《宵月、シンクロする》

「な!マスター正気か!?私が壊れたらマスターも・・・《馬鹿!そんなこと言ってたら勝ちも負けもなしにこの街は終わりだ!》」

宵月は立ち止まり、天井を見上げる

「私はあなたを危険に会わせられない」

《ならシンクロしろ。街が崩壊したら俺も終わりだ》

「でも!」

《お前を失ってまで助かりたくない》

「え・・・」

《お前がいない世界は俺の世界じゃない》

「マスター・・・」

《シンクロしてマザーコンピューターを破壊する》

「ほんとに大馬鹿だマスターは。でもそこが大好きだマスター!」

Ride on!!

宵月が瞳を閉じ、次に開けると俺の視界は宵月と同じ視界を見ていた

「マスター、この先だよな・・・マザーコンピューターがいるのは」

《あぁ・・・やるぞ》

今までにない速さのスピード

そのスピードは周りを真空にし、近づく改造神姫を粉々にしていく

そして・・・

『ぐおおぉぉっ!』

配線を引きちぎりながら進む獣をもしたであろう巨大なマザーコンピューターがいた
その遠吠えは基地全体を揺るがした

「化け物め」

《あいつを倒せば》

ビームランチャーを構え、撃ち抜く

パアアァァン!

命中・・・

しかし

『グルルル・・・グアアウ!』

命中した部分は再生し、そこから、配線が伸び、鞭のようにしならせて襲いかかる

「ち!きかないか」

《ならミサイルだ!》

バシュシュシュ!

巨大な身体に全弾浴びせる

効果はなく、同じ様に再生と同時に攻撃される

そんな戦闘が繰り返される。

《はぁ・・・はぁ・・・》

「連続動作可能時間、残り約3時間か。マスター、大丈夫ですか?」

《大丈夫・・・だ。夜のお前よりはな》

「今言うことじゃないだろ///でも少し心に余裕できたな。」

《あいつの懐にあるコア・・・あれに一撃必殺をいれれば終わる》

「だが・・・あの太い前脚が邪魔だな」

そう言いながらさらに攻撃を繰り返す。
しかし終わらぬ攻防戦

それがまた長いこと続くに連れて、相手の再生速度も落ちていくのが見え始めた

《くそ、見えてきたのに意識が霞始めたぜ》

「あぁ・・・あと30分しかない・・・脱出時間をのぞいたら10分だ・・・笑ってしまうな」

《確かに・・・強さを手にしたのにこんな状況になるんだもんな》

二人は口の端から笑みが浮かんだ

「《覚悟出来たよな》」

続く
地下道・・・

どこかの基地

中枢にあるすべてを統括するマザーコンピューターを破壊するべく神姫達が集結した

宵月《マスター、聞こえますか》

「聞こえるしそれぞれのいる位置も把握してる」

ルナ(アルトレーネ型)《ようやく決着が付くのですね。多分確実に勝てますです》

真日流《勝てますじゃなくて勝つのだ。神姫を悪用する奴なんかに負けられないのだ》

「そうだ!あれを破壊すれば全てが終わる!最終戦線なんだ!」

ミオ《はい!現地オペレートは私が頑張ります!マスター中継オペレートよろしくお願いします》

「あぁ」

瑠璃《私達に勝てる神姫がいたら驚きですわ》

「よし・・・戦闘開始!」

全員がバーニアをフルに使い中枢へ進む


宵月視点のみ

私達がこんなことになるとは思わなかった。

ただ大人とかからはおもちゃとしか見られない私達がテロを阻止する作戦なんかに参加するなんて・・・

「っ!」

小剣だけを装備した改造神姫が飛び出してきた
作戦上のみ許された実弾の人を殺せる大鎌デスサイズを振るう。

「ごめん・・・今は相手に出来ない」

一瞬で首を飛ばす・・・

胸が痛む・・・

まだこの感覚がある・・・

なくなってはいけない感性・・・

罪悪感・・・

《宵月!前方に機影20!》

「心配ない。」

私はバーニアで進みながら両腕を伸ばし脹ら脛に装備されたミサイルポッドを発射したあと、レーザーライフルを打ち鳴らし突き進む

神姫達は無残な姿になり、転がる

その中に、爆風で形を残しながらも破壊されたストラーフがいた

私はそのストラーフの前にたった

「お前も・・・悲しいよな・・・本来ならマスターを喜ばして・・・幸せに・・・」

胸が苦しくなる・・・

まぶたを閉ざしてやり前方を睨む。

「許さない・・・絶対に!」

地を蹴り、さらに進む

《ごめん!宵月・・・やられた!離脱するのだ》

「真日流!?ち!よくも!」

《きゃあ!う!?く・・・ここまで・・・かしら・・・宵月・・・マスターをよろしく!・・・ザザ・・・ザーー》

瑠璃からの回線にノイズが走る

《瑠璃!くそ!他の神姫・・・な!?マザーコンピューターが移動してきてる!?ミオ!現地オペレートはどうした!》

《ごめん・・・なさい・・・オペ・・・ト・・・ノイ・・・》

「妨害電波か・・・マザーコンピューターとやらは相当頭が良いらしい・・・」

続く
なんで初音ミクの曲って元気になれるんだ?

気づけば疲れればミクの曲を聴いてる気がする。

ヤッパリボカロはミクだよな。
ミク意外に良いボカロは沢山いる
ルカも歌唱力はかなりある。
でも、満たしてくれるのはルカでもメグでもない

ミクしかいない

元気にしてくれるボカロはミクしかいない

「あ゛づい゛・・・」

炎天下、暇だったので少し歩くことにした俺。
最近はMMS、つまり神姫達が居るのが当たり前になっている今、一緒に出歩くのに抵抗はなくなったわけだが


瑠璃「そうですわね」


「瑠璃嬢?あなたは肩に乗ってるだけでしょう?日傘さして」


瑠璃「黒のドレスなんだもの!日を吸収して暑いんですのよ!?」


「あ、わかる。そりゃ暑いな。大丈夫か?」


瑠璃「な、急にそんな優しく言われても・・・」


「?」


瑠璃「だ、大丈夫よ。私は最高性能のイーダ型よ?」


「ならいいけど。ほら、便利なちっちゃいひんやりシートもあるし」


瑠璃「あ、ありがとう」


「たまには瑠璃と二人きりも悪くないな」


瑠璃「そんな言い方ないじゃない!」


「いや、だってさ。いつも格好がどうの見栄えがどうのって言うからさ」


瑠璃「だ、だって・・・でも今のあなたは・・・様になってるわ」


「ありがとうございます瑠璃嬢」


瑠璃「い、いいわよそんな言い方。悪くないけどヤッパリ・・・」


(あなたらしくない)


「?どうしました?」


瑠璃「な、なんでもないわよ。ほら、着いたわ日傘もって頂戴」


「了解しました瑠璃お嬢様」


二人きりの散歩道。
少し進歩した二人の関係、しかし瑠璃にまだ大きな壁があった


瑠璃(宵月・・・あなたには渡さないわ。マスターは私のものよ)
瑠璃が眠りについた


私はリアパーツを引っ張り出し、強引にマスターの上着を引き出して背中に飛び乗り、上着を掛けた


さすがに夏とはいえ風邪を退いてしまう


宵月「マスター・・・」


「んん・・・」


宵月「っ!」


がくん・・・


急にマスターが突っ伏す形になり、私は滑り落ちてキーボードの上に着地した


宵月「う・・あ・・・」


マスターの顔が近・・・


宵月「いやいやいや・・・わ、私は神姫。マスターに対する愛情など勝利のみだ・・・だ、だからこんな」


目を閉じて首を振る。
しかし、目を開ければそこにはマスターの顔が・・・
だからといって目を閉じて進んだら机から落ちかねない


宵月「・・・」
(・・・マスターが行けないんだからな)


私はマスターの顔に近づいて頬をなでた


そして・・・





ちゅ・・・





キスをした





宵月「気づいて・・・ないよな。も、もう一回しても・・・いいよな」


2回してしまった・・・


宵月(でも・・・意識があるうちにしていたらどうなってたんだろう・・・う///)


ボン!


と音を立ててしまうような想像をして、私は首を振った


宵月「ま、まるでマスターがへんたいじゃないか・・・私はだめな神姫だ・・・もう寝よう」


私はマスターのパソコンのハードディスクに背中を預けて眠った