KATOから「ゆったりやくも」ノーマル編成が発売されています．
2018年1月に発売された「10-1451」ゆったりやくも「パノラマ編成」は，クロ380やモハ380-200を含む，まさかの製品でした．三大都市圏以外で活躍するKATO製品はすぐに売り切れになりやすい傾向があり，筆者も当然予約して購入，そして全国的に，もちろん山口県内の模型店の在庫の棚にも並ぶことがない製品となってしまいました．当然再生産されるだろうと思っていましたが，まさかの「10-1452」の設定となりました．かなり厳しいですが，買うしかありません．
「10-1451」ではAssyパーツも買って9両にしていたのですが，カプラーの取り付けに難儀しました．「10-1480 485系みどり」セットのAssyパーツが使用できたので，かなり楽になりました．そして，「10-1452」セットは，このAssy組も過去の物としました．
製品はパノラマ編成同様の素晴らしい出来となっております．
このセットに含まれる「クハ381-112」は「くろしお」からの転用車で，サボ受け，白幕であることが特徴です．模型でも作り分けられています．
モーター車もこれに合わせ，「モハ380」に，床下機器カバーパーツも含めて設定されています．
セットの目玉となる「クモハ381」です．専用のボディ・床下に，ライト消灯・先頭連結可能な形態となっています．製品は電気連結器設置後の500番台ですが，セット付属の連結カプラーが無加工で取り付けられるので，電気連結器設置前の0番台に見立てることも可能です．
500番台では「瑞風」「迂回貨物」「TOMIXの鬼太郎列車」「四国2700系」などと，0番台では「旧塗装のやくも」「特別なトワイライトエクスプレス」「115系更新色」などと並びます．好きな方をどうぞ．
なお，電気連結器のパーツはセットに含まれていません．
ゆったりやくもの魅力は，その編成パターンの多さにあります．
レンタルレイアウトで再現した動画を紹介します．
(現在運行されていないパターンがあります．「パノラマ編成+サブ編成」はご勘弁願います．)
買った後で，この製品にもAssyパーツ組の車両が必要と気づいてしまいました．結果，「ゆったりやくも」は19両体制となりました．227系(15両)より多いです．
クロ380を製品化する際にまず「くろしお」を製品化したでしょうし，モハ380-200は「タイプ」，クロ381・サハ381はクハ381・サロ381の床下を使った「タイプ」さらには，クモハ381は「クハ381-0」を使用した「タイプ」として，ラウンドハウスブランドで製品化されていてもおかしくないモチーフではあります．走行地域柄，決して大量に作って売れるモチーフとは言い難いです．メーカーの英断に感謝します．ぜひ，「国鉄色」「紫スーパーやくも」「緑やくも」もよろしくお願いいたします．
なお，筆者は特急やくもに乗ったことはありません．381系は車両置き換えが計画されており，今後の動向は予断を許しません．
(W7系を計画より2〜3本多く製造する必要が出てきたので，変更があるかもしれません．)