高山寺(京都市右京区) | 三日月の館

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所在地  京都市右京区梅ケ畑栂尾町8
山号   栂尾山
宗派   真言宗系単立
本尊   釈迦如来
創建   伝・宝亀5年(774)
開基   伝・光仁天皇(勅願)

 

多くの文化財が伝わる寺で紅葉の名所です。

 

【高山寺】

栂尾山と号する真言宗の寺で、釈迦如来を本尊とする。
平成6年(1994)に世界文化遺産に登録された。
寺伝によれば、宝亀5年(774)、光仁天皇の勅願によって開創され、当初、神願寺都賀尾坊を称したが、建永元年(1206)後鳥羽上皇の院宣によって、明恵上人が華厳宗復興への道場として再興し、寺名を高山寺に改めたと伝えられている。
広い境内(国の史跡)には、石水院(国宝)、開山堂、金堂などが建ち並び、中でも石水院は、鎌倉時代初期の寝殿風住宅建築で、後鳥羽院の賀茂別院を移築したものといわれている。
寺宝は数多く、鳥羽僧正筆とされる「鳥獣人物戯画」をはじめ、「明恵上人樹上坐禅図」など国宝8点、重要文化財約1万点が所蔵されている。
また、境内の茶園は、鎌倉時代初期に明恵上人が栄西禅師から贈られた茶種を植えた所で、ここから全国に茶が普及したといわれている。
この由緒から、毎年11月8日には、宇治の茶の製造業者から新茶が上人廟前に献上される。

京都市

 

神護寺にあった案内図でおさらい。

西明寺から狭い道路を大型ダンプや観光バスが行き交う危険な国道162号線を歩くこと約10分で表参道入り口。

寺標(富岡鉄斎筆)と佛足石参道と書かれた石碑。

世界文化遺産の碑。
三尾の名刹で登録されているのはここだけ。

ここで入山料を払います。

常夜燈。
かつてはここに大門が建っていたと云う。

石水院の方を見る。
境内は表参道と裏参道の二筋に分かれている。

表参道を進む。

途中で裏参道へショートカットする道があり、

ここに境内案内図があります。

境内案内図を拡大。

表参道へ戻る。

杉木立の参道。
かつては堂宇が建ち並んでいた。

石段を登る。

振り返る。

石段を登った所に建つ金堂。
立派な石段の割に小さい。
江戸時代寛永年間(1624~1644)に仁和寺真光院から移築したと云う。

左奥に宝塔。

右奥に湧水「閼伽井」。

近づいてみる。

隣りに春日明神。

東へ進む。

旧石水院跡。

跡地の様子。

旧石水院跡から金堂方向を見る。

眼下にあるのは仏足石。

行ってみる。

仏足石。

覗いてみる。

旧石水院跡から裏参道を下る。
井戸のある所の階段を登ってみる。

登った所に明恵上人御廟。
廟内にある宝篋印塔と如法経塔(石造一重塔)は国の重要文化財。

裏参道を下りて行く。

開山堂へ。

開山堂。
国の重要文化財。

聖観音像。

さらに下りて行く。

法鼓台文庫。
博物館寄託の仏像・絵画等の美術品を除く、聖教(しょうぎょう)・典籍・古文書類のほぼ全てを収める。

法鼓台道場の門。

法鼓台道場。

茶室遺香庵。

説明板。

裏参道を振り返る。

反対側に茶園。

日本最古の茶園。
京阪坂本駅付近の茶園も確か日本最古と書いてあったはず。
どっちが最古?

茶園の様子。

国宝石水院へ。

石水院の門。

その先の門は閉まっている。

庫裡から入る。
何と、ここへは追加料金が必要

庫裡の先の客殿。

渡り廊下を渡って石水院へ。

客殿で抹茶を飲めば正面から石水院が撮れたかも。

石水院。

善哉童子像。

後鳥羽上皇筆と伝わる扁額。

国宝「鳥獣人物戯画」の模本。
本物は、東京国立博物館と京都国立博物館に寄託。

石水院からの眺め。

石水院を出る。

裏参道を下りて行く。
途中、右へ曲ると前述の境内案内図があり、表参道へ行くことが出来る。

石水院下の東屋。

裏参道の料金所を出る。

下りて行く。

裏参道入り口。
ここに説明板がある。

もう一つの境内案内図。
こちらのは付近の案内も載っている。

案内図を拡大。

裏参道を出た所にバス停と駐車場。

バス停から裏参道を見る。

最後に御朱印。

三尾の名刹で一番有名なのは神護寺ですが、高山寺の雰囲気が一番良かったです。

 

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