タイヤ交換した後の店員さんの注意事項を聞いて(道路にでたとたん転ぶ人がいる的な)いつも思うんだけど。

皮剥きってさ〜なんで店でやらないんだろう・・クルクルーってまわして紙ヤスリかければ終わりそうな気がする。むしろメーカーが剥いた状態で売ればいいのに。

しない理由が知りたい。

 

 

明治大学博物館にアイアンメイデンがあるというので行ってきました。

入場無料!

 

有名なのがメイデンがある「刑事部門」の展示ですが、身近な文化の展示もたくさんあって面白かったです。

絵付けの説明。

工程が日本画と同じ。焼くと縮むんですね、、それすら知らなかった。

 

日本中の工芸作品。生活からかけ離れた芸術は一つもなく、かえって面白い資料館でした。ゴザの座布団懐かしい〜

 

刑事部門

前身は昭和4年、法学の研究のためにつくった刑事博物館です。

 

刑罰に使われた道具は「使用後に焼却」だったので、当時でも実物はほぼありませんでした。

当時を知る職人さんにできるだけ正確に作ってもらいました。

人が目を背ける文化にいち早く着目していたってすごいですね、この博物館がなかったら時代小説もうまく作れなかったかも。

 

アクリルのマネキンが持つ「捕物三道具」

時代劇小説や漫画でお馴染みのトゲトゲのやつ

無限の住人ですごく痛そうな描写が多かったのはここを見て書いたからかも〜

 

想像の10倍くらい尖ってた、こりゃ服も引っ掛けられますわ。。

捩って捕まえてるシーンをみました。

 

地獄の鬼の持ち物ですかね?

服を狙うより肌にがりがりな傷を作って戦意喪失を狙ってそう。。。

 

人相書き

江戸の刑罰で重いのが「親殺」「謀計」「主殺」「関所破り」

これをした人は似顔絵を書かれて番所などに送られます。

って・・イラストじゃないのね〜文字なのね。

 

牢屋の中は囚人達に自治権を与えていました。

ハイカラさんで読んだ「牢名主」さんは無意味に威張っていたわけではなく、

そういう立場だったのですねぇ〜「牢名主」は役付き囚人と呼ばれていました。

あの畳を積み上げて座っているシーンは忘れられません。私も家の座布団を積み上げて牢名主さんやりました。

 

看守の責苦には4種類あってそれをさらに2つに分けます。

「牢問」(ろうどい)・・笞打(むちうち)、石抱き

 

「拷問」・・釣責

海老責がどちらにあてはまるのか未だ未解決です。

 

ちなみにほぼ行われていなかったそう。

拷問なんかしたら「証拠もろくに集められない無能役人」のレッテルが貼られるそうです。

 

裁判は行政官が行っていて、奉行は裁かなかった。

実際に刑罰を決めるのはもっと下の人たち。

奉行は最後に白州で言い渡すだけ。

死刑は下役が牢屋で言い渡します、「死の汚れ」を嫌っていたのかも。

上訴制度はなし。

 

刺青一覧表。主に「盗み」の罰

どの地域で罪を犯したのかがわかるようにしていた。

今の制度よりよっぽど抑止力あるね。というか盗みくらいで一生背負わせるってすごいな。。現代より厳しいじゃん。

 

「ノコギリ引き穴晒し箱」ホラーやん・・

2日顔を晒してからギコギコとします。「主殺」の刑罰

ギコギコする人のメンタルが心配です。。

 

俵は箱の入り口を押さえる重しかぁ

 

獄門首台木五寸釘が下から打ってあるん。。

死んでてもここに首を乗せられたら痛そうじゃぁ

 

紙幟。市中引き回しの際、先頭に掲げられて

刑罰後には刑場に立てた。

 

貼付柱(男性用)女性用は足がまっすぐ。

脇を槍でブスッとさす。

 

 

火罪木(かざいき)放火犯にのみ行われる。同害報復刑

絵でみるよりも実物の存在感ってすごい。校外授業でここに来させて良い。

 

 

実物大ギロチン

 

鉄の処女

 

当初は針はついていなかった。

恥辱刑(変な格好をさせて辱める刑)(道徳を守らなかった人の罰)の道具だったのでは?ってなってる。

 

これは針付き、長すぎてうまく刺さらず閉まらないと思う〜

 

締罪柱(こうざいちゅう)縛首の設備

高さ低い!健康ぶらさがり器くらい。

 

錘を縄につけて、足元の板をはずす。

 

柱の裏のロープに重しを・・つまりジリジリ締め殺すってわけだ。

勢つけてがつーんって落とせば首も外れるだろうけど、これは苦しそうじゃ。

実際なかなか死なず相当に苦しむ事で問題が多かった逸品。

 

あんまりに死に様がひどかったので、すぐに現在の形に改良されました。

執行する方のメンタルの問題ですよね?

他にも化石とか色々あります。けど、ここの展示が一番面白かったです。

おすすめ!ぜひぜひ。