ブラジルから渡ってくる、日本の心意気。 | 愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

愛知県名古屋市の着物屋 きもの美濃幸 3代目若だんなの徒然日記

名古屋市中村区大門商店街にある
きもの美濃幸 ラ・クロシェット
の日々の徒然です!

名駅西、名古屋市中村区大門にあります、

着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸

3代目若だんなですウインク

 

きもの美濃幸公式HPはこちらキラキラ

http://kimono-minoko.nagoya/

 

 

にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村

 

上矢印クリックでの応援を、

  よろしくお願いいたします。上矢印

 

 

丹後木綿、産地見学レポート

 

詳しくはこちら

丹後木綿の織元へ。

 

余談ですウインク

 

 

金重さんの玄関先に置いてあった、

大きな段ボール箱。

 

よく見ると、

 

 

ブラタク製糸の絹糸の箱でした。

 

 

こうして目の前で見るのは初めて!

 

産地に来ると、

こうした当たり前のことですが、

実際に見たことがないものを知れるので、

とても勉強になります。

 

 

ブラタク製糸とは、

 

ブラジルにある世界大手の製糸会社で、

「ブラジル拓殖組合」という、

日系移民の方々が作った会社の事。

 

ブラジルの「ブラ」と拓殖の「タク」から、

その名前が出来たといわれています。

 

 

明治時代末から始まった、

日本からブラジルへの移民政策。

 

私は聞きかじったところしか知りませんが、

その生活・労働環境は過酷を極め、

それを少しでも良くするために、

当時の日本の世界的輸出商品だった、

生糸の生産が始まったそうです。

 

 

現在、生糸の生産、製糸業の多くは、

このブラジルと、中国がほとんど。

 

当然、着物や帯、小物類に使われている、

絹糸のほとんどは、この2か国のものを、

使用しています。

 

 

ちなみに、

和装品に使われている生糸の中で、

日本国内で製糸されているものは、

全体の数%のみ。

 

90%以上は、ブラジルと中国で、

製糸されたものを使用しています。

 

 

この話をお客様にすると、

ほとんどの方が大変ビックリされますが、

これを話始めると、ながーい話になるので、

そのあたりは、また後日のブログにて。

 

 

日本人が渡り、その先人が作ってきた、

ブラジルの生糸は、世界的に評価が高く、

ヨーロッパの有名ブランドのスカーフも、

ブラタクの生糸を指定しているほど。

 

 

織り上がり、布になると、

それがどこで製糸された生糸かは、

分からなくなりますが、

 

そこにブラタクの名前を見ると、

日本人の心意気を感じてしまう私。

 

 

これからも、日本の伝統産業を、

遠く海を越えて支えて貰えたらと思います。

 

 

名駅西、名古屋市中村区大門にあります、

着物専門店&男着物専門店きもの美濃幸

3代目若だんなでしたウインク


にほんブログ村 ファッションブログ 男性着物・和装へ
にほんブログ村