待望の再生産 KATO 10-1451 381系ゆったりやくも(パノラマ編成) | 金屋代かずおのお部屋

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(近年稀に見る超人気製品が待望の再生産)

 

KATOによると,ついに「10-1451 381系『ゆったりやくも』6両セット」が8/17出荷予定となっています.KATOの場合,「出荷予定」の日に販売されている場所はホビーセンターカトー東京店と,ごく一部の関東地方の店舗のみと思われます.2018年に発売されたこの製品は当時大変な人気を誇り,山口県の鉄道模型店の在庫棚に並ぶことはありませんでした.比較的最近リサイクルショップでメーカー希望小売価格の約1.5倍で売られていたことを見たことがあります.従って筆者としても持っているにも関わらず再生産を要望していた製品です.

なお,当記事の製品は2018年ロットです.

 

  車両を詳しく見る

なんといっても新規製作のクロ380が光ります.販売当時で出回っていた製品はTOMIXの「くろしお」用のみであり,その意味でも待望の製品化でした.

パノラマ編成ではモハ380 200も重要な車両で,これもこのセットにしか含まれない車両となっています.ドア横の窓割りが特徴的な車両です.

これに「10-1452」の増結編成をつなげています.「10-1451」製品のクハは連結非対応ですが,「10-1452」発売時にAssyパーツで床下を取り替えました.当時の「10-1451」の製品構成を見て「増結編成は考えていないのか」と思っていたため,Assyパーツでもう3両用意する,ということも当時行っていました.連結方法がうまく行かずどうしたものかと思いましたが,「10-1480(485系みどり)」のパーツでことなきを得ました.

ぜひ,「紫やくも」「緑やくも」「復活国鉄色」もお願いしたいところです.

 

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  実車の話題

ここで,JR各社からプレスリリースなどが発表されていますので紹介します.

  • JR北海道はキハ143系などの置き換え用として,「737系電車」を2023年度より,主に室蘭本線の苫小牧〜室蘭に投入します.2両・2ドア・ロングシートで,H100型を電車にしたようなデザインとなっています.内装ではフリースペースを広くとっているのが特徴的です.新型「電車」の投入は意外でしたが,こちらの方がトータルコストを抑えられるのでしょうか.
  • JR九州ネット予約での西九州新幹線の反響は非常に高く,8/17時点で「9/22」「9/23」の事前予約ができなくなっています.これは西九州新幹線・ダイヤ改正に関係ない線区・列車も含めて事前予約ができないというものです.ご注意ください.(JR西日本「e5489」では事前予約可能であり長崎県の駅でも受け取り可能です.とはいえ現在から申し込んでも「9/22 かもめ45・48号」「9/23 かもめ1・2号」などは取れないと思います)
  • JR西日本では「WEST EXPRESS 銀河」の「2022/10〜2023/3 紀南コース」の運行概要が発表されました.編成が方向転換するほか,ダイヤが見直されさらに「WE銀河」の旅が楽しみやすくなっています.今回も(おそらくは目的地での1泊が必要となる)旅行商品での販売となります.
特筆すべきはこの「紀南コース」運行にあたり,「宇久井〜那智」の車窓をより楽しんでもらうために,3月に地元住民の方により草刈り・ゴミ拾いなどが行われたということが別にJR西日本から発表されているということです.一方,国鉄色を復活して運行している伯備線においては,最近「撮影目的と思われる身勝手な理由で私有地のひまわり畑や柿の木が勝手に伐採された」と報じられています.
この2つの行為,どこが違うのか,何が目的であるのか,どのようにすればみんなが喜ぶのか,ということを,よくよく考えて実行しなければならないと感じた次第です.
 
図らずも実車・模型の両面でタイムリーな記事となりました.最後までお読みいただき,誠にありがとうございました.
 
参考:

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/220817_KO_737.pdf

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220817_03_01_gingakinan.pdf

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220525_03_kinokuni.pdf