司法書士の山口です。
任意整理をした場合の1ヶ月の出費(返済額)。
これが分からないと、今後の生活費が足りるか?も分からない。
任意整理を検討する上で、1番最初に把握が必要なところです。
1ヶ月あたりの出費は、人それぞれ違います。
(カードの支払い総額)
(どのカードを利用しているか?)
(カードの利用期間)
この3点が、関係してくるからです。
例えば、Aさんは楽天・dカード・ニコス・アコムで300万円。
カードの利用はかねがね5年以上。
Bさんは、エポス・プロミス・三井住友銀行・メルペイで150万円。
カードの利用は1年ぐらい。
Cさんは、三井住友カード・PayPayカード・JCB・イオン・LINE・auペイカードで500万円。
古いのは3年以上、1番新しいのは6ヶ月ぐらい。
こんな感じで、人それぞれ利用が違うわけです。
そして、利用内容によって、1ヶ月の返済額は決まります。
以前なら、支払いの簡単な目安は借金÷60回。
300万なら、300万÷60回=1ヶ月5万円というイメージでした。
しかし、最近は、消費者金融やこれに伴う銀行ローンの対応が厳しい…。
ここ数か月では、クレジットカードでも、対応を厳しくするカード会社が出てきています。
任意整理の数が多くて、その基準を強めているのです。
ある程度、安全圏な基準を説明するなら、
今は(借金総額÷60回)+1万円ぐらいが目安かと。
300万円なら6万ぐらいでみておいた方が安全。
減らせる限りはなるべく少ない返済額(5万)にはしていきますが…。
もっとも、クレカだと80回、90回で和解できるところもあって、返済額は下げれる。
短期(36回)と長期(80、90回)のカードの組み合わせなら、全体では60回程度になる。
こうした場合なら、(借金総額÷60回)ですみます。
・消費者金融率高めか?個別で
・クレジットカード率高めか?
そして、どこのカードを使っているか?
また、任意整理で短期分割になるところから多く借りてないか?
こうした条件で、任意整理の1ヶ月の返済額は決まります。
2,3年前より、だいぶ複雑になってきているのは事実。
にんいせいり君で大体の目安は知れますが、精度の高いものを希望される場合は個別でお問合せ下さい。
最期に、この返済額の目安はあくまでうちの事務所の場合。
うちの事務所では300万円が5万~6万でも、他事務所では7万~8万というケースもある。
「依頼する事務所で、1ヶ月の返済額は変わる」
これもしっかりと頭に入れておきましょう。
任意整理の1ヶ月の返済額が分かったら、収支と照らしわせる。
例えば、1ヶ月の手取りが20万円。
1ヶ月の返済額が5万円なら、残り15万円で生活ができるのか?
そして、その生活を5年ほど続けられるか?
ざっくりですが、これが任意整理できるかの目安です(^.^)
任意整理の目安を知りたい方へ
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「にんいせいり君」で任意整理の目安が分かります。
(1ヶ月辺りの返済額)
(支払いがどのくらい減るか?)
こうしたことがセルフチェックできます。
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