(「緑やくも」がついに発売)
実のところ当ブログで鉄道模型の記事を書く回数は少なくなっています.それだけ,実車の方の話題が多いということであります.
本日は3/22に出荷された「緑やくも」こと381系「やくも」(リニューアル編成)を紹介します.「クハーサローモハークモハ」を軸に車両を追加・減車する形で自由に組成できることがこの時代の「やくも」のポイントです.
今回はクモハ381-0が新規制作となります.「ゆったりやくも」と異なり,車番部分はベースがない仕様です.これで「スーパーやくも・ノーマル編成」が開けました.なお,発注側の混乱があるため,「スーパーやくも・パノラマ編成」については現役時か復活時のどちらか一方のみが製品化の俎上に乗ることに注意しておきます.
クモハ381-0はTOMIX製品がなく,「緑やくも」は実車の現役時代は「Bトレインショーティー」でしか製品がない状態でした.
多くの編成が組めます.これが3両.
4両.
6両,と言いたいところですが,増結セットのクモハ381にはライト・トレインマークが装備されていないことに注意が必要です.増結セットを軸に編成を揃えたい方はAssyパーツを買うことも視野に入ります.
やはり9両が迫力あります.この場合,クハは編成の両端につきます.
模型では「ゆったりやくも」と組み合わせて,行おうと思えばこのように1両単位での混結もできます.
実車では「スーパーやくも色」はもちろん,国鉄色(KATO製品でいう「10-1112・13」)とも連結されていたことがありました.
筆者にとってNゲージ車両を購入する量は予算・保管場所ともに限界に近づいており,今後は導入基準が厳しくなると思います.しかし,このKATOの「やくも」シリーズは最後まで購入し続けたいです.
最近の実車動向
最近は実車の動向が激しくなっていますが,随時記事化することが難しくなっています.ここで少し触れることにします.
- 2023/4よりE259系が塗装変更します.新塗装のE259系は「N'EX」よりも「SERIES E259」を強調するデザインになります.
- 草津線で活躍する113系は3/18のダイヤ改正後も運用されていましたが,まもなく運用を終了します.4/13〜18に,京都鉄道博物館での展示が予定されています.
- JR西日本の山陽・北陸新幹線で表示される車内文字ニュースが,3/31以降表示されなくなります.
- 3/23に,芸備線備後八幡〜内名で発生した落石により車両が脱輪しており,3/24以降,芸備線の東城〜備後落合が不通となっています.
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20230324_ho05.pdf
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230323_00_press_113kei.pdf
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230324_00_press_moji.pdf
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230324_00_press_geibi.pdf
中国新聞の報道によれば,脱線した芸備線の列車には乗客がいなかったとのことです.落石が起こった線区は屈指の超閑散線区であり,2020年にもキハ120型を廃車にする事故が発生しました.沿線は山中で落石防止対策をとるにしても多大な手間と費用がかかるため,場合によってはこの区間を復旧させずに廃止するということも十分考えられます.