 編 『銀河 I 銀河と宇宙の階層構造』 日本評論社 シリーズ現代の天文学第4巻 2007年10月発行
p.150-151
表5.1 WMAP(3年データ)による標準ΛCDMモデルの赤方偏移と宇宙年齢、ルックバックタイム、角直径距離、光度距離の関係(Gy=10億年、Gly=10億光年=3.06×10^8pc)
赤方偏移 宇宙年齢 ルックバックタイム 角直径距離 光度距離
z (Gy) (Gy) (Gly) (Gly)
0.000 13.724 0.000 0.000 0.000
0.010 13.591 0.133 0.132 0.135
0.100 12.471 1.253 1.195 1.446
0.200 11.372 2.352 2.148 3.093
0.300 10.404 3.320 2.912 4.921
0.400 9.550 4.174 3.527 6.913
0.500 8.793 4.931 4.023 9.052
0.700 7.522 6.202 4.744 13.709
1.000 6.075 7.649 5.364 21.456
1.500 4.463 9.261 5.729 35.808
1.700 4.001 9.723 5.750 41.915
2.000 3.438 10.286 5.708 51.373
3.000 2.256 11.468 5.2985 84.776
5.000 1.234 12.490 4.3560 156.82
7.000 0.802 12.922 3.6386 232.87
10.00 0.497 13.227 2.9040 351.39
20.00 0.188 13.536 1.7374 766.20
30.00 0.104 13.620 1.2448 1196.2
50.00 48.998×10^-3 13.675 0.7988 2077.6
100 17.264×10^-3 13.707 0.4250 4335.8
1000 0.445×10^-3 13.724 0.0464 46504
1100 0.379×10^-3 13.724 0.0423 51225
magicaldoorさんご紹介のサイトの表(柏井さんという方のページ)
http://www.lizard-tail.com/isana/lab/redshift/redshift-distance.php
と比べると、赤方偏移とルックバックタイムの関係以外は一致しないようですね。
また、「天体の見かけのサイズ」が極小になるのがz=1.1であるのに対して、対応すると思われる「角直径距離」が極大になるのがz=1.7となっており、結構大きい違いのように思います。
時間をかけて検討しますか。
元になる数式が理解できれば簡単なんでしょうけど、それはなかなか・・・
★ 2008年2月20日、z=1.700の行を追加しました。
このとき「角直径距離」が極大値をとるので、重要です。