広島の建築設計事務所のダイアリー -3ページ目

雨上がりの清々しい棟上げ

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かんくう建築デザイン

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天気に気をもんだ「八木の家」の棟上げが、無事終わりました。

午前中の予報は雨。

しかしより詳細な雨雲レーダーを見ていると、どうやら10時頃には雨が上がりそうだったので、

通常より遅めの10時スタートとなりました。

 

 

 

 

お昼ごろには晴れ渡り、風の気持ちのいいこと。

そんな雨上がりの清々しさを感じながら、みんなでお弁当を頂きました。

 

 

 

昼から私は、ヘリテージマネージャーという資格の更新講習会のため抜けさせて頂きましたが、

日曜日に行ってみると無事屋根のルーフィングも張られ、予定通り終わっているのが分かりました。

 

完成は5月末。

コロナウイルスの関係で、中国で製造しているキッチンやユニットバスなど、

設備関係を中心に滞り始めていると聞いています。

という事で、最終決定したものは、出来る限り早め早めに発注してもらおうと思っています。

10年後の近況報告

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今日はちょうど10年目を迎えた「緑井の家1」の点検に行ってきました。

家の状態もさることながら、楽しみはご家族と家の変化。

これまでの点検の時は奥さんに対応していただいていたのですが、

この度は旦那さんもご一緒、という事で楽しみに行ってきました。

 

 

 

家に大きな損傷や劣化は見られず、大きな不具合は無し。

唯一といえば、トイレのタンクの水が、パッキンが劣化している関係で、

しっかりと止まらなくなってしまっていたことぐらい。

あと多少、クロスに亀裂が出ていましたが、概ね良好でした。

目を見張ったのが、天井の梁の色の変化。

 

 

米松を使用しているのですが、この木は月日を得るごとに赤くなっていく性質があります。

実際ここまで赤くなっているとは思いもよりませんでした。

 

点検の後はご夫婦と食事に行き、近況報告とお子さんの事。

設計の時に、当時小学生だったお子さんから、自分の部屋の型紙模型を頂いたことがあります。

これまで部屋のイメージを模型でもらったことが無かったので、とても印象に残っていたのですが、

その子は現在美術系の大学生。

子供のころ、物を作ったり、表現するのが好きだった性格が、そのまま美術系に進むことになったのでしょうねぇ。

 

そんな思いで話で盛り上がりながら、あっという間に時間が過ぎていきました。

10年っていうと長いように感じますが、ホント早いものですねぇ。

 

 

土台敷き

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土曜日は「八木の家」の棟上げ。

ということで、昨日から土台敷が始まっています。

 

 

土台敷とは文字のごとく土台をセットする工事ですが、棟上げがスムーズに進むように、

柱や梁などを所定の場所近くに置く作業も兼ねています。

 

 

いつもお願いしている大工さんは、梁を置いて、その上に柱を置いていきます。

 

 

棟上げには10人程度の大工さんが来ますし、全員が図面を見ているわけではありません。

ですのでその時に分かるように、チームでの約束事があり、それに乗っ取って配置していきます。

 

ちなみに土曜日の午前中は小雨の予報。

延期するかどうか悩みましたが、少し遅らせてから始めようという事になりました。

雨で心配なのは無垢の木材よりも合板の方。

極力雨でぬれないように、床の合板には前面に弱い粘着が付いたビニルシートを張っています。

 

 

ちなみに無垢材は、一度乾燥しているので少々ぬれても構いません。

神社仏閣や柱や梁などが露出している家などは、台風などがくると木部が濡れてしまいますが、

その後乾けば問題ありません。

 

ただ雨が降ると、足場が滑りやすくなるので、そっちの方が心配です。

とりあえず土曜日の天気予報は、朝方まで小雨で、9時ぐらいから晴れ予想。

それを信じたいとおもいます。

 

リフォーム前調査

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先日、リフォームかやめた方がいいか判断するために、建物を調査してきました。

建物は築130年で、その後増改築を繰り返している建物です。

 

まず私が重視しているのが、リフォームした後の用途。

店舗ならあまり気にしないのですが、住居となるといろいろ考えます。

それはなぜか。

もしリフォームして50年程度住みたいとなると、それなりの大規模なリフォームとなります。

それ相応に費用もかかることになるのですが、元々50年先まで耐えうる劣化度や構造、木組みであるか。

そしてもう一つ。

暑い寒いなど快適性を考えた場合、新築並みに性能を上げることが出来るかどうか。

 

調査の時、私はレーザーや傾斜計、スケールなど様々な道具を用いて調査します。

この度の調査でも、レーザーを使用して、柱の傾きや敷居の傾斜などを測定してみました。

 

 

例えばこちら。

引き戸を差し込む厚鴨居の所にレーザーを当て、その下の敷居を見ます。

 

 

柱が垂直であれば柱の側面にレーザーが当たっていることになりますが、

25mmほどずれています。

これは柱が左に25mm傾いているという事。

こんな感じで数か所の柱を測定します。

 

日常あまり感じない事ですが、実際レーザーや傾斜計などを利用してみて頂くと、けっこう驚かれます。

この度のリフォーム、どうするか、思案中です。

断熱材施工

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昨日は春と思えるくらいのポカポカ陽気でした。

ちょっと出てみると、梅の花が5分咲き程度になっていました。

 

 

 

今年は冬がないと言われていますが、これだけ暖かいと今年の夏が不安になります。

 

さて「三入南の家」の現場に行ってきました。

現在断熱材を施工しながら、フローリングを張っています。

 

 

 

一時消費エネルギー等級5の家ですので、隙間なく断熱材を入れていくだけでなく、

外壁に付くコンセントやスイッチ周りの開口部も、気密性を高めるため専用の部材で

取り付けています。

 

今日から外壁のモルタル塗りが始まる予定でしたが、雨のため延期に。

ここまでくると現場に行くたびに変わっていくので、楽しみです。

 

 

三入南の家

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先日「三入南の家」の現場に行ってきました。

中間検査も無事何事もなく通過し、一気に工事が進んでいます。

 

まずは外壁。

モルタルの上に吹付仕上のため、木胴縁を張っている所で、杉板の後ろには15mmの隙間があります。

これは通気層のほか、地震が来た時に柱や梁など躯体の揺れを直接外壁モルタルに

伝えないようにする役目でもあります。

 

 

小庇の天井を張る下地の気がリズミカルでいいですね。

 

 

壁や天井に入れる断熱材もきていました。

かんくう建築デザインでは、よくグラスウールを使用し、壁は90mm、天井は155mmを

使用することが多いです。

断熱材については様々な商品があり、それぞれで一長一短です。

ちなみに山間部で建てる場合は、セルロースファイバーやアクアフォームを使用したりしました。

 

今大工さんが3人入ってくれていますので、どんどん工事が進んでいきます。

 

災害にあわれた家のリフォーム完成

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おととし西日本豪雨災害にあわれた「小屋浦の家」のリフォーム工事が終わりました。

リフォームにあたって心掛けたのは、今後40年は問題なく暮らせるようにする事。

その為にデザインというより、家自体の性能UPを心掛けました。

 

こちらはリフォーム前の写真です。

 

 

 

 

外壁には土砂の跡が残り、家の中は畳を剥ぐって、乾かしている状態でした。

その家をよくよく乾燥させ、工事期間約4か月。

新築並みに時間のかかったリフォームとなりました。

以下、リフォームの完成写真です。

 

 

 

 

 

時間はかかりましたが、その分しっかりと工事でき、結果的には良かったと思っています。

 

 

第4回終着駅マルシェ

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3/1に開催予定の「第4回終着駅マルシェ」のチラシが出来ました。

 

 

 

終着駅マルシェは3年前、可部線が延長して、安芸亀山駅開業の時に始まったイベントですが、

安芸亀山駅のある長井地区の地域活性化に携わるのは、かれこれ15年ぐらいになります。

 

15年の間に可部線が延長され、そして現在では安佐北市民病院が建設中です。

どんどん変わっていく長井地区。

地域の伝統など、残すものは残し、新しくするものは新しくしていく。

これからも長井地区に携わっていきたいと思います。

コンクリートの打設

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最近、雨の日が続いていますが、その合間を縫って「八木の家」の基礎コンクリートの

打設がありました。

 

 

ちなみにコンクリートの打設、大ぶりの雨の時はよろしくないのですが、

小雨程度なら問題はありません。

基本的に、小雨が降るかもしれない事を見越しての配合になります。

それより私たちが気にするのは、気温と乾燥度合。

 

コンクリートはセメントと水とが化学反応を起こすことによって固まります。

この時期一番気を付けなくてはいけないのは、コンクリートが固まるまでの気温。

コンクリート打設の日の夜、氷点下になったら、水が凍ってしまい、コンクリート自体の

強度が落ちてしまいます。

 

もう一つは真夏のコンクリート打設。

この時期はコンクリートが化学反応を起こして固まる前に、水が蒸発してしまいます。

ですので、この時期は鉄筋や型枠に水をかけて冷やしてから、

なおかつ散水しながらコンクリートを打設します。

 

 

時期によって、けっこう気を使いますが、この暖冬はコンクリート打設においてはありがたいです。

こんな感じで、すこしずつ進んでいます。

 

 

 

 

時は勝手に流れているなぁ

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昨日の夕方「広瀬町の家」の10年目点検に行ってきました。

 

 

もう10年経っているので建物自体は落ち着いていて、まったく問題はなく、

それよりも昔話に花が咲いてしまいました。

 

外観を見ての通り、和風です。

お客さんが学生時代、京都で過ごされていた関係で「京都風の家を」というご要望でした。

その京都風というのを感じるため、初めて京都に行き、祇園の建物を見て回りました。

その時、町屋の入口の上に瓦素材でできた置物があり、その正体をお聞きすると、

鍾馗さんと呼ばれる神様で、魔よけとして置いているということで、その置物を取り寄せ、

写真ではちょこっとしか見えていませんが、玄関の上に設置しました。

 

そんな10年前の話をしていると、あっというまに時間がたってしまいます。

結局、けっこう長時間居させていただき、帰ってきました。

 

10年って、少し以前の事で、あっという間の感じですが、

お子さんも小学生だったのが大学生・高校生になり、

お客さんの髪は白髪が増え、やっぱり時がたっているのを感じてしまいます。

それにしても、こうやって10年経っても繋がりを持っていられる、というのはいいですね。