2019/8/16 2/4 国際鉄道模型コンベンション 各メーカー新製品・試作品編 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

本日は山口県山口市阿知須の「サンパークあじす」で,カトーの担当者によるジオラマ教室・試作品・製品展示会が行われていました.

筆者もジオラマを作ってみました.製作時間は15分程度です.

鉄道模型趣味の本質は,鉄道模型車両や鉄道シーンの再現だけではないと痛感した次第であります.これは後日詳しく記事化することとして,このイベントを紹介するための前提ともなる,JAMでの展示を先に紹介します.

追記:8/23の阿知須でのイベントについて書きました.こちらです.

 

旅行記の目次はこちら,前回の内容はこちらをご覧ください.

 

JAMで展示されたのは,もちろん瑞風の試作品だけではありません.

カトー

新製品として,「貨物駅プレート」「イギリス高速鉄道Class 800」が紹介されていました.両製品とも企画進行中という扱いで,発売までには時間かかりそうです.「Class 800」は日本国内でも,日立製作所の重要プロジェクトとして広く案内され,知名度は高いです.製造工場がある山口県下松市では,このClass 800を,工場から港まで日中に輸送し,2回の実施で延べ6万人以上の来場者を集めた大イベントが行われました.2回目の様子はこちらをご覧ください.
国内販売も予定されていますが,筆者としては1両のみの販売も要望しました.
 
12系です.よくできています.
ゆったりやくもです.今回製品の新規形式も気合が入っています.
787系です.連結ができるスカートにはアレンジがあります.新形式クロハ787もよくできています.
415系です.113系などと異なる印象がしっかりと作られています.
 

 

 

コアレスモーターを採用したポケットラインが,運転できるように展示されていました.製品のモチーフから要求される超スロー運転が可能になりました.感動するほどです.
 

トミーテック

まず,完全新規発表の新製品として,1/80のED78が発表されました.また,TNOS連動信号機も開発中とのことでした.
瑞風以外で最も目を引いたのは,先日発表があった153系です.すでに,緑が塗られた状態で展示されています.
ライトリムが一体成型など,ひょっとするとKATOが製品化するとうまく表現できる部分もありますが,過去に発売された165系・475系同様非常によくできています.
153系の床下パーツは,車種ごとに作り分けられます.これにより,シャーシ部分を共通部品で作ることができます.昨今の価格高騰への一つの回答になるでしょうか.
281系は塗装済み試作品と,「ハローキティはるか」のパッケージイラストが公開されていました.
令和改元記念として作られるEF64 77です.ED75 121共々よくできています.
鉄コレの猫屋線シリーズ(1/80スケール・9mmゲージ)はジオラマが展示されていました.ジオラマを作り込みたい方にはこちらのシリーズの方が使いやすいかもしれません.
その他,近日発売予定の製品の多くが展示されていました.

マイクロエース

カトー・トミックスより大きいスペースで,新製品発表などがショー形式で行われていました.その新製品は,京王9000系サンリオキャラクターズなど5車種8製品です.
(通常の発表であれば,当ブログでは記事にしていない車種です)
10%税込メーカー希望小売価格54,780円と非常に高額な製品ながら,よくできています.JR関係の車両(例えば,サンリオピューロランド関係であれば,JR常磐線に乗り入れる小田急の車両)であれば検討の余地があったかもしれません.
また,ディーゼル機関車にスピーカーを搭載する製品の企画紹介もされていました.
 
今回JAMに足を運んだ目的としては,「とにかく瑞風の試作品をこの目で見たい」ということに絞っていたため,他の試作品の確認は最小限に留めました.しかし,工夫を凝らした製品を作っている各メーカーの努力を感じることができました.
 
JAMの展示はメーカーのものだけではありません.
後日紹介していこうと思います.
 
 
※8/24は,山口県周辺で鉄道イベントが多数行われます.参加した場合はこちらのレポートを先に掲載します.