撮影会で実現した3色やくも | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

3色やくもは撮影会で実現!!!

本日は,本日6/26に後藤総合車両所出雲支所で開催された「381系3色連結(&幕回し・文字『やくも』幕)見学会」を模型製品で再現するという趣旨で取り上げます.85分の見学で28,000円で29名を,1名に使用する文字『やくも』幕を贈呈するとするコースを268,000円で募られたこの見学会,注目度は高かったと思います.SNSなどで当日の様子も紹介されていましたが,結局,合成イメージ組成と同じ,「国鉄色のクロ・サハ」+「緑のクモハユニット」+「ゆったりのモハユニット・クハ」編成が組まれました.「やくも」の現役時代には3色編成も稀に見かけましたが,現代の情勢では無予告の突発でもこのような編成を組んでしまうと警備上の問題があり,引退後の見学会のみでの披露になったのは仕方がないことでしょう.このイベントだけで100万円程度集めることができました.

まずは「10-1452」セットから付属3両を用意します.こちらは実際に「緑」や「紫」に連結して組まれたことがありました.

 

 

次に「10-1777」製品から「リニューアル編成(緑)」を連結します.

この製品と,実際の「懐鉄シリーズ 復活緑やくも」は,KATO製品で再現できる程度で差異があります.こちらも製品化していただきたいところです.

 

 

そして先頭には国鉄色が用意されました.

 

 

模型では良くやる混結ですが,実際に行うということはとても難しくとても貴重で,とてもありがたいことです.企画・開催された皆様,大変お疲れ様でした.

 

381系「やくも」においては報道で取り上げがありますので紹介しておきます.

  • 「ENCOUNT」によると,6/14「やくも25号」の発車に際し,無関係な奇声や怒号が上がったと報じています.
  • 「381系やくも」の撮影者に対し,鳥取県日野町では臨時駐車場や注意喚起の看板を設置するなどの活動がなされていましたが,JR西日本から感謝状が発行されました.

 

 

この日の金沢駅でも奇声や怒号がありました.もはや,一部のものに対して鉄道車両のラストランは,現地にいてそのライブ感を楽しみ,自分で盛り上がるようなイベントになってしまっています.しかし,その目的で駅を訪問するには公共性・危険性が高いということを認識していない方々が増えているような気がします.

また,沿線の撮影においてもなかなか相互的に注意をするということはできず,鳥取県日野町(および沿線各地)の皆様は本当に助けていただいたと思います.273系はまだデビューから1年経っておらず四季折々の風景と合わすことができていないこと,多くの381系目当ての方々は撮影されていると思いますが,伯備線にはまだ113・115・285系・EF64といった希少車種がまだまだ走っています.伯備線の賑わいはもう少し続くかもしれません.

 

筆者としても,今後とも引退・廃止が近い列車・路線の利用はふた足早くすることを意識しようと思います.この機会にぜひ,105系・115系・クモハ123・415系・キハ40系,そしてSLが走る山口県の鉄道に目を向けていただきますと幸せます.

 

参考

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240603_00_press_yakumo.pdf