アレッポ 最後の男たち(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて

アレッポ 最後の男たち(ネタバレ)

アレッポ 最後の男たち



原題:De sidste maend i Aleppo
2017/デンマーク、シリア 上映時間104分
監督:フィアース・ファイヤード
共同監督・編集:スティーン・ヨハネッセン
製作:ソーレン・スティーン・イェスパーセン、カリーム・アビード、ステファン・クロース
撮影:ファディ・アル・アラビ
編集:マイケル・バウアー
音楽:カルステン・フンダル
出演:アレッポの人たち
パンフレット:なし
(あらすじ)
昼夜を問わず爆撃が続くシリアの街アレッポを、人々が逃げ惑う中、瓦礫に埋もれた生存者を助けようと、民間のボランティア団体「民間防衛隊」=通称「ホワイト・ヘルメット」の男たちが駆け巡る。いつまた爆撃があるかも知れない危険な状況下で、自身にも守るべき家族がいる男たちが、それでも自らの命を懸け、家族を危険にさらしてもそこに留まるか否か決断を下す。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




100点


現在、「2019年に観たにもかかわらず感想をアップできなかった映画」が77本ありまして。「ごめんなさい、ごめんなさい!」と泣きながらブログを書く日々なんですけど(涙)、本日は「ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」の感想をアップしたということで、なんとなく同じ日に観たドキュメンタリー繋がりとして本作の記事も更新しておきますよ。2019年某日、適当に上映情報をチェックしていたら、本作を見つけましてね。「そう言えば宇多丸師匠が褒めてたっけ!(゚Д゚)」と思い出したので、前売り券を購入。5月16日(木)、有楽町で「ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ」を観てから渋谷へ移動して、シアター・イメージフォーラムにて鑑賞いたしました(その後、「ナイトクルージング」をハシゴした…というドキュメンタリーまみれの日))。「おみそれしました m(_ _)m」と思ったり。


前売り特典は「ポストカード」でした。


劇場は地下の方だったかな…。観客は10人ぐらいいたような気がするな…(うろ覚え)。


鑑賞後の僕の気持ちを代弁するレスラーたちを貼っておきますね(「餓狼伝」より)。



シリアの街アレッポにて、空爆による瓦礫に埋もれた生存者を助けるために活動する民間のボランティア団体「民間防衛隊」(a.k.a.ホワイト・ヘルメット)を描いた本作について、宇多丸師匠ったら「『空爆』という漂白された言葉の向こうに広がる、あまりにも過酷、だが同時に、あまりにも人間的な真実。この映画を観るまで、僕はその想像力をまったく欠いていた。」なんてコメントをされているんですが、まさにその通りというか(尻馬に乗った文章)。ハッキリ言って、今までの僕は「○○がどこどこを空爆しました」的なニュースを耳にしても、うれしそうに、「犠牲者に日本人は、いませんでしたか!(`∀´)」「いませんでしたか!(`∀´)」「いませんでしたか!(`∀´)」と思うぐらいで(なんだこれ)、すぐ横になって尻をかきながらポテチをバリバリ食ったりと、親身に考えたことはなかったんですけれども。今回、その「モロに空爆された側」の事情を目の当たりにして、己の想像力の欠如っぷりに愕然としたというか。映画には犠牲者(子どもも含む)の死体だけでなく、家族を亡くした人たちもバンバン映るので、さすがに見るに堪えない場面も少なくなかったというね…。


地獄のような現場と命がけの救助シーンが流れまくるのです。



「ホワイト・ヘルメット」については、シリア政府とロシア政府はテロ組織扱いしていて、フェイクニュースが出回ったりもしましたが、その活動はやっぱりスゴいのひと言ですよ。本作で中心的に描かれるのはハレドという人でね、2人の娘の父親なんですが、あんな街に家族と暮らし続けること自体が無理ゲーっぽいのに、さらに救助活動までするなんてさぁ…。そんなの僕には絶対無理だし、本当に頭が下がりました。率直に書くと「娘のことを考えるなら、そんな危険な活動はやめて別の国に行きなよ (・ε・)」的に思うところがあったものの、とはいえ、「彼は“娘がいるからこそ”やっているんだろうな」って考えたりもして。あーでもないこーでもないと知恵熱を出しながら観ていたら、ちくしょう、映画のラストでハレドは死んじゃうからさ、それ、みたことか!ヽ(TДT)ノ バカァァァァッ! もうね、何も言えないですよ、何も。


実在の人がラストに死ぬって、どんだけヘビーな映画なのかと。



というワケで、撮る人も出る人も命がけだった本作は100点。ああん、「2019年の新作映画ベスト10」には入れなかったものの(だって好きな映画が多いのだもの…)、本来なら1位にしたいほどスゴいドキュメンタリーだったし、観る機会がある人はぜひチェックしてほしいところです。で、鑑賞してから僕は意識が高まって、そういったニュースをチェックするようになった…なんてことはなく。結局は、どこか遠い国で起こった大惨事、TVで眺めてる幸せな午後三時。まぁ、所詮、僕程度の人間がやれることは限られているのでね、とりあえず一昨年から始めた身近な子どもたち関連のボランティア活動を粛々と続けていこうと思います。


ちなみに劇場ではアレッポ石鹸が売られていたので、何らかの支援になるかと思って1つ購入。


ただ、僕は肌が弱いから石鹸は無添加しか使わないんだよな…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、ペッ



おしまい ( ゚д゚) ナンダソリャ




Netflixにある短編ドキュメンタリーのサントラ。こちらもヘビーでしたよ ('A`)



こういった本を読んでおいた方が良いんでしょうな…。



非常に連想した命がけのドキュメンタリー。僕の感想はこんな感じ