旅行記を連載していますが,「STEAMで深まる鉄道模型 Nゲージ・ジオラマのデザイン力」の冊子を紹介したので,国際鉄道模型コンベンションの出展を紹介できます.
国際鉄道模型コンベンションは,鉄道模型メーカーの試作品の展示・限定品の販売のみではなく,一般団体からも多数の出展があり,模型でなくても鉄道に興味がある方であればどなたでも楽しめるイベントとなっています.
筆者が気になった出展品を一部紹介します.
クラウス号の模型です.山口県防府市にも実物が展示されており,筆者にとっては身近で馴染みの深い機関車です.どれくらい馴染んでいるかというと,写真を撮っていないほどです.
後ろには「ニパ子」をモチーフとした車両が走ります.
実物っぽい情景を再現する作品は非常に多いです.この作品は「木こり鉄道 しまなみライン」と題され,木材を自由に切ったボードの上に作成,その名の通り,実際には鉄道が走っていない「しまなみ海道」を思い起こします.
余談ですが,しまなみ海道は愛媛県の大島(今治市)を通ります.誤って辞典に書かれたことがありました(修正済みですが,ニュースになりました)が,周防大島は通りませんのでご注意ください.
2重ループの環状線が組まれていますが,実はテーブルも回っていました.
見る方向に対して遠い場所に小さいサイズの模型を置くことによって,スケールが異なる車両も共存できるということがよくわかります.
夜景のシーンです.暗幕のテントの中で室内灯付き車両がゆっくりと走っていました.夜行列車の旅を思い起こします.
N700系のエア遊具です.他にも乗用模型も展示されていますので,小さいお子様を連れていても遊びには困りません.
鉄道といえば駅弁を思い起こす方も多いと思います.
JAM会場でも駅弁は販売されています.今回は言わずとしれた信越本線の横川(よこかわ)駅「峠の釜めし」を選びました.食べるのは初めてではありませんが,横川〜軽井沢の苦労が感じられます.
筆者がこの駅弁を紹介する場合,広島市に「横川(よこがわ)駅」がある関係もあり,「群馬県の,軽井沢の麓でつくられている」と紹介することが多いです.実際に,現在は軽井沢駅・安中榛名駅・高崎駅はおろか,横川サービスエリア(下り線は販売店のみ,上り線は荻野屋が食堂・売店を運営),さらには東京地区にも売店があり,購入できます.詳しくはこちらをご覧ください.
その他,鉄道模型技術の講座・競技会や,伊藤桃氏・中川礼二氏・(この日はありませんでしたが)宮澤孝一氏・広田尚敬氏・石破茂氏など,鉄道文化に詳しい著名人の方々によるトークショーなどが開催されていました.
開場後3時間程度の滞在でしたが,鉄道趣味の奥深さを知ることになりました.このようなイベントに足をもっと運んで行こうと思います.
さて,都内での滞在はこの辺りといたしまして,新潟県糸魚川市を目指します.現在のメインルートは「北陸新幹線」を通り,碓氷峠を越えるルートですが,青春18きっぷ的には,中央本線・大糸線をひたすら下るルートがメインルートです.
(旅行記的に)次の記事で紹介します.
※旅行記の執筆・公開の順番は時系列順ではありません.