2024年に観た新作映画ベスト10
あけましておめでとうございますッ!(`・ω・´) キリッ いつの間にやら52歳なのに、こんな書き出ししかできない己を恥じつつも! とりあえずは、かつて2014年の正月にYOU伊東くんがブログに貼っていたのを目撃して以来、羨ましくて毎年必ず貼るようになった「正月っぽいジャン=クロード・ヴァン・ダムの素晴らしい動画」を堪能してくれよな!(唐突なタメ口)
2025年はヴァン・ダムイヤー! みんな、動画を観たら「いいね」もちゃんと押してくれよな!(引き続きタメ口)
さてさて、例によってご報告しますと、2024年に「劇場で観た新作映画」はトータル227本(邦画81本/洋画146本/試写で観た2025年公開作「BLUE FIGHT 蒼き若者たちのブレイキングダウン」は省く)。「劇場で観た旧作映画」は16本で、「複数回観た新作映画」をプラスすると、劇場に足を運んだ回数は262回でございます。なお、2024年の「アクションシーンから選んだベスト10」については、いつもの「映画野郎」に寄稿させていただいてるんですけれども。当ブログとして、今年は劇場で観た227本から「課題作品にならなかったリスナー枠の映画ベスト5」を抜いた222本の中で、私なりのベスト10を選出いたします。ちなみに、普通に作品のネタバレを書いてますので、映画の内容をあまり知りたくない人は気をつけて (o^-')b キヲツケテ!
第10位 フィスト・オブ・ザ・コンドル

2月7日にシネマート新宿で鑑賞。よく「ベスト10に入っている時点でベスト1位」みたいなことを書きがちな私ですが、本作は決してベスト1位には選ばない感じ(余計な書き出し)。ただ、“ラテンドラゴン”マルコ・サロールと、その盟友エルネスト・ディアス=エスピノーサ監督が創り出したオリジナル拳法「コンドル拳」はいろいろな意味で「お見事!m9`Д´) ビシッ」の一言。南インド拳法「カラリパヤット」の使い手であるエヤル・マイヤーとのラストバトルは、「ドラ道」オマージュの長すぎなウォーミングアップも含めて愛してる。相互フォローしている方がわざわざあつぎのえいがかんkikiまで観に行ってくれたのもうれしかったなぁ…。もうね、低予算感が半端ないし、映画としてはアレなところも多いけど、好事家は観てみてッ!
第9位 チャレンジャーズ
「男女の三角関係を描いたテニス映画なんて観るかよ(苦笑)」的な気分だったものの、相互フォローしている方々が「今年ベスト」と口々に絶賛していたので、どうしても気になってしまって、9月19日に下高井戸シネマにて鑑賞。極端に書くと、なんかBL好きの女性が妄想を現実化したみたいな作品で、「これが観たかったのよォォォォーッ!ヽ(`Д´し ソレヨ-ッ!」みたいなラストのゼンデイヤには爆笑しました。監督がこだわったという音楽も含めて、本当に好きです。
10月19日、あつぎのえいがかんkikiにて、「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」とハシゴ鑑賞。「ナイスデイズ」に関しては、阪元裕吾監督がアクション監督の園村健介さんと磨いてきた近接戦闘アクションがまた一段レベルアップしてて最高だったけれど(伊澤彩織さんと髙石あかりさん、そして池松壮亮さんには脱帽!)、本作を観ることで「あの場面はどうしてああいう流れにしたんだろ?」などと疑問に思った部分が氷解して、本当にタメになりました。関わったみなさんに頭が下がるというか、素晴らしい「プロフェッショナル映画」だと思います。今さらですけど、アクション映画を作るのって大変なのね… (`Δ´;) ガンバッテクダサイ...
第7位 無理しない ケガしない 明日も仕事!新根室プロレス物語
2024年は「アイアンクロー」や「家出レスラー」といった「プロレス映画」が何本か公開されていたので、このドキュメンタリーもどうしても押さえておきたくて、8月10日に大和ヒロシ選手による君津市自主上映会にて鑑賞。頭硬めな「昭和のプロレスファン」の私は、「新根室プロレス」のようないわゆるインディー団体を舐めがちなところがあるんですけど(汗)、本作の主人公であるサムソン宮本さんの生きざまには胸を打たれました… (iДi) スゴイナー 宝島のムック風の作りのパンフも良かった。あらためて「プロレス」について考えさせられたし、いつか富豪になったら根室までプロレスを観に行こうと思っております。
第6位 サユリ
実質ベスト1位。9月22日にT・ジョイ SEIBU 大泉で、10月9日に川崎チネチッタで鑑賞。私は常々「心霊現象は人間の精神に攻撃してくるものなのだから、心の持ちようで勝てるのでは?」と考えていたんですが、その妄想を映像化してくれたかのようで深く感動いたしました。押切蓮介先生の原作漫画(これはこれでとても面白い!)を読んでから映画を観たら、太極拳要素など、実写化するにあたって改変した部分がよくわかったのも楽しかった。元気ハツラツ、(自主規制)マンマンッ!Σ(°д° ) クワッ!
第5位 シャクラ
実質ベスト1位。1月11日にTOHOシネマズ日比谷で、2月8日にあつぎのえいがかんkikiで鑑賞。ドニー・イェン主演作は基本的に劇場で観る主義だけど、そんなに期待していたわけではなく。なんとなく「まぁ、長い付き合いだしな」ぐらいの気持ちで足を運んで観たら、超面白かった!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ! やっぱりドニー・イェン×谷垣健治アクション監督のタッグはさすがだなぁと感心することしきり。初見時は登場人物の区別がつかなかったりもしましたが(汗)、近年のドニー・イェン主演作ではぶっちぎりで好き。武術の達人がその戦闘力をフルに発揮して大量の人間をぶちのめす映画が観たい人は要チェックの1本ですぞ。
第4位 マッドマックス フュリオサ
実質ベスト1位。5月10日にワーナーの試写室で「字幕版」、5月17日に同じくワーナーの試写室で「字幕版」、5月23日にグランドシネマサンシャイン池袋のプレミア試写会にて「ULTRA 4DX・吹替版」、6月1日にTOHOシネマズ新宿にて「MX4D・吹替版」、6月2日にグランドシネマサンシャイン池袋にて「IMAX・字幕版」、6月20日に新宿バルト9で「Dolby Cinema・字幕版」、6月29日にTOHOシネマズ海老名にて「字幕版」を鑑賞。映画史に残る傑作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の前日譚ということで、「まぁ、あれを越えるのは無理だしな…」と、それなりの期待値で観てみれば、予想以上のスゴさに度胆を抜かれましたYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォォッ! またもや「観たことのないアクション」を提示してくれたし(特にオクトボス率いるモーティファイアー軍団との死闘!)、内容的にも「ガッツの大切さ」をあらためて私に教えてくれたにもかかわらず、7回鑑賞→V8を達成できなかったのが心残りですな。あと、「映画.com」から原稿依頼がきたのも良い思い出になりました…(しみじみ)。
第3位 ミッシング
実質ベスト1位。6月23日にグランドシネマサンシャイン池袋で鑑賞。「自分の子どもが失踪する」という内容がハードすぎるので、全然観たくなかったんですが、しかし。周囲の評判があまりに高いので観てみれば、凄まじく泣かされ、心を揺さぶられました。ハッキリ言って、吉田恵輔監督の最高傑作ではないでしょうか。私的には「火垂るの墓」級の大ダメージを食らったので、もう二度と観ないと思いますけど、未見の方はぜひ!(o^-')b ミテミテ!
第2位 デッドプール&ウルヴァリン
実質ベスト1位。7月26日に新宿ピカデリーで「字幕版」、7月27日に同劇場で「吹替版」、8月3日にユナイテッド・シネマとしまえんで「字幕版」を鑑賞。私の映画仲間が「内輪ネタみたいなのがわからなくて、全然面白くなかった」と言ってて、その気持ちはわかる。「ストーリーが雑」「意味のないアクションシーンばかり(特にデップー軍団は酷い!)」といった意見も本当にわかります。ただ、「ブレイド」の頃から20世紀FOXのマーベル作品を観てきた身としては感情移入せざるを得ない…というだけでなく。今年の5〜6月にかけて仕事で大失敗をしましてね…(遠い目)。上司および取引先から「大口を叩いた無能」的な扱いを受けることになった私的には、かつての失敗を取り返そうとするローガンがまったく他人事には思えず、勝手に思い入れまくって涙が止まらなかったというね。そりゃあさ、「デッドプールとウルヴァリンが組んでマドンナの曲が流れれば無敵なんだ」って、どんな理屈だよムチャクチャじゃねぇかって心底バカバカしくなりますが(苦笑)、とはいえ、デッドプールとウルヴァリンが組んでマドンナの曲が流れれば無敵なんだYO!ヽ(TДT)ノ ナンダコレ
ということで、聴いてください。マドンナで「Like a Prayer」↓(ラジオパーソナリティ気取りで)
第1位 ボストン1947
9月7日に横須賀HUMAXシネマズにて「トークショー&マラソンイベント付き」、10月2日に新宿武蔵野館で通常版を鑑賞。「カン・ジェギュ監督作だし、スポ根モノだから、普通に面白いだろうな」程度の気持ちで観たら、超感動ッ! そりゃあいわゆるスポ根モノとしてスーパーよくできててハートがボーボー燃えるんですが(イム・シワン演じるソ・ユンボクは、お母さんにご飯を届けるために山道を走り始めたのだッ!)、「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」のような「年長者が下の世代を守り、大事なものを継承すること」の大切さがしっかり描かれていた部分にもまた号泣。ハ・ジョンウが演じたソン・ギジョン監督もカッコ良かったけど、私的にはペ・ソンウが演じたナム先輩みたいになりたいと強く思ったり。
さらに上映後のマラソンイベントに参加することによって、私がよく走らされていた警察官時代を思い出したりしつつ、イベントに関わった人たちの優しさに触れたりもして…(特にモデルとなったソン・ギジョン監督のお孫さんと話せた時間は宝物)。そういった映画体験も含めて渾然一体となって脳内でスパークした結果、今年観た映画の第1位となっただけでなく、これからの人生でも絶対忘れない1本になった次第。正直なところ、パンフに掲載されてた岡本敦史さんのコラムを読んで、「えっ、私が感動したその部分は作り話なの!?Σ(゚д゚;) マジ?」と思うところがなくはないけれど(汗)、でもやっぱりとてもとても大好きな作品だし、私は本作をキッカケに9月から定期的にジョギングをするようになったのでした(なんとなくドヤ顔を添えてーー)。
ということで、予告編を貼っておきますね↓ 配信が始まっているので、観てみてッ!
以上、2024年のベスト10はこんな感じでございます。正直、今回はかなり迷いましたよ…。他の人のランキングを見て、「あ、この人がちゃんと推しているから、これは外してもいいかな」とか思ったりもしてね。まぁ、所詮はランキングなんて“その人の好み”なので、あまり気にしないでいただけるとありがたいです。なお、「ベスト10には入れなかったけど、実はベスト10の映画」もたくさんあるので、最後に40本に絞ってリストアップしておきますね(「課題作品にならなかったリスナー枠の映画ベスト5」を除く)↓
以上、「2024年に観た新作映画ベスト10」でした。今年もよろしくお願いいたします (・∀・) ヨロシクネ








