今回は西の新地巡りして色々お話も聞けました、改めて地域差を感じることが多かったので、風俗の解説が長いです。興味無い人はスルーしてください。
1月に二泊三日、新幹線で奈良の普通観光地と赤線巡り。
アクセスの悪さに後回しになっていた奈良を頑張ります。
京都奈良間の1時間ロングシートをトランク押さえながらってキッツいわー(汗
時間かかっても名古屋ー奈良の私鉄特急の方が楽だったのかな?
今日はブロ友のingちゃんと一緒に生駒の現役赤線を徘徊します。
大体年1、2回は一緒にレトロエロいもん探してる良き友です。
ホテルにトランクを置いて生駒駅で集合です。
このなんともいえない猫ケーブルカーが良いですね〜。
こんなふざけた車両をご披露してますが、「日本最古のケーブルカー」です。
当初「歩こう」とingちゃんに提案をされた。
山頂640m、遊郭跡でも標高300m上と知って言ってるのかわからないが
「はっはっはご冗談を」と一蹴した。
宝山寺駅でおります。
これは、、なかなかの古さを感じますねー
開業は大正4年です
無人駅でした。
振り返って駅舎をみると、、なんと美しい!!
大正とはいかなそうですが、ケーブルが全線開通した昭和4年製かなーって感じです。
正面の撮影は不可能なのです、、綺麗な看板建築のとこはみえない。。なぞ。
駅前がせまい路地、終焉を迎えているようなお土産屋や飲食店が並びます。
はぇーなんというか、西らしいに尽きる。
黄色いテントのお店のメニュー、良い味出してる〜多分もうやってない。
個人の味がある作りや文字が好きだなー。
これを見にきた。
ここから先は「現役」なので、一部写真はコソコソしたものになります。
買いもしないのに写すのもちょっと気が引けますね。。買っていいなら買って話聞きたいけど、そういうのはマナー違反なんだろうな。
寶山寺の門前町、精進落としの遊郭?と思いきや、この街並みが出来始めたのは明治から、そして現在の形になったのは大正4年のケーブルカーが運行したことによる需要を見込んだ大阪人が置き屋を作ったのが始まりです。
最盛期は置屋100件、そして置屋認定地区とされました。
生駒で芸者などが置かれ演舞場があったのは麓の方です。
山の上の方は芸者だけど「芸事がなにもできない芸者」不身転芸者と四畳半で安価で遊べる場所になりました。
不身転(みずてん)元は花札の言葉、札をみもしないで手当たり次第に出す。
今回来た生駒新地は不身転芸者が居た、、いる所です。
この安っぽさがいい。
ちょっと東と西の文化の違いが出たのでまとめさせていただきます。
私は「不身転芸者」という言葉を奈良で初めて知りました、なぜなら東京の花街には無いからです。
東京では芸者(新橋や向橋)と遊女(吉原)が明確に分けられていました。江戸城のお膝元で違う「免許」の仕事をしたら直ぐ検挙されます。
関西でも検挙していたのですが、全然追いつかず(笑)結局芸者と遊女の間にみずてん芸者ができたそうな・・・現代でも調べるとさまざまな風俗業に差がありそうですね。
ひっそりとしていますが、営業中です。
4畳半でちょちょいと、っていう感じの建物が連なっています。
現役も転業も混ざっちゃっているのでわからないけど
屋号は飛田と同じ感じですね。
危険な急斜面にへばりつく建物たち。
こちらは車で来た人用のネオンサイン。
バスやタクシーの待合室
戻ります、現在は外国圏の宿にジョブチェンジしている店もある。
どのお店が営業中かは調べればすぐでます、Youtubeでは利用した人の動画があった。
哀愁漂う建物がたくさん。
やたらめったらあった占い屋の看板。
非常に入り組んだ路地もあります。
転業旅館はほぼ潰れています。温泉でもなく、不便で店も無い所にわざわざ宿泊しにくる人は少ないと思う。。
開いてるね
料金は良心的で時間も長いそうです、のんびり楽しみたい人向け?
少し下に降りるとオシャレカフェや個人宅にリフォームされている建物も出てきます。
油断すると転びそうで怖い。。
ただのボロ屋かと思ったら
奥には手作業の吹付壁(お高い)の部屋がみえました。
すりガラスにガス灯の跡
下りだけで足がガクガクです、、翌日お互い筋肉痛になりました。
下り切った左手に「パレス温泉」と描かれた素敵な建物が。
閉業してしまっています「パレス温泉」
素敵なタイルで彩られています。
歴史は浅いですが、大変面白い山の上の新地でした。