絹味が活きた織り上がりとなる様に。「手織り紬・結城紬 産地工房見学『地機織り』」 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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先週、関東を二日間かけて回った、

 

手織り紬・結城紬 産地工房見学

 

 

序段手織り・手仕事紬の良さを知る。

 

 

無限に広がる無地紬の色世界「小熊素子」

 

 

チームワークで仕上げる最高の一反

  (結城紬 導入)

 

最終工程にして、最高の着心地を創り上げる

  (湯通し)

 

歴史の重みと仕事観の大切さを学ぶ工場

  (紺屋・染色)

 

微細な絣柄を大胆に染め上げる。

  (紺屋・たたき染)

 

極上とんかつ おまけ♪

 

 

段々と糸に美しさが宿っていく。

  (管巻き・ボッチあげ)

 

気の遠くなる様な絣柄を作る。

  (絣くくり・墨付け)

 

 

さて、

結城紬の産地勉強も最終盤に。

 

 

反物として仕上がる最終工程である、

 

「地機織り」

 

の様子を拝見しました。

 

 

結城紬が無形文化財指定を受けるための、

ひとつの要件でもある「地機織り」。

 

 

多くの機織りは、

「高機織り」という、

経糸を機械的にテンションを掛けて、

椅子に座った状態で織る機織りですが、

 

結城紬は1,000年以上もの間、

変わらぬ機織りの方法で製織されています。

 

 

座ったような状態で、

経糸は腰でまとめてテンションを掛け、

適度に体重を掛けながら織り上げます。

 

 

手紡で紡ぎ出した真綿糸の、

しなやかかつ柔らかな風合いを活かし、

それを一反の生地として完成させる事は、

単調な仕事の様に見えますが、

実に繊細な仕事になります。

 

 

一本ずつ違う、

糸の状態を見極めながら、

一段一段、微妙にテンションを変えながら、

織り上げていく事は、

 

糸の事をよく知り、

一反としての全体像を知らないと、

出来ない仕事。

 

 

結城紬が結城紬たる所以。

 

 

地機織りが今なお残る理由が、

この決定的な織り上がりの違いにあります。

 

 

ただただ、受け継がれた来た事を、

重ねる事が目的ではなく、

結城紬らしい絹味が活きた布を、

これからも織り上がる事が目的。

 

 

その心意気を感じる光景でした。

 

 

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