司法書士の山口です。
「任意整理の手数料を分割払いできる」
こう伝えられても、「うーん…なんかイメージがわかない」という人も多いかもしれません。
今日は、分割払いの流れを見てみましょう。
例)Fさんの場合
※300万・カード5枚を任意整理
※手数料は20万円
(5万円×4ヵ月の分割払い)
※2024年2月に依頼
(分割払いの流れ)
・2月3日:任意整理を依頼
※ここから5枚のカードの支払い停止
・2月25日:Fさんの給料日
※初回の手数料5万円
・3月25日:Fさんの給料日
※2回目の手数料5万円
・4月25日:Fさんの給料日
※3回目の手数料5万円
・5月25日:Fさんの給料日
※最後の手数料5万円。
これで全ての手数料(20万)の支払い完了。
・6月25日:Fさんの給料日
※ここから任意整理の返済(毎月5万円程度)へ。
①手数料と任意整理の返済はかぶらない!
「カードの支払い停止→手数料の支払い開始→手数料完了→任意整理の返済」
これが基本的なステップ。
なるべく1か月の負担を少なくしたいので、手数料の支払いとカードの返済が被らないようにします。
ここがかぶると思って心配している方は多いですが、大丈夫です。
ただし、「滞納している」「訴えられている」「和解条件が悪くなる」など、早く動かなきゃいけない場合は例外もあり。
それでも、極力かぶらないように進めています。
②分割払いの金額
分割払いの金額はどう決まるか?
これは「任意整理の返済額」が軸になります。
任意整理で毎月5万円の返済が必要なら、手数料の分割も1か月5万円以上。
任意整理で毎月8万円の返済なら、手数料の分割も1か月8万円以上。
両者をそろえる…そんなイメージです。
手数料の段階で毎月5万円が用意できないと、任意整理の返済が始まっても5万円用意できません。
手数料の分割払いは「任意整理できるか?」確認する期間でもあるのです。
だから、1か月あたりの分割払いの金額は、任意整理の返済額に合わせるというわけです。
うちの事務所が希望する金額でも、依頼人が希望する金額でもない。
あくまで「任意整理の返済額」これが軸になるのです。
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