納豆大好き人間は多い。
きょう、納豆餅を食べた。
以前にも書いたことがあったが、
むかしは貧乏人の食べ物だった…そんな記憶がある。
従兄弟の家に行って食事に誘われると、
大抵おかずは納豆だった。
納豆が浮くほど醤油を入れてご飯にかけていた。
いま思えば高血圧誘発食だった。
…それで、従兄弟の母も父も脳溢血で世を去ったようだ。
うちはもっと貧しかったに違いない。
納豆が食卓にあがることなど滅多になかった。
従兄弟の家は、うちより少し上等のほうだったのだろう。
「♪なっと なっとう なっとう」
納豆売りの声が夕暮れに響くのだが、
母は反応しなかった。
ただ年に1~2回、父が埼玉から帰る正月近くには、
2つか3つ買っていたのを覚えている。
僕の育った山形では、
正月と、秋の祭りには納豆は必需品だった。
貧しい家でも、年に一、二回は餅は食べた。
だから納豆も食べた。
餅に欠かせないのが納豆だったからである。
今日、赤坂祭りだった。
冷蔵庫の冷凍室に眠っていた餅を出して、
納豆餅にして、
赤坂で、山形での風習の納豆餅を食べた。


