前回のブログに、「母」独り語りについて書いたが、
頂いた感想文を、そのまま掲載させて頂こうと思う。
些か面映い感じですが・・・
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一口に言って、感動してしばし言葉も出ない。
劇団アドックのお二人の力量は、
ぼくら大学教員が束になってかかっていっても
到底敵うものではないとしみじみ実感した。
これは革命の記録である。
約80名の観衆であった学生感想文の中から、
取り立てて優れているわけでもない一枚(男性18歳)を原文のママ掲載してみよう。
(以下、感想文である)
わたしは演劇を鑑賞するということがほとんど経験としてなく、
劇が始まるまでは、無知からの不安、疑いという気持ちを持っていました。
劇が始まると同時に、舞台からのこの場を包み込むように、
グーと力強い雰囲気が押しよせるような感覚ですぐに見入ってしまった。
この場にいた人達の多くがこの感覚だったのではないだろうか。
瞬間にしてこの場全体をひきこんでしまう魅力はとてつもなく新鮮でした。
この体験したことのない、何とも表現できない新鮮さは、
とぎれることなく舞台から発信されていたように思う。
演劇は観る側によっても変わると耳にしたことはあったが、
それが今日理解できた気がします。
それが舞台・観る側を含めた、この空間、この場全体が
1つの舞台を作り出している、ということだと思う。
また、役者の方と、音響の方が目を合わせたのは、
劇が始まる合図の目配せの一瞬、ただの1回だけで、
それがなんとも印象的でした。
一発本番のこの舞台、幾度となく積み重ねられたであろう稽古が
わたしにも容易に想像できました。
しかし、その稽古を想像すると、
やはり、私達の想像を絶するほど厳しいものなのであろう。
一人舞台の上にいる役者から、その舞台全体、舞台全体から、
この空間、この場全体へと伝わる、この雰囲気は、とても心地よく、
また、一度 伝わり始めると、次から次へと新しい波のように場を刺激するようで、
舞台が終わった瞬間、今までに味わったことのない、
静けさの中にあるメッセージのようなものを味わうことができたことは、
とてもいい経験となりました。
今回このような機会が与えられたことに感謝します。ありがとうございました。
舞台終了後、伊藤さんのお話を聞いて、何でこんなに詳しいんだ?
ってくらいに良く勉強しているなぁとびっくりしました。
やはり、教師としての教材研究ではないが、
そういった努力が必要であると言うことが再確認できました。
そして、より一層、舞台の重みが増してすごさが伝わってきた。
喜怒哀楽を表現するときには逆にその感情をおさえようとする、
という話は、真理をとらえているように思う。
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以上が、埼玉大学教育学部経済学名誉教授島岡氏の文章と、
観劇してくれた学生氏の感想文です。
始めに面映いと書いたが、本心は嬉しいに尽きる。
芝居をしていてよかった・・・と思う瞬間だ。
「草臥れるだけじゃないか・・・」という思いが一遍に吹き飛ぶ瞬間でもある。
ありがたい話である。