アナと雪の女王2(吹替版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

アナと雪の女王2(吹替版)(ネタバレ)

アナと雪の女王2※一部、追記しました(2020/1/5)



原題:Frozen II
2019/アメリカ 上映時間103分
監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
製作:ピーター・デル・ベッチョ
製作総指揮:バイロン・ハワード
原案:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
脚本:ジェニファー・リー
編集:ジェフ・ドラヘイム
音楽:クリストフ・ベック
歌曲:クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス
日本版エンドソング:中元みずき
声の出演:イディナ・メンゼル、クリステン・ベル、ジョシュ・ギャッド、ジョナサン・グロフ、エバン・レイチェル・ウッド、スターリング・K・ブラウン、アルフレッド・モリーナ、マーサ・プリンプトン、ジェイソン・リッター、レイチェル・マシューズ、ジェレミー・シスト、キアラン・ハインズ、アラン・テュディック
声の出演(吹替版):松たか子、神田沙也加、武内駿輔、原慎一郎、吉田羊
パンフレット:★★★☆(880円/コンセプトアート集が付いていて、本として良い感じ)
(あらすじ)
雪と氷に覆われたアレンデール王国に陽光を取り戻し、深い絆で結ばれた姉エルサと妹アナ。氷や雪を操る魔法の力を持つ“ありのままの自分”を受け入れたエルサと、明るいキャラクターが持ち前のアナは、仲間たちに囲まれて幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、エルサにしか聞こえない不思議な歌声により、姉妹は未知の世界へと導かれる。それは、エルサの魔法の力の秘密を解き明かす冒険の始まりだった。姉妹は仲間のオラフやクリストフとともに、数々の試練に立ち向かっていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※今回の記事は、自分の娘に関するどうでも良い文章が中心であり、ちゃんとした感想を期待すると腹が立つ可能性があるので、そういう方は読まない方が良いです。
※本作については、宇多丸師匠による的確な時評を読んだり、町山智浩さんの「映画その他ムダ話」の解説(220円)をチェックすれば十分じゃないかな。


そりゃあ前作の「アナと雪の女王」は好きな映画でしてね。当時はまだ3歳だった娘のマナ子(仮名)が通う保育園では主題歌の「レット・イット・ゴー~ありのままで~」が大流行していて、娘もよく歌ってました(微笑)。Blu-rayが発売されたら即購入→見せてみれば、すっかり夢中になってましてね…。「雪だるまつくろう」シーンの真似をした彼女が寝ている僕のまぶたを開けようとして親指を目に入れてきてスゲー痛かったのも、良き思い出なのでした (ノ∀・、) ウフフ


「雪だるま作ろうよ~」とアナがエルサを起こすシーンを真似したマナ子が…(「アナと雪の女王」より)。
雪だるま作ろうよ

僕にこんな目潰しをしてきたのも、今はとても懐かしいのです(「餓狼伝」より)。



ということで、娘が歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を貼っておきますね↓




で、続編となる本作については、現在、8歳に成長したマナ子と一緒に観ようと思っていたんですけれども。「興味なーい (・A・し」驚くほどの塩反応だったから、ガッカリですよ (´・ω・`) ガッカリ じゃあ、僕も観なくていいかな…と思っていたところ、愛聴しているラジオ番組「アフター6ジャンクション」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の12月6日放送の課題作品になったので、1人で観ることに決定。とは言え、仕事が忙しくて劇場へ足を運べずにバタバタしていたら、12月15日(日)は奥さんに予定がある→僕がマナ子と2人で過ごすことになって。何がしたいか聞いてみれば、マナ子ったら同級生から影響でも受けたのか、『アナと雪の女王』『すみっこぐらし』が観たい!川`Δ´) ツレテケ!」なんて主張してきたから、チャンス到来!Σ(°д° ) クワッ! 15日、新宿ピカデリーで朝イチの吹替版を観てきました(その後、カラオケを挟んで「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を鑑賞)。前作よりも好きでしたネ (´∀`=) ウフフ


この日は朝からマナ子が紅葉を拾って持ち歩いてまして。映画に出てきて、喜んでましたよ。


劇場にはこんな豪華な展示があって、もちろん娘と一緒に撮影しました ( ̄ー ̄) ニヤッ


朝イチの回だからなのか、1番スクリーン、7割ぐらいの入りだったような。


※追記:年明け1月4日、ユナイテッド・シネマとしまえんにて、妻子ともう一度、吹替版を観ました。



もうね、「えっ、そこまで省略するの!? Σ(゚д゚;)」と驚かれるほどにストーリーを雑に書いておくと、エルサだけに不思議な歌声が聞こえるようになる→つい反応して「未知の旅へー!ヘ(゚∀゚*し」と力を解放してみればアレンデール王国に四大元素の精霊が襲来して大パニック→アナたちと一緒に魔法の森へ行ってみれば、自分たちの母親は精霊とともに暮らすノーサルドラの民だったことが発覚→“北の果ての川”アートハランに行くとエルサが“5番目の精霊(フィフス・エレメント)”だったことも発覚→精霊たちが暴れていたのはエルサとアナのクソ祖父(死亡済み)が作ったダムのせいだった→脱ダム宣言!川`Д´)人(`Д´し ウォォォォッ! で、アナはクリストフと結婚してアレンデール王国の女王となり、エルサはノーサルドラで暮らすことになって終わってたんじゃないかしらん。


英語版の「イントゥ・ジ・アンノウン」を貼っておきますね↓




つい「脱ダム宣言」なんてフレーズを使ってみたけど、ムシャクシャしてやっただけで、別に「ダムの是非」などの問題提起をしたいワケじゃなかったんだーーなんてことはどうでも良いとして。本作については、宇多丸師匠の時評には「『続き』というよりは、二作セットでより物語的な完成度が上がる」とか「(アートハランは)リチャード・ドナー版『スーパーマン』における『孤独の砦』」といったところに合点がいったし、町山智浩さんの「映画その他ムダ話」の解説(220円)では「サーミ人の文化を盗用した問題」とかアルタ・ダム闘争を描いている」といったところが勉強になったし、もうこの2つをチェックすれば十分な気がするというか。僕ごときが感想を書かなくてもいいんじゃないかな…と思いつつも、まぁ、一応、適当に書き残しておきますと(無駄な前置き)。


なんとなく宇多丸師匠と町山智浩さんが触れていた「サーミの血」の予告編を貼っておきますね↓




そりゃあ映像やらCG技術やらに文句をつける部分は1ミリもないものの、ストーリー面では、飲み込みづらい部分がありました。例えば、宣伝コピーにあった「なぜ、エルサに力は与えられたのか」については、要は「母親がノーサルドラの民だったから」ということみたいですが…。そうなると「じゃあ、なんでアナに力は与えられなかったの?(゚Д゚)」的な疑問が浮かぶのが面倒くさい人間人情じゃないですか。「エルサは2つの民族の“最初の架け橋”だから特別に与えられた」ということだとしても、なんだかなぁと。そもそも「ダムが悪い」ってことなら、「ダムが壊れたら洪水が発生することを予見→王国の人たちを避難させるために石畳を操ったりできる」レベルの思考力&能力があるんだからさ、精霊たちの力でさっさとダムを壊せよと思っちゃうのは、神話+おとぎ話的な世界観の本作に対して意地悪ですかね (´∀`;) スミマセン


石の巨人にダムを破壊させれば良かったのでは…って、僕が何か見落としている可能性も…? (`Δ´;)



まぁ、百歩譲って、「エルサの力で2つの民族を仲良くさせるため」にしても相当まどろっこしい長期計画だと思うし…。それと、オラフの「消滅しちゃうしちゃう詐欺」にはちょっと飽きたし、「国王がノーサルドラの長を裏切った場面を氷の彫像にしたものをアナが見る→『ダムを壊せばいいんだわ!Σ(°д°し クワッ』」って連想できるのはあまりに察しが良すぎるし(あの彫像でわかるのは「祖父が悪い奴だった」ぐらいでは)、クリストフが大して役に立たないこと自体は気にならなかったものの、「恋の迷い子」を歌うシーンはメインの物語に直接関係してこない分、結構どうでも良かったです。
※追記:もう1回観たら、エルサから氷の彫像が送られてくる時に「ダムで魔法の力を弱らせた」云々の台詞も一緒に聞こえてくるので、上記に書いた「察しが良すぎる」ってのは僕の勘違いでした (´Д`;) スミマセン ただ、あの「台詞も一緒に送られてくる」こと自体が飲み込みづらいような気がしないでもないというか…。


クリストフがアナにプロポーズするラストは好きなんですけどね。



ただ、いろいろな要素が絡んで、前作以上に好みのタイプでしてね (〃∇〃) ウフフ まず、松たか子さんが歌う「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」「ありのままで」よりもストライクで、帰り道は娘と2人で「未知の旅へ〜 (´∀`(´∀`し」なんて歌いながら歩いたほど(注・サビだけをエンドレス)。他の楽曲も「恋の迷い子」以外は気にならなくて、ミュージカル映画として普通に楽しかったなぁと。それに、風・火・水vsエルサの能力バトルはどれも良かったし、エルサが氷パワーを全開するシーンの見せ方もカッコ良かったし…。ストーリー面では「姉妹が各々の道を行く“自立の話”」として良いと思うし、まったく役立たずのクリストフがアナから「ダムを壊す」と唐突に言われても1ミリも疑問を挟まずに協力する姿勢にはグッときたし、「5番目の精霊がエルサ」というオチ自体は大好きでして。やはりあれは「フィフス・エレメント」と同じというか、「エルサ=愛」ってことなんじゃないかと思って、「愛なんだ (´∀`=)」と勝手にホッコリした次第。


氷の力を使って、精霊たちと戦うエルサは最高でしたな。


いつか戦場に降りたって、気化冷凍法で敵兵士を次々と砕くエルサも見てみたい(「JOJO第一部」より)。



なんとなく「雅-MIYAVI-×玉置浩二」バージョンの「愛なんだ」を貼っておきますね↓




で、何よりも! 鑑賞後のマナ子ったら「全部面白かった!ヘ(゚∀゚*し」と気分上々↑↑であり、「ママと一緒にもう1回観たい!川*゚∀゚)=3」なんて言い出すから、僕のハートも燃えつきるほどヒートですよ(微笑)。ちなみにそれから一緒にカラオケへ行って、散々「夢をかなえてドラえもん」を聴かされてから、今度は「映画 すみっコぐらし」を観ましてね。「どっちが面白かった?」と聞いてみたら、「ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー!ヘ(゚∀゚*し」と即答したから、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ ううむ、何はともあれ、不満はあれど好きな部分が多いし、娘をここまで上機嫌にしてくれたのもありがたいということでね、トータルすると75点という着地でございます。何気に評価が賛否両論らしいし、一連のステマ騒動で若干のマイナスイメージが付いちゃいましたけど(汗)、作品のクオリティ自体はスゲー高いし、話題作なのでね、観ておくと良いんじゃないかしらん。僕も妻子ともう一度観に行く予定です。おしまい。




デジタル盤のサントラ。吹替版の曲も入っているのがうれしい。CD盤スーパーデラックス盤もあります。



1作目。僕の感想はこんな感じ



その後に作られた短編。僕の感想はこんな感じ



宇多丸師匠&町山さんが引き合いに出された映画。書いたことを悔いている僕の感想はこんな感じ



ダムは不要派のドキュメンタリー。ちょっと興味あります。



リュック・ベッソンが高校生の時に考えた映画。嫌いじゃないぜ (´∀`) アイナンダ