出町妙音堂(京都市上京区) | 三日月の館

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所在地  京都市上京区河原町通今出川上ル東入ル青龍町266
山号   なし
宗派   臨済宗相国寺派(?)
本尊   青龍妙音弁財天画像
創建   鎌倉時代
開基   西園寺家・伏見宮家

 

京のへび寺(?)です。

 

今年は巳年なので、へびにまつわる社寺へ初詣に行ってきました。
京阪出町柳駅から高野川と賀茂川を渡ります。
出町橋を渡った所に出町妙音堂はあります。

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社号標と鳥居。
神社?

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説明板。
広儀門院西園寺寧子は、日本史上で唯一女性で、かつ皇室に出自せず治天の君(天皇家の家督者)となった人物だそうです。

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【辨財天(出町妙音堂)】

本殿の本尊は青龍妙音辨財天画像で西園寺公衡(1264~1315)の長女西園寺寧子(大光明院殿・広儀門院)が第93代後伏見天皇の女后に輿入れされた折に、西園寺家第二伝の念持仏として持参されて以来、伏見離宮に祀られ、光厳、光明、祟光天皇と伝承されて来た霊像である。
その後享保年間、伏見宮家第14代貞建親王に至って伏見邸が河原町今出川下がる出町北鴨口に移転され、同時に本尊も奉遷されたのであるが、更に明治初年東京へ遷座の後、京洛の旧信徒再三の請願に依って、再び現在の地に堂宇を建て奉安せられた。
世に伏見御所の辨財天と称され、京都七福神の一つとして特に技芸上達、福徳円満の勝益をもたらすものである。

 

境内の様子。

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参道北側に手水舎。

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龍が吐いておりました。

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参道南側に寺務所。

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社務所の奥に鳥居が見える。

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鳥居。

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お稲荷さんでした。

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近づいてみると、伏見稲荷ではなく豊川稲荷でした。

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本殿へ戻ってお参り。
最初は神社だと思ったので、二拝二拍手一拝してしまいました…
出町妙音堂は相国寺塔頭大光明寺の飛び地境内だそうです。

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本尊は青龍妙音辨財天画像。
付近の町名にもなっています。

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失礼しま〰す!

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白蛇がおられました。

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和讃。

https://livedoor.blogimg.jp/kanezane2/imgs/3/c/3cfd8be7.jpg

妙音堂をぐるりと一周。
北側。

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へびの瓦。

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白蛇の絵。

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西側。

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鎌首をもたげるヘビ。

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カラフルなヘビと妙音堂の扁額。

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参拝した白蛇が祀られている建物は「妙音堂」で、本殿はその奥の六角形の建物だそうです。

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妙音天の扁額がかかっています。
本尊はこの中にあるのでしょう。

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「あるがまま なるがまま 神のまま」

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妙音堂へ戻る。

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南側にもヘビ。

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一周しました。
出町妙音堂は京洛七福神の一つだそうです。
(諸説あり。)

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境内に20分くらいいましたが、それほどの話題になっていないのか、初詣に訪れる人はそれ程多くありませんでした。
やはりヘビは人気ないのでしょう。
うさぎ年の行列は何だったんだろう?)

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最後に御朱印。

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ヘビだらけの出町妙音堂でした。

 

(おまけ)

 

門前に堀があったのかな?

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出町という地名は、若狭街道(鯖街道)の出入口だったことに由来するとか。
出町橋の袂に碑が立っています。

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また、秀吉が造った御土居が枡形になっていたとも。
付近に商店街の名前に残る。

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出町柳の駅へ戻ったら巳年に因んだパンがありました。

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巳年だけに身を引き締めて行きましょう。

 

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