常照皇寺(京都市右京区) | 三日月の館

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所在地  京都市右京区京北井戸字丸山14-6
山号   大雄名山
宗派   臨済宗天龍寺派
本尊   釈迦如来
創建   貞治元年(1362)
開基   光厳上皇

 

京の山奥にある皇室ゆかりの寺です。

 

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【常照皇寺】

常照皇寺とは「大雄名山万寿常照皇寺の通称。
以前は、常照寺と略称していた。
当寺は、南北朝時代の北朝初代光厳上皇が1362年(北 貞治元年、南 天正17年)頃開創。
臨済宗京都嵯峨天龍寺派に属する。
一説には天台宗系の成就寺という廃寺を改めたと伝えられている。
皇統譜による第102代後花園天皇が境内裏山万樹林や小塩田260石等を光厳上皇の香華料として献納。
皇家と檀家が力を合わせて護寺に努めてきた。
戦国期の1579(天正7)年、丹波の守、明智光秀の山国全焼戦による寺域全壊の後、江戸期の後水尾天皇の「ひねりこうし」のこぼれ話にあるように、志納などで漸次回復した。
また、幕末・明治期の王政復古もあって、皇室経済は由緒寺院への下賜金を繰り返し、堂宇庭園を拡大したが、第二次世界大戦のあおりにより多くの寺田や寺の資産は亡失。
その後、現在の姿に復元した。

京都市

 

常照皇寺へは、JR京都駅から周山行きバスに約80分乗り、周山城麓の終点周山で京北ふるさとバスに乗り換えます。
残念ながら京北ふるさとバスは本数が非常に少ないのでうまく接続出来ない事があります。
今回は接続するバスが無かったので周山からはタクシーに乗らざるを得ませんでした。
境内図。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/e7/31/kanezane/folder/1510034/img_1510034_59423322_119?1303308719_

山門。

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勅額門。

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光厳法皇勅額復本。

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勅額門の脇にもう一つの門。

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香積門。

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勅額門から入ると碧譚池が広がる。

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勅額門の上にあるもう一つの門、勅使門。

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勅使門は開いていないので、稲荷の脇を通って廻りこむ。

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鐘楼。

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庫裡から中へ。

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菊御紋の瓦が格式の高さを感じさせる。

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玄関にある手書きのご案内。

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玄関から中へ。

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書院。

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書院の玄関。

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そして方丈。

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方丈の額。

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本尊の釈迦如来立像は、天井近くの鴨居上の仏壇に安置されている。

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方丈の様子。

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方丈奥の庭。

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山の斜面を利用した庭。

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春なのに紅葉?
もみぢの葉が芽吹いている様子。

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方丈と怡雲庵(開山堂)との渡り廊下。

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怡雲庵(開山堂)。

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中の様子。

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さて、方丈へ戻りいよいよ今日の目的である桜へ。

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庭へ向かう。

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御車返しの桜。

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一枝に一重と八重の桜の花が咲く。
後水尾天皇が同寺を訪れたときにあまりの美しさに車を返したことから御車返しの桜と云われるようになったとか。

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方丈から見た御車返しの桜。

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御車返しの桜と方丈。
以前来た時は、この桜を九重桜と勘違いして満足して帰ってしまった…
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そして九重桜。
ちょっと盛りが過ぎたのが残念。

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この桜は国指定天然記念物。

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桜の中から。
かなり大きな桜。
満開で快晴だったらなぁ~

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九重桜の花。

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怡雲庵(開山堂)前で咲く左近の桜。
江戸時代に京都御所から株分けしたもの。

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左近の桜の花。

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左近の桜と九重桜。

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境内奥の舎利殿。

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帰りのバスの時間が迫って来たので急いで境内を出る。

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山門前にきれいな枝垂桜が咲いていたので撮影しようと急ぐ。

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おっと、山国御陵へ行くのを忘れた。

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山国御陵へは山門から斜めに参道が分岐している。

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山国御陵。
光厳天皇の墓。
奥に後花園天皇の墓である後山国陵がある。

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帰り道。
なん~だ、勅額門から碧譚池脇を通ってショートカット出来たんだ。

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最後に御朱印。

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結局、山国御陵へのロスが響いて、山門前のきれいな枝垂桜を駆け足で見つつも撮影している時間が無かった。
交通が不便過ぎる。
京北ふるさとバスの臨時便の運行も桜の開花時期と微妙にズレがあり、何と前日の金曜日で終了していた。
もっとゆっくり見たかったのに~
そんな素敵な寺でした。

 

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