おはようございます。
かなこです。
週末は鎌倉のほうへいってました。
まだまだ残暑が厳しいですね。
自然に癒されてきました。
さて、本日は「水道水について」です。
日本の水道水は安全と言われていましたが実際どうなの?というところです。
一昔前、日本の水は世界で一番安全な水であり、また世界でも数が少ない、水道の水が直接飲める国として有名でした。
しかし、その「日本の水はおいしくて安全」と言われた日本も、残念ながら、現在では水道の水が”危険”であるとされてしまったのです。
その昔には、小学校などで”金魚を飼う時には、水道の水をひなたに数日置いてから使いましょう”と習った方もいるかもしれません。実際は、蛇口を捻って出てくる水道の水の中に魚を入れても。生きてはいられません。人間は水道の水を飲んでいても害が無いはずなのに、ではなぜ、魚は水道の水で生きられないのかというと、水道の水には、”残留塩素”という成分が含まれているからです。
日本の法律において、水道の水の水質基準は厳しく定められています。
この水の質を保つための基準を満たした水であれば、人間にとっても安全な飲み水であるとされています。
しかしながら、私たちの生活環境の変化に従い、浄水場の設備だけでは、十分に水を浄化できなくなってきました。蛇口を捻って出てくる水は、一見安全そうに見える水なのですが、
実際には生活排水や工場排水など、激しく汚染されていた水を、大量の塩素を用いて消毒処理を行っており、かろうじて”飲める水”としているだけです。
これはつまり、水の質を保つための水質基準をかろうじてパスしていたとしても、
その後の貯水槽・過程などへ水を送る水道管の状況などによっては、蛇口から出てくる水が安全基準を満たしているかどうかは分かりません。
また、ここ最近の話で、とある発ガン性物質が問題となりましたが、このトリハロメタンという発ガン性物質は、塩素が微生物を分解した際に発生するものです。
水道の水は、私たちの生活環境の変化によって、今後もさらに塩素による水の消毒が行われると考えられてもよく、それに伴って、トリハロメタンや残留塩素といった水を使うための”不安要素”はますます増えてくることでしょう。
水道の水を”飲み水”であるという考え方は、もう古くなってきたのかもしれません。
というのが実情ですね。
まだまだおじいちゃん、おばあちゃん世代は水道水神話の世代なので、その世代の方たちには、安全でおいしいお水を是非薦めてあげてください。
かなこでした。