哀悼·千葉真一さん/映画【冒険者カミカゼ】 | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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こんばんは。先日、千葉真一さんがコロナのせいでお亡くなりになってしまいました。こんなに悔しくて辛い事は無いです。コロナが憎くてたまりません。子供の頃から憧れであり、ずっと大好きだった俳優さんだったのでショックは大きかったですね。
今日は千葉真一さんの追悼の気持ちを込めてまだブログにしていなかった映画、【冒険者カミカゼ】を紹介しますね。
冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-】は1981年の日本映画でした。主演は千葉真一さん。監督は【キイハンター】や【Gメン’75】などを手掛けた鷹森立一監督でした。東映製作映画になります。
予告編が無かったので【冒険者カミカゼ】の1場面動画を貼っておきますね。

映画の概要です。
大学が不正に蓄えた億単位の金を強奪後、横取りしようと企む凶悪な犯罪組織と一進一退の駆け引きと争いを繰り広げる、とてつもない冒険に人生の夢を賭ける2人の男と娘の活躍が、陸・海・空とテンポよくスピーディーに展開していく、アクション·青春·冒険を描いた物語です。これまでの千葉真一さんは大概、空手·拳法の達人や探偵·刑事·ヤクザ·暗殺者·スナイパー·剣豪·自衛官·忍者などを演じてきたが本作では元オリンピック選手ではあるものの今はショボクレた大学職員でごく普通の市民である主人公に扮していました。。そのため格闘技は意識的に避けており、乗馬·スキューバダイビング·水上スキー·器械体操と、複葉機·グライダー·ハンググライダー·モーガン·ジープなどを駆使しスピーディーかつ迫力あるシーンが展開されています。もっともスタントは従来通り取り入れられ、千葉ちゃんと真田広之さんは吹き替えなしで演じました。彼らに秋吉久美子さんが演じるヒロインを加えて一度人生に挫折した壮年男性・若者・妙齢の美女が再び夢を抱きストーリーに冒険・ロマン・ユーモアが盛り込まれ過去の東映活劇とは異なる仕上がりの稀有な作品となっています
映画のキャストは、
✈️神風大介(千葉真一)
不正入試&裏金問題のあおりを喰って解雇された大学職員「タフネス・ミドル」。
✈️星野明(真田広之)

同じく不正に合格したということで退学させられた学生「ジャンピング・キッド」。

✈️金城ケイ(秋吉久美子)

神風が複葉機を操縦していた時に知りあった騎手の卵。

【この3人が「冒険者たち」トリオになります。】

✈️立花みどり(あべ静江)

神風大介の彼女で商売が思うようにいかず怪しい筋から大金を借りている。

✈️堂島有三(岡田英次)

怪しい筋堂島興業のボス。

✈️海野九三(尾藤イサオ)

神風の後輩でやはり解雇された。


【冒険者カミカゼ】あらすじです。

元オリンピック体操選手で東西大学職員の神風大介(千葉真一)は女性ジョッキーを目指す金城ケイ(秋吉久美子)とふとした偶然で知り合った。二人はバッチリお酒落をして大金持ち紳士と令嬢風に豪華なディナーを取るが腹の中ではお互いに相手の金を計算しているから情けない。

東西大学医学部学生、星野明(真田広之)は体操部所属だが、鉄棒の練習をしている最中に除籍通知を受けた。不正入学が露見して大学当局の犠牲者となったのだ。怒る明は仲間のグループと不正入学金強奪を計画する。一方、大介も同じ問題で総務課を解雇され、愛人のみどり(あべ静江)と、後輩の海野(尾藤イサオ)と、入学金を狙おうと心に決めた。二組の冒険者たちが狙う現金輸送車が東西大学を出発した。

大介たちのグループは運転席に蜂を放し七億円強奪に成功した。その夜、三人はみどりの人形工房で祝杯を上げた。あまりの嬉しさにみどりは工房の赤字を埋めるために堂島興業に借りた五千万円を全額現金で返すと電話をしてしまった。ヤクザの直感で何かを感じた堂島(岡田英次)は工房を若い者に襲わせた。海野とみどりは射殺されたが大介は幸運にも酔って寝てたために命拾い。しかし、金は奪われてしまった。一足遅れて駆けつけた明とケイに助けられた大介は二人に海辺にある堂島の別荘を狙おうと誘う。三人は冒険者の絆で結ばれた。


三人はカプセルに入れられて海中に沈められた現金を取り返すが敵にケイを人質に取られてしまう。救出する事に冷ややかな大介を残し明は現金を持って敵陣に乗り込んだ。しかし堂島は金を受け取るがケイを離さず明とともに射殺しようとする。そこへ大介がグライダーで彼らを救出にきた。大立回りの末、二人は脱出する。三人はグライダーの格納庫に戻るが敵の手が回っており訪れていた大介の旧友、正平(川津祐介)は殺されていた。再び三人は堂島の別荘を急襲した。


金庫を破り再び現金を手にした大介と明はケイの運転するトラックに飛び乗るが運悪くケイが流れ弾に当って倒れてしまった。現金は手にしたが、いいしれぬ寂寥感に包まれる大介と明。そして配分金をケイの家族に渡すため二人はケイの遺髪を抱いて彼女の故郷、沖縄に飛んだ。だが沖縄にケイの家族は誰もいなかった。近くにある島に渡る二人を堂島の一味が襲う。戦いの中二人は辛うじて海に逃れた


【冒険者カミカゼ】の裏ばなしです。

仏映画の【冒険者たち】なら映画ファンなら知っている人はたぶん多いと思います。若いアラン·ドロンと渋いリノ·ヴァンチュラ、しっかり者のようでか弱いジョアンナ·シムカスの奇妙な3人組が一攫千金の夢を抱いて赤道直下の大西洋へ宝物探しの冒険に出かけるってのが本家の【冒険者たち】でした。


そのリメイクというかオマージュ映画が千葉真一さんの【冒険者カミカゼ】でした。公開は1981年。私がまだ初々しかった19歳の時代でした🥰

リノ·ヴァンチュラの役を当時中年の魅力が出始めた千葉真一さんが。アラン·ドロンの役に当時まだ少年っぽさが残っている真田広之さん、ジョアンナ·シムカスのポジションには当時アンニュイと少女を持ち合わせたような秋吉久実子さんが演じました。

プロデューサーの日下部五朗さんから「好きな映画を作っていい」と言われた千葉真一さんはフランス映画の【冒険者たち】をオマージュし、アメリカ映画【明日に向かって撃て!】、【スケアクロウ】のテイストを加えた企画を提出したんだそうです。ロケーション撮影は長崎県の式見港と沖合いの軍艦島、長野県諏訪市の霧ヶ峰高原などで撮影が行われています。

今は軍艦島ってツアーに申し込まないと立ち入れない様ですがこの映画の時代にはまだアクション映画に普通に使われていましたね。

映画の主題歌は真田広之さんの歌う【冒険者たちのメロディー】でした。

過去に2回、追っかけでお会いして一言二言、言葉を交わしながら握手をして下さった千葉真一さん。ファンにもすごく優しい方でした。まだお亡くなりになった事実が信じられない、信じたくないです。
以前、私のアップした千葉真一さんの出演していた映画やドラマを貼りますね。
もう私の中では群を抜いて【戦国自衛隊】が千葉ちゃんを男くさく、カッコよく映してくれた邦画第1位の名作です。
千葉真一さんのご冥福を心からお祈りします。


今日もありがとうございました。次回は洋画の予定です。