記事執筆・公開日現在,当ブログでは「3/1」「3/2」「3/15」の3つの旅行記が同時連載中で,この記事は「3/2」の,筆者が「予土線伊予灘ものがたり」に乗車する前の話です.
これまでの旅路
キハ185の普通列車は早朝に一往復!
3/2の朝5:30ですが,松山駅に到着しています.「予土線伊予灘ものがたり」のツアーは9:40に受付開始ですので,こんなに早く行動する必要はないのですが,筆者としてはここで乗車したい列車がありました.それが,松山5:51発 愛ある伊予灘線経由の宇和島行きです.この列車には2023年度ダイヤ,全国でもここだけでしか運用されていない,特急型車両に最低限のグレードダウン改造のみを行い,普通列車専用に運用されている,キハ185系3100番台が使用されていました.
(2024年度ダイヤでの運行状況は皆様での調査をお願いします.)
早速入線してきました.左の列車は5:48発「宇和海1号」で先に出発します.普通列車が愛ある伊予灘線を走行中に「宇和海3号」に追い抜かれ,宇和島には「宇和海5号」より先に到着します.
随分とレトロな印象があります.普通列車用ですのでテーブルはなく,座席は回転しますがリクライニングしません.それでは乗ってみましょう.
愛ある伊予灘線へ
この日はあいにく天候が曇り,湿度も高い朝でした.写真にはっきりとは写せませんでしたが,「伊予灘ものがたり」を疑似体験することはできます.
伊予上灘駅ではまとまった時間とまり,列車が交換されます.キハ185-3100を初め,この区間を走る普通列車にはトイレがありません.トイレはこのように列車交換をする駅で済ませましょう.
この日はなんといっても菜の花が咲き誇るのが印象的でした.「伊予灘ものがたり」のみならず,いかにこの地域の方々がこの路線を愛しているかがよくわかるポイントです.
なお,「伊予灘ものがたり」においても,2〜3月に運行する場合は「菜の花編」を冠した内容に,また3〜4月には「桜編」が運行されます.
大洲駅に到着しました.トイレに行った後,キハ185系3100番台のもう1本の列車,宇和島6:09発 内子線経由松山行きと交換します.
と,ここまでは以前乗車したことがあるのですが,今回はこの先へ行きます.
キハ185から宇和海を見る
この後も予讃線を下っていくのですが,この日は雪が混じるような天気でした.
特急宇和海は16往復の頻発運転で,この列車も6・8号と交換します.
トンネルが多い区間であることも特徴的です.
宇和海は伊予灘とはまた異なる表情を見せます.
乗ること3時間19分,宇和島駅に到着しました.あっという間でした.
宇和島駅にはすでに「伊予灘ものがたり」が待っており,ここから2つの短い旅を一気に体験します.
続く