鉄砲伝来の地で有名な種子島、その島に宇宙開発施設が多く建てられたのは偶然ではないのかも知れない。火縄銃がもたらした影響は日本の戦国を大きく変え、その鉄砲が今やロケットと形を変化させ活躍の舞台を宇宙へと導いて来た。天候不良の為打ち上げが延期されていたH2Aロケット11号機(きく8号)が12月18日種子島宇宙センターから打ち上げられた。過去に何度も失敗を繰り返した教訓は5機連続の打ち上げ成功に活かされおり、関係者の胸を安堵の色に染めた。日本に於けるロケット開発は先進国の中で他の国に大きくリードされているものの、日本人の職人技と言える優れた技術力は各国から高い評価を得ている。平和利用の為の宇宙開発、ロケット打ち上げ、技術の進歩であれば大いに予算をアップして税金を有効に使って然るべきではあるが、この膨大な費用がかかる宇宙開発、ロケット開発については何処の国も国家予算の赤字に苦しみ、経済利益を優先する現実の前では予算を削減せざるを得ない状況に陥っているのも事実である。しかしながらこれが軍事兵器に結び付くとなれば、眼の色を変えて巨額の費用を投資するだろう。皮肉にもまるで何処かの将軍様と同じである。日本の現状は税金の使い道が庶民にとってみれば信じ難い方向に向かい、無駄使いが眼にあまる。正しい使い道の分からない政治家や役人が多すぎるのも困った問題で、私利私欲の為に国民の血税を自分の金であると勘違いしている状況下では生きた政治は愚かしく、借金だけが増えて行き、そのつけは結局国民に跳ねかって来るのである。ロケットの打ち上げ成功で来年の道が大きく開いてくれれば良いのだが…。







