丹後木綿の織元へ。「丹後木綿産地見学レポート」 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

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昨日伺いました、

丹後木綿の産地見学レポートです。

 

感想はこちら

機織りの音色と日本海の波音。

 

 

当店が扱わせて頂いている丹後木綿は、

「金重」さんという機屋さんのもの。

 

 

丹後ちりめんの機屋さんであり、

普段は、白生地や御召、帯揚生地など、

正絹の生地を織り上げている、

機屋さんです。

 

 

機場では、約10台ほどの織機が稼働し、

私が思うにとても活気のある機場。

 

 

今まで拝見してきた他の産地では、

金重さんほどの大きさの建物でも、

動いている織機は数台という所も多く、

 

丹後ちりめんが最盛期から見ると、

何十分の一の生産単数になったといえど、

生地に対する需要はまだあり、

 

また、他の産地や機屋の廃業から、

色々と仕事も回ってくる事もあるそうです。

 

 

その中に一台だけ、

木綿糸を掛けた織機があります。

 

それが丹後木綿の織機。

 

 

昨日は、男性向けの広幅のものが、

機に掛かっていました。

 

 

先のも書いた通り、

金重さんは「正絹」の織物が中心なので、

木綿のものは空いた機を使い、

時間を見ながら織り上げているとの事。

 

その分、機屋ならではの拘りを込めて、

他産地にない風合いを持った生地や、

色の世界観を持ったものを、

織り上げているのが特徴です。

 

 

金重さんの社長も、

 

他と同じような木綿ではなく、

独自性があるものを織り上げ、

また将来的には、

若手の後継者の人たちの力を借りて、

配色やデザインなど、

面白いものを作っていけたら。

 

と、仰っていました。

 

 

商業ベース、採算ベースに見合った、

確実な反数を織るには、

まだまだ至らないのが現状ですが、

 

扱いや手入れも簡単な、

木綿の着物に注目が集まり、

 

ファッションの選択肢として、

着物が選ばれるようになれば、

そんな着物を提案することが出来れば、

きっとそんな時代もやって来るはずです。

 

 

数は至りませんが、

美濃幸オリジナルの丹後木綿を、

何反かお願いをしてきましたので、

 

織り上がりましたら、

また皆さまにご紹介をしたいと思います。

 

 

先日のブログでも書き、

また多くの反響を頂きました、

「おび弘」さんのクラウドファンディング

 

多くのものつくりの現場は、

 

次世代を見たく、繋げたくとも、

今を何とかしなければならない、

「現実」に直面しています。

 

 

きもの業界において言えば、

産地に限らず、問屋も小売も、

同じことかも知れませんが、

 

私自身、常に前を向いて、

着物の未来に向けて微力になればと、

常々思っているひとり。

 

 

その想いを共にする、

産地や問屋の方々と手を取りながら、

楽しい未来を創っていきたいと思います。

 

 

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