2011年4月17日(日)晴
兵庫県下最大の桜を見に行ってきました。
車でないととても行けない山奥にあります。
国道9号線を鳥取方面へ進み、但馬楽座付近の信号を左折、県道6号線をひたすら進みます。
やがて、樽見の大桜の看板や案内板があちこちに見えて来ます。
樽見の大桜は、県道6号線からさらに山奥へ入ったところにあります。
駐車場への道はシーズン中一方通行です。
誤進入は大変危険です!
養父市のゆるキャラであるやっぷーがお出迎え。
駐車場からは山道を登って行きます。
大桜まで400mです。
途中、段々の石垣がある杉林を抜けて行きます。
この石垣は桑畑の跡だそうです。
5分ほど登ると視界が開け、頭上に樽見の大桜が見えました。
おぉ~
下から見上げる。
北から見る。
大きいなぁ~
東から見下ろす。
南から見下ろす。
説明板。
【樽見の大ザクラ】
指定年月 昭和26年6月9日
所在地 兵庫県養父郡大屋町(現養父市)樽見字ケジメ85番地
所有者 大屋町(現養父市)
桜の種類 エドヒガン
樹齢 約千年
目通り幹囲 5.2m
樹冠 約3.8a
樹高 20m
*由来
この大桜は別名仙桜ともいう。
この木がいつの時代から生長したのか明らかでないが、古くからその名声高く、神の木として大切にされてきた。
もっとも盛んな時代は、元禄の頃で、当時は樹冠20間四方にわたり、開花の時は皎々として白雪のように偉観を呈し、文人墨客の訪れがあとをたたず、かつて出石藩主小出備前守も遊覧した。
老大桜としては、県下第一位として知られ、毎年ここを訪れる人は数多い。
管理者 大屋町教育委員会
樽見大桜保存会
かつてはこんな感じ。
人が大勢攀じ登れるくらいだった。
しかし、杉の植林に日照を遮られて弱り、あわてて伐採したら今度は根元が乾燥してさらに弱ってしまったという。
現在、ジャングル支柱で囲い治療中です。
5~6年もすれば支柱が取れるくらいに回復するだろうとのこと。
それまでご辛抱下さい。
以上、やっぷーからのお願いでした。
ジャングル支柱があっても、あまり気になりません。
この角度ならほとんど解かりません。
雪のように白い花。
きれいですね。
最後にもう一枚。
30分ほど見て下山しましたが、中には弁当持参でゆっくり花見をしている人もいました。
また、このさらに山奥にも見所があるそうです。
もう一つの国指定天然記念物、口大屋のアベマキへは時間と体力に余裕のある方は是非!
(熊には気をつけて下さい。)
(おまけ)
神戸牛、近江牛、松阪牛などは、但馬牛が起源です。
(兵庫県立但馬牧場公園まで行けば、そのあたりのことを学べます。)
せっかくここまで来たので、道の駅ようかに寄って、
但馬牛を食べたかったのですが…
高かったので、但馬牛カルビまんを食べて帰りました。
まあまあおいしかったです。
余談ですが、駄目な医者のことを『藪医者』といいますが、この辺りでは次のような説があります。
昔、養父には名医が多く、「養父の医者」とは一種のブランドだったのですが、各地で「養父の医者」と名乗る駄目な医者が横行したことにより、かえって名医を表す言葉が反対の意味となり、「養父医者」がやがて「藪医者」となったと云う。
あくまでも、地元で聞いた話ですが…