半年目検診【パラレルワールドと冬のボサノバ】
治療終了後、初めての内視鏡とCTの検査に先日行ってきました。結果は「問題なし」。先生曰く「きれいな食道をしています」と。他の人の食道見たことないから、よくわからないんですが、きれいと言われて悪い気はしないアラフィフ女子。すっかりなんともない生活を送っていて、先月は日帰り国内出張4回。(大阪3回と高知1回。高知って意外と近いのね~)大丈夫だろうと思ってはいたけれど、結果を聞く前は少しドキドキするものですね。これからも半年に一回検査を受けるそうです。この先あと4年半、手厚く検査を受けるから、万が一再発しても早く見つかるのかも、と思いました。がんになってよかったとは思わないけれど、悪いことばかりじゃない。自分でも生活習慣気を付けるし、検査も手厚いし。あと、もうひとつ気持ちの変化としては、パラレルワールドじゃないけれど、もう一つの人生を生きている感覚がどこかにあります。あのとき、検査を先送りにしていたら、見つかるのも遅くなって、どうなっていたのか。バリウムが嫌すぎて胃がん検診パスした年もあったし。自分で選んだのか、与えられたのかはわからないけれど、この毎日を後悔しないよう楽しみたいと思うようになりました。やりたいことがあったら、やる。行きたいところには行く。観たいものは観る。あえてぼーっとする時間も大切に。先週、ジョアンジルベルトの追悼ライブに行ってから、ボサノバブームが密かに再燃しています。食道がんが見つかってからちょうど1年です。