2023/11/26 大糸線雪月花その1 南小谷駅にて | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

 

西日本の東端が賑わう

 

これまでの旅路

 

2024/2/13に,この記事の直前の出来事を記事化しました.

 

大変お待たせしました.「大糸線雪月花」の話をスタートします.筆者が参加したのは復路で「雪月花」に乗車する「Bコース」でした.ツアーは糸魚川駅からバスに乗車して「道の駅 小谷」に立ち寄ってから駅に向かう内容となっていましたが,記事はここ,南小谷駅からスタートします.

「リゾートビューふるさと」が運行する日の南小谷駅は,特急「あずさ46号」と,大糸北線の列車が並ぶことになります.

往路で雪月花に乗車するAコースに参加された方はここからバスに乗って糸魚川に戻ることになります.

「大糸線雪月花」を運行するための重要な条件が,地域輸送を確保することです.大糸北線は過度に合理化されており,「雪月花」を通そうものなら普通列車をバス代行輸送させる必要があったほどです.この時点で,いかに「大糸線雪月花」が地元で重要視されているか,そして,地域輸送機関として大糸線が機能していないか,ということがよくわかります.糸魚川バスが運行するこのバスは糸魚川駅へ直行したとのことで,途中駅の需要はジャンボタクシーが別に運行されました.

そして,背景に建設中の「松本糸魚川連絡道路」が全て開通すると,いよいよ大糸線はその存在意義を完全に観光に求めることになります.

横断幕の下に筆者のバッグを写しておきます.ここまで来るとお分かりと思いますが,「sMALL wORLD」のバッグは「雪月花」をイメージしてコーディネートしたのです.

 

 

駅では多くのおもてなしが行われています.JR東日本の制服を着た長野県のキャラクター「アルクマ」と,小谷村商工会のキャラクター「たりたりOTANI」の着ぐるみが出ていました.

なお,長野県には他にJR東海・西日本・しなの鉄道・長野電鉄・アルピコ交通が普通鉄道を運営していますが,制服バージョンのアルクマがあるのはJR東日本の他にはアルピコ交通のみのようです.

(「しなの鉄道」を追記しています.)

「大糸線雪月花」の参加者にはここで塩・お米(炊いたご飯ではありません)の配布と,なめこ汁・えび汁のふるまいがありました.このなめこは実が大きく大変おいしうございました.

 

時間になりましたのでそろそろホームへ向かいましょう.

ついに,雪月花「ET122-1001」の車内に入ることができました.

多くの人々の見送りを受け南小谷駅を出発します.果たして,この先にはどのような光景が広がっているのでしょうか??

 

「大糸線雪月花」はもちろん,前後の行程を含めた全体的にも長い旅路となりますが,最後まで読んでいただけると大変幸せます.

 

続く

 

 

 

全体像が気になる方は1分動画を用意しておりますのでご覧いただければと思います.

 

 

 

※今回の旅行記シリーズの記事では,撮影や見送りを行っている方が「黄色い点字ブロック・白い線の外側にいる人が写っている」画像を使用します.それだけ,この大糸線雪月花の運行は貴重なものです.ご容赦ください.